AWSエンジニア、Microsoft Build 2018に参加する〜その2〜
こんにちは、インフラエンジニアの赤川です。 引き続きBuild 2018に参加しています。 初日と本日はKey Noteがあったのですが、Azureだけに留まらず、HoloLensやMicrosoft製品、Visual Studioなどのアップデートも盛り込まれており、特にOffice製品周りは聞いていてもちょっと良くわからない・・となることが多かったです。 ちなみに本日一番の盛り上がりはnotepad(メモ帳)のLF改行コード対応、でした。 Key Note後はセッションやWork Shop、展示会場が用意されています。 本日はContainerサービスについて両クラウドの比較をしてみたいと思います。 Container Key Noteやセッションリストを見てもContainer、とりわけkubernetesの文字が目立ちました。 AzureのContainerサービスをこちらから確認すると、 Azure Kubernetes Service (AKS) Azure Container Instances(ACI) Azure Container Registry(ACR) Azure Service Fabric Azure App Service Azure Batch があるようです。 一方AWSもこちらから確認すると、 AWS Fargate Amazon Elastic Container Service(ECS) Amