情シスがオフィスの顔を一瞬で変えた!?「受付アプリ開発」秘話
こんにちは!ブランディングプロジェクトのだーはらです。
現在ほぼ在宅勤務の日々なのですが、久々オフィスへ出社したら、前々からお話聞きたいなーと思っていた人がたまたまいらっしゃいまして。
速攻インタビューのセッティング!
ということで、今回はColorkrew(カラクル)のイケてる受付アプリを開発した情シス担当の小嶋さんに突撃インタビューしてみました!
社歴20年!情シス、小嶋さんのあれやこれや
原田:急なインタビューですが、今日はよろしくお願いします!
小嶋:いえいえ、こちらこそ!
原田:前々から聞きたかった**「受付アプリの開発」**についての話の前に、まずは、小嶋さんのパーソナルヒストリーを少し伺えられたらなぁと思っているのですが。
小嶋:パーソナルヒストリーですか。どこから話せば良いですかね。一応私は、カラクルの中では、**最古参の方になるかな?**私より前にいたのは西村さんくらいかな?と。
原田:おぉ、なんと!では、20年プレイヤーってわけですね!
小嶋:そうなりますね。
原田:当時から、情シスのご担当されていたんですか?
小嶋:そうですね。当時は情シスという部門はなかったんですが、機械をメンテナンスする人は事業部ごとに1,2人いて、だいたいエンジニアとかが兼任していました。
たまたまパソコン直すのとかが得意だったので、そういう担当として働いていました。
原田:なるほど。20年間、同じ会社で情シス関連のお仕事をされているってことですかね?
小嶋:そうですね。家族曰く、「お兄ちゃんは色んなところをプラプラするより、一所でやっている方が向いている性格だよ」とは言われたことありますね。
原田:一途なんですね!
小嶋:一途というか。**「変化を嫌うタイプ」**なのかも知れないです。
原田:えー!?でもISAO※時代なんて、会社を転職したレベルの変革が何度もあったんじゃないですか?
※2020年6月1日ISAOからColorkrew(カラクル)に社名変更
小嶋:そうですね。会社の変革は多かったけど、自分自身の大きな変化ってあんまりなかったかなと。だから今回、声をあげて**「俺やります!」**って言ったのは自分の中でもすごい変化というか…
原田:受付アプリの開発のことですね?
小嶋:はい。元々この受付アプリの開発を担当されていた方がいたんですが、志半ばにしてこの開発が中断になってしまったんですよね。
でも、前任の方がやられているところは興味があって見ていたし、だいたいどんな感じで作っているっていうのは聞かせてもらっていて。彼のやりたかった事に、自分の考えているアイデアを組み合わせて完成させたいと思ったんです。
原田:なるほど。それで、ご自身でチャレンジしようと思われたのですね。
小嶋:はい。なかなか自分の中にはない変化が起きた感じです。
原田:私的には、小嶋さんのバックグラウンドをほとんど知らなかったので、受付アプリ開発されていることを知った時は**「情シスの方って、こんな簡単にアプリまで作っちゃうんだぁ…」**と驚きでした。
小嶋:あはは。実を言うとね、プログラミングを始めたのは10代の頃からだから、もう40年近くコードは書いてるんですよ。笑
原田:40年!?元々ゲームが好きだったとかですか?
小嶋:ゲームが好きだったというか、単純にコードを書くことが好きでしたね。CPUの説明とか書いているページ見ていると、面白くて2、3時間平気で時間潰せちゃうくらいです。
原田:ハァ…またもや私の脳との違いをガンガン感じます……笑
一番、受付で呼び出される情シスだからこそ見えていたもの
原田:受付アプリの開発について詳しく聞きたいのですが。
小嶋:そもそも、受付の表をメンテナンスしていたのは自分だったんです。みんなももちろん思ってたと思いますが、やっぱIT企業の受付っぽくないし、カッコ悪いよなーとはずっと思ってて。
原田:**IT企業なのに!**確かにイケてはなかったですよね。笑
小嶋:あとは、たまたま別件で音声認識のプログラムをちょっといじっていて。これを**受付アプリにくっつけちゃえばいいんじゃないか?**と思ったんですよ。
原田:なるほど。じゃあ元々別で考えていたアイデアが今回の開発に役立ったということですね?
音声で受付呼び出せるのはいいアイデアですよね。
小嶋:ありがとう。
原田:Goalousのアクションでこの開発の経過はよく拝見していましたが、すごいスピードで完成したイメージでしたが。
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社内SNS「Goalous」でアプリ開発の経過をみんなに共有![/caption]
小嶋:それは、受付アプリを作る前に、そのプロトタイプを1ヶ月、2ヶ月前に試しに作っていたからかもですね。
原田:あ、そうだったんですか?社内の声が上がってくる前から事前に準備をされていたんですか?
小嶋:自分の中でちょっと試したいことがあって、個人的に作業していたんですよね。そのプロトタイプが今の受付アプリの原型になってますね。
開発中に想定外の要望でつまずく。なのにワクワクが止まらない
原田:今回の開発で苦労した点とかありますか?
