こんにちは、デザイナーのYugoです。
Colorkrewには2019年春に入社しまして、自社サービスやクライアント向けのクリエイティブ全般を担当しております。
私は偶然にも、新卒入社したWEB制作会社でisao.netのサイトリニューアル(2006年)を担当し、Colorkrewではまだ社歴の浅い新人ですが、ISAOという社名にはとても愛着があったつもりです。
社名変更の流れについては、PRだーはらさんの記事を読んでいただきたいと思いますが、そんな愛着のあるISAOの社名変更ということでプロジェクトに参画することになりました。
Colorkrewのデザイン組織
現在Colokrewでは私含め5名のデザイナーが在籍しており、少数精鋭で頑張っています。
・在籍15年、Colorkrewのほぼ全てを知るデザイナー
・デザイン未経験でColorkrewにjoinした新卒2年目デザイナー
・Colorkrewが気に入って日本に住むことを決めたドイツ人デザイナー
・普段はフロントエンドコーディングメインのコーダー兼デザイナー
と、同じレベル感やバックグラウンドで集まっているメンバーではなく、社名に負けないくらい多様性のあるチームだなと感じています。
ただ、Colokrewのデザイナー組織は小規模で、社内でもデザイナーって普段どんなことをやっているんだろう?という声を聞くことも少なくはないです。
そこで自社サービスである「Goalous」を利用して、インナーブランディングも兼ねたロゴリニューアルをしようと思い立ちました。
一日一案!大量にできたロゴ案
Colorkrewのデザイナー組織はとても小さいので全員のリソースを割くことは容易ではありませんでした。
隙間時間を利用したり正月休み中もアイデアを膨らませたりと、努力の甲斐あって結果、25案ものロゴデザインを作成し、社内向けにプレゼンを行いました。
こちらがその25案です。
マイナーチェンジやお見せできないボツ案なども含めると60案はあったのではないでしょうか?
中には営業メンバーの投稿も…!
こういう時、Goalousはとても良いツールで、毎日12時にロゴを投稿するとリアルタイムに即フィードバックがあり、コメント欄で盛り上がっていただいたりして、「毎日色々なアイデアが出てきてとてもワクワクする」という意見も多くいただきました。
それと同時に、各デザイナーがどんな思想や背景を持ってものづくりをしているのかを少しでも伝えられたのではないかなと思います。
最終候補
社内アンケートや社名変更プロジェクトチーム、デザイナー間での話し合いを経て、結果こちらのロゴが最終候補に残りました。
最終的に、IT企業としての先進性や親しみやすさを意識して全体的に丸みを持たせたり黄金比にマッチするような調整を行いました。
ロゴタイプはサンセリフ(「はね」や飾りがないフォント)かつ全て小文字で、文字数の長さを感じさせない工夫をしています。
フォントは複数のベースフォントを改変し最適化したものになりますので、Colorkrewオリジナルフォントとして社内利用できるように鋭意製作中です。
コンセプトはISAOのレガシーを大切にしつつ世界進出を目指す、というところでシンボルに以下の意味合いを持たせています。
ISAOから継承する「世界のシゴトをたのしくするビジョナリーカンパニー」というビジョンをより明確にうち出すために、複数の点で「Go Global」の意味を込めたシンボルになっています。
分断された各々のカラーパーツは、Colorkrewが進出していくべき世界の5大陸を表現し、なおかつISAO由来の4つのカラーを利用した地球の具象へ。
白抜き部分は、カラクリとして隠し図形になっており、躍動した「人」をモチーフに、ビジョンを体現するポジティブなイメージを訴求しています。
全世界共通の普遍的なモチーフである「人」のシルエットを用いることで、世界で活躍できる人材の多様性や、エンジニアの技術力でITを進化させていく様を表現しました。
まとめ
結果的に、Colorkrewという会社が世界に向けて新たな出発をしていく上で、とても良いロゴができたという自負があります。
Colorkrewはバリフラットなどの独自の制度を通してアウターブランディングを推進してきた会社です。
今回のCIリニューアルを通して、インナーブランディングとしても、私たちは何を目指しているのか?という価値観を共有・浸透させるきっかけになったのではないかと思います。
次回は、モーションロゴについてお話しします。
『ColorkrewのCIリニューアルについて 〜モーションロゴは一日にして成らず〜』
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