Tech Open Air 2017、ベルリン再び!

TOAとは

こんにちは、中嶋あいみです。

12日間の夏休みで会社から1万円をもらいつつ、ベルリンで開催されたTech Open Air 2017に参加してきました!

実は今年で2回目。

プライベートでカンファレンスに行くの? 意識高すぎでしょw 変態だねww

など言われたりしますが・・・

出張というプレッシャーのない中、自由な気持ちで世界中の人と触れ合い、新しいインプットをして、ヨーロッパTechの今を探りに行きました!

Tech Open Airの概要については、2016年の記事に記載しています。

ヨーロッパで最もクールなTechカンファレンス『Tech Open Air 2016』参加レポート

TOA2017ハイライト

まずは公式のrecap videoで、雰囲気をご覧ください。

0:52あたりに後ろ姿だけ映っていました^^

https://toa.berlin/

2016年と比較して、進化したこと

何より、全体的に規模が拡大!

まず、開催日付が1日伸びて7月11日(火)〜 14日(金)に。

しかしこれは、メインのカンファレンスは変わらず水・木の2日間で、初日の夜にサテライトイベントが増えたのです。 前夜祭のような盛り上がりですね。

会場は同じFunkhaus Berlinですが、公式サイトによると2017年の参加は2万人に増えているとのこと。

セッションのタイムテーブルが増え、新コンテンツも増え、それにより会場は何倍も広くなっていました。

新しいコンテンツとは。

  • 別料金のサブイベント DISRUPTED! Women In Tech MUSIC TECH LAB Music Hackday- スタートアップのピッチ 優勝はインドと欧州で展開されている相乗りサービスZifyでした。- スポンサー企業のセッションとブース展示 ドイツ企業だけでなく、Facebook・Instagramなど大手も出展。

これによりビジネス臭が増した雰囲気。 それだけ注目されるイベントになったということですね。

今年の2月にTOA World Tourとして東京で一夜限りのイベントが開催されたこともあり、昨年は滅多に見かけなかった日本人の姿をちらほらと見かけました。

サテライトイベント 個人的BEST3

TOAといえばベルリンの街じゅうで開催されるサテライトイベントが特徴。

2回目ということで、だいぶコツがわかったので、予めこまめにイベントページをチェックしつつ、絶対に参加したいもの・イマイチだったときの予備をおさえて準備。

5つほど参加した中で、特に良かったベスト3をご紹介!

No.1:AJ&Smart 『Design Sprint Workshop』

ベルリンのスタートアップ・デザインエージェンシー、AJ&Smart。 Google Venturesが提唱する 5 Days Sprintの一部を体験できる、ワークショップに参加しました。

この日はちょうど新オフィスのお披露目も兼ねていたようで、夕暮れ時(これでも19時半くらい!)に1時間ほどたっぷりのネットワーキングタイム。

その後、約8人×8グループに分かれてのグループワーク。

『このワークショップを盛り上げるには何をするべきか?』という問題解決フローを急ぎ足で体験しました。

  • 個人でのアイデア出し
  • グループでの優先度付け
  • 全体で1つの最重要タスクの意思決定

『グループで1番遠くから来ている人がファシリテーター』 というルールで、もちろんTOKYOが断トツ。

最も英語が流暢でない私が仕切ることになり、チームメートは大変だったと思いますが、みんなアグレッシブにフォローしてくれました。ありがとう!

とにかくアットホームな雰囲気でみんな優しくて、最後にはSprintの本をプレゼントしてくれました。 しかも筆者のサイン入り。

co-founderのJonathanと!

No.2:ドイツ銀行 『Design Thinking at Deutsche Bank Labs』

金曜日の朝イチで参加したのがこちら。

メガバンクとは思えないおしゃれな空間で、美味しい朝食とランチをいただき、デザイン思考のお勉強。

日本でもマーケターなどがよく使うビジネスモデルキャンバスを用いたグループワークもやりました。

初めは先生を囲んだ勉強会だったのが、だんだん質問が増えていき、みんなで大きな輪になって自由にディスカッションするような雰囲気に。

日本のセミナーでは考えられないオープンで自由な空気がとても刺激になりました!

No.3:Perdoo 『How to Achieve Exceptional Success with OKR』

OKRマネジメントツールのPerdoo

OKRとはObjective and Key Result の略で、目標と主な成果に軸を置いた思考・手法のことです。 インテルのCEOが提唱し、Googleが採用したことで世に広く知られるようになりました。

UXやUIは違いますが、考え方がISAOのGoalousと近いです! GoalousはGKA(Goal/Key Result/Action)を提唱しています。

Perdooの考えやビジネス展開を聞きながら、情報交換ができました。

Satelliteを上手く回るコツ

サテライトイベントは、同時多発的にベルリン各所で行われるので、1つに絞るのがとても大変!

予めチェックしていても、2〜3日前に急に新着が増えるので、直前でスケジュールを練り直すのがおすすめです。

意外なのが、LearnやMakeのイベントでも、開始時間には始まらず、最初の1時間がネットワーキングタイムになっていることが多いです。

自己紹介や会話を弾ませる心持ちと、知らない人に話しかける勇気を忘れずに持参しましょう。

また、突然のキャンセルにも注意! 予約アプリのEventbriteを通して、メールではキャンセル通知が来るのですが、アプリのマイチケットには反映されず気がつかないという落とし穴がありました…。

会場についてガッカリすることも。

番外編:Goodpatch GmbH オフィス訪問

Goodpatchさんの新オフィスにも遊びに行きました!

昨年こちらのブログでも紹介したオフィスから拡大移転され、 ロケーションは、お買い物スポットMitteから、ナイトスポットも多く賑やかなエリアKreuzbergへ。

金曜の夕方ということもあったのか、賑やかなエリアですが、オフィス内はゆったりした時間が流れていました。

Goodpatchさんは今年のTOAでブース出展・ステージでのプレゼン・サテライトイベント開催のフル参加!

最近ではベルリンだけでなく、ミュンヘン・台湾にもオフィスを展開されているそうです。

ミュンヘンのKhanhと、東京のJunさん、おつかれさまでした!

まとめ

さて、2回目のTech Open Air。

  • 業界情報の収集
  • 英語の腕試し
  • 自由気ままに海外に行きたい

などいくつか目的はありましたが、なぜ今年も行ったかというと、理由はシンプル。

昨年が楽しかったからです。

そして、今年が昨年以上に楽しめたのは、現地で人と話すコミュニケーション量が増えたから。

昨年の旅以降も、日々コツコツ英語を磨いているので、他流試合をする場にTOAを選びました。

同じセッションを聞いたり、同じサテライトイベントに来ている人は興味関心が近いもので、会話のきっかけが作りやすいです。 バックグラウンドや国籍が様々でも、IT業界という共通項の中で扱う話題は世界共通。

このようなカンファレンスに行っても、英語が話せないから・・と日本人ばかりの場に顔を出すより、思い切って飛び込んでみるのがおすすめです。

次に海外へ行くのは、仕事で行きたいなぁ。

と会社のブログで呟いておきます。 (出張に行かせてください。笑)

まだまだTOAに関する日本語の情報が少ないので、このブログがお役に立てると幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!