最高のフィードバックは、苦くて痛い

強いチームをつくるために最も重要なことは、いかに”いいフィードバックをし合える文化をつくるか”です!(キッパリ)

フィードバックは、ポジティブなものから、批判が入っているものまで色々とありますが、これまで僕自身が受けて効いた!と思うフィードバックは、どれも苦くて痛いものでした。

ポジティブなフィードバックはどんどんやりましょう

褒める、称賛する、などのポジティブなフィードバックがあります。
その手のフィードバックを受けると、人間誰しも、気持ちもいいですし、やる気もでます。

そういう意味では、ポジティブなフィードバックは、どんどんやるべきです。
やらない理由がありません。

もちろん、僕もポジティブなフィードバックを受けた経験が少なからずありますし、それは嬉しい経験です。

でも、僕にとって、ポジティブなフィードバックは最高のフィードバックではありませんでした。

それはなぜか。僕なりの考察をしてみました。

ポジティブなフィードバックが最高のフィードバックにならない理由

ポジティブなフィードバックは比較的簡単です。

まず、伝える側に恥ずかしさはあるかも知れませんが、それ以外の障害は何一つありません。
また、深い信頼関係がなくても成り立つので、人間関係の距離の近さもそれほど必要としません。

裏を返せば、それができる人はそれなりに周りにいるということです。

ですから、希少性という意味においても、ポジティブなフィードバックは最高のフィードバックにはなりづらいのです。

例外をいうと、自分にも周りにも気づいている人がいないポイントを、鋭い洞察力で見抜いてくれて、それを伝えるといったような場合。そのフィードバックの価値は高いものになります。

本質をついた厳しいフィードバックは、苦くて痛い

ポジティブフィードバックと対極にあるのが、本質をついた厳しいフィードバックです。

自分で気づけなかった、自分の行動や考え方の致命的な問題を指摘される。
または、自分でもうっすら問題に気づいていたにも関わらず、見ないフリをしていて、それについてフィードバックを受ける。

しかも、その人が自分に対して愛をもって言ってくれている。

これを受けたときの気持ちは、苦しくて痛いものです。

自分のことを深く考えてくれていることを前提に、言いにくいであろう厳しいフィードバックをもらえる機会は、人間関係的にも限定された人でしかないことから希少性も高い。

フィードバックする側にも負荷がかかる、非常に貴重なものなのです。

フィードバックは、成長のカギ。どんどんもらおう。

フィードバックを受けることの重要性を理解している人は、どんどんフィードバックをもらおうとします。

特に、自分に対して、厳しくも愛のあるフィードバックをしてくれる人を持つことは、自身の成長にとって何事にも代えがたい価値があることです。

イージーな人間関係に逃げ込まず、苦くて、痛いフィードバックををたくさん受けて、成長していきましょう!

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