シゴトたのしく!は正しいのか

Colorkrew(以下、カラクル)は、世界のシゴトをたのしくするビジョナリーカンパニーを目指し、GoalousMamoruなどのサービスを展開しています。

今回は、そもそも仕事とは楽しくあるべきなのか、それとも厳しく苦しいものなのか、と世代間で意見が割れそうな話題を考えてみたいと思います。

仕事は苦しくて当然という考え方が当たり前だった平成初期

僕が社会人になった27年前、多くの社会人の先輩は「仕事は厳しく、苦しいのが当たりまえだぞ」と教えてくれました。

もちろん「楽しくやるべきだ」という人もいましたが、少数派だったと記憶しています。

「なんかイヤだなぁ」と思いつつも、「そういうものなんだ」と思っていました。

あれ?全然苦しくない!?の経験

働いてしばらく経って振り返ったとき、僕にとっては仕事は苦しくないということがだんだんわかってきました。

むしろ楽しい。

できないことができるようになっていくことの喜びもありますし、チームの関係がとても良かったので、先輩方にもとても良くしてもらったからかもしれません。

ただ、周りには確かに苦しそうに仕事をしている人たちも結構いました。

仕事は厳しい

一方で「仕事は難しいし、厳しいな」とは感じていました。

若い頃はできないことが沢山ありますし、経験が浅いので、いまだったらなんでもないことでも、つまづきまくります。そういう観点では、日々プレッシャーもあり、厳しさもしっかり感じていたことを覚えています。

難しい・厳しいとは思いつつも「楽しい」と感じていました。

では、苦しいと思っている人たちとの違いはなんだろう、また何が苦しさを生み出すのかを考えてみたいと思います。

仕事そのものが苦しい

一つは「仕事そのものが苦しい」です。

  • 長時間労働で身体がキツい
  • 難易度が高すぎる
  • 無意味だと感じる仕事をやり続けているので苦痛

などの理由があるでしょうか。

ただ、こういった要因に関しては、現在ではどんどん少なくなっているのではないでしょうか。

現代において、長時間労働は悪という考え方は徹底してきています。

コンプライアンス的な観点から、スキルとギャップがありすぎる仕事に取り組まなければならないこともあまりなさそうです。

また、人間がやらなくていい単純作業などはどんどんコンピューターや機械がカバーしていく傾向です。

そう考えると、「仕事そのものが苦しい」は昔と比べるとどんどん少なくなっているはずなのです。

人間関係が苦しい

仕事そのものの苦しさ以外で、理由としてありそうなのが、人間関係です。

仕事の人間関係は、普通の人間関係と違います。

通常は、人と人との関係はフラットですし、お互いに求めなければ関係を継続する必要はありません。

しかし、仕事の人間関係は、フラットでもなく、それを求めていなくても関係を続けていかなければならないものです。

ある調査によれば、半数以上の人が人間関係の難しさが原因で転職を考えたことがあると答えています。

その中でも、先輩や上司との関係、いわゆる「縦の関係」が最も難しくなりがちです。

理不尽が苦しいの正体

実は僕個人的には、20代の頃でも「縦の関係」は難しくありませんでした。

いま振り返るとそれは、理不尽がなかったからだと思います。

いわゆる昭和型の上司部下モデルは、パワーバランスでは上司が圧倒的なので、部下は最終的に言うことを聞かざるをえません。

議論をしていてもフラットにできず、「アイデア」ではなく「誰が言ったか」で物事が決まっていきます。

その上で、上司から部下に「やれ」という命令(指示)になれば、”理不尽”なことをされたというモヤモヤが残ります。

この”理不尽”が、人間関係における苦しいの正体だと僕は思っています。

仕事苦しいは悪

仕事そのものが苦しいのは、テクノロジーの発展した現在において、時代遅れになっているということ。

時代に遅れればその会社はダメになっていくので、当然なんとかするべきです。

そして、人間関係が苦しいに関しては「無駄なストレス」ですので、これも解消するしかない。

カラクルはバリフラットで役職もないので、自然に縦の関係のストレスはない仕組みにはなっていますが、一般的な階層型の会社でも、役職を「役割」とみなして、人としての上下関係をなくす努力をすれば解消に向かっていきます。

仕事そのものと、人間関係を改善すれば、まず「仕事苦しい」は脱却できるでしょう。

シゴトたのしい

では、この二つを解消すれば「シゴトたのしい」になるのでしょうか。

僕の答えは「NO」です。

苦しくない=たのしい、ではありません。

そこからたのしくするためには、まずはビジョンを持つこと。

そして、そのビジョンに向かってチームで挑戦し続けることです。

上司は、部下を評価する傍観者ではなく、部下の挑戦に一緒に取り組む。

そして、チームの総力をもってビジョンへ向かうことで、本当の意味での「シゴトたのしい」が実現できるのだと僕は思います。

チームで目標に突き進む社内コミュニケーションツールGoalousは、あなたのチームのシゴトたのしいを強力にサポートします。もしご興味あれば是非トライアルしてみてください。


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