小嶋:ありますあります。実は仕様を決めないで、取り掛かってしまった点が1か所あって。
だいたい聞いていた内容は組み込んでいたんだけれども、みんなの似顔絵のイラストを入れてほしいと言われた時、これをどうやってデータとして埋め込もうかよく考えないままいきなり組み始めてしまって。
2回くらいそこでつまずいて作り直しになっちゃったね。
原田:なるほど。でも、社員のイラスト付きで検索できるのは分かりやすくていいなと思いました。
小嶋:そうなんですが。イラストを入れる想定ができてなかったんで。ここは盲点でしたね。
原田:でもなんか、苦労話されてるのにすごく楽しそうですね。笑
小嶋:いやぁ。正直、開発するのめちゃくちゃ楽しかったです。
原田:ほんとにお好きなんですね。
小嶋:はい、開発は本当に楽しいです。プログラムっていうのは言語なんですよね。コンピュータに対して、やってほしいことと、やっちゃいけないことを教える作業なんです。
原田:なんか教育するみたいですね。笑
小嶋:ほんと、そんな感じですよ。でも、その中でも一番面白いところは、使う人間が変なことをやろうとしたら先回りしてブロックしておけるというところなんです。
原田:というと??
小嶋:対策していないと、普通プログラムは動かなくなっちゃうところを、そこを押さえて先回りして**「それやっちゃダメだよ~」**って仕組みを仕掛けられるのが楽しんだよな~(・∀・)ニヤニヤ
原田:ってことは、プログラマーの方はそういう人の動きや、可能性をつぶすために良い悪いすべてを想定してないとできなくないですか?
小嶋:うーん。どうでしょう。コンピュータには正常系と異常系というのがあって、プログラミングができる人は、正常系の前にまず異常系がどんなものがあるかを把握できているんだと思いますよ。そこから1つの道が見えるとダダダダーと作れちゃうって感じかな?
原田:なるほど~。私には正常系も異常系も一生見える気がしないです。涙
情シスだけど。領域は自分の手で広げる
原田:今まで情シスの仕事をやってこられて、ご自身的にはどうですか?
小嶋:自分的には、情シスの仕事って本質的には向いてないなと思ってます。
原田:なぜそう思われるんですか?
小嶋:隅から隅まで決められた作業って実は苦手なんですよ。なにかしらミスが出る。
ところがプログラムは**「こういう結果がほしい」**という場合に、それを実現する手段が無数にあるわけです。
そこらへんを考えて効率の良いものを実装してゆく。
正しければプログラムは動く。間違えれば動かない。とてもわかり易くて、そういうところが楽しい。
そこで「この××ってライブラリの〇〇機能を△△なふうに使って…」とかマイクロマネジメントのように厳密に決められると、うぁぁぁあってなっちゃうんですよ。笑
わがままっちゃーわがままなんですが、カラクルは自由な手段を許してくれるからとても楽しい職場です。
原田:なるほど。今回のチャレンジのように小嶋さんが輝けて、楽しみながら貢献できる領域がどんどん増えていくといいですよね!カラクルはチャレンジする人をちゃんと評価してもらえますしね!
「こんなこともあろうかと!」
原田:今回のアプリ開発でAward受賞※もされましたが、いかがでしたか?
【Award****発表とは】
Colorkrew__では半年ごとに、素晴らしい活躍をした人を__Award__に選出して称えています。レベルに応じて、MVP+2__カ月、ゴールド+1__カ月、シルバー__0.5__カ月、ブロンズ_+0.2__カ月の追加賞与が支給されます。_
小嶋:そうですねぇ。今回、特段すごいことをやったわけではないんですけどね。ただ、前任の方のおかげもあって、割とやるべきことが見えていたし、結構スムーズにはいったかなとは思います。
私としては**「こんなこともあろうかと!」**ってやつですね。笑
原田:なんですかそれ?!なんかカッコいい言葉。
小嶋:自分の座右の銘というか。あるアニメのキャラクターの言葉なんですけどね。
この言葉を発するためには、そのための下準備を地道にしておかなければならないし、それがバチっとタイミング良くキマッたときはめちゃくちゃカッコいいし。だからこの言葉が好きなんですよ。
原田:な、なるほど~。(あるアニメの言葉…なんだろう…有名なやーつかな??検索検索…)
小嶋:技術者なら一度は言ってみたい言葉だと思いますよ。
原田:人が**「あったらいいな、こういうのほしいな」**と思うであろうものを先読みして準備しておける、そういうことができるのって簡単ではなさそうですが、大事なことですね。
小嶋:外れることも多いですけどね。笑
役に立たないものも死ぬほど作ってますからね。
原田:でも、そういう無駄に思える経験があるから、要らないものも役に立たないものも、今回のように掛け合わせたり、組み合わせてできたりするんですよね。
小嶋:それはあるかも知れないですね。
原田:今後も開発などにも関わっていかれたりするんでしょうか?
小嶋:そうですね。自分としても開発の方にもチャレンジしていきたいと思っています。
コーチの吉岡さんとも話したりするんですが、もっと自分の領域を広げたいって思ってて。
吉岡さんって営業としての視点で意見をもらえるので、同じエンジニアや情シスとして凝り固まった見え方ではなく、新たな目線でアドバイスをくれて、すごく新鮮でありがたいです。
原田:なるほど。そういうところがカラクルのコーチ制度のいいところですよね。
小嶋:いやぁ。ほんとカラクルのコーチ制度すげえいいなって思いますよ。
原田:では、次なる小嶋さんのチャレンジも期待してますっ!
小嶋:お、久々のダーハラスメント?笑 でも、どんどんチャレンジ頑張ってみようと思います!ありがとう!
原田:今日はインタビューありがとうございました♪あ、最後に!座右の銘の答えは**「宇宙戦艦ヤマト」**ですねっ!?(ドヤ)
小嶋:そう、大正解!笑
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インタビューの最後に受付アプリと一緒にパシャリ(^_-)-☆[/caption]
カラクルでは様々なモバイルアプリケーション開発を承っています(^^♪ 開発はもちろんUI/UXの提案やプロトタイピングによりイメージを具体化し、お客様と一緒にアプリをユーザーに届けるお手伝いをしています。 ぜひお気軽にお問い合わせください^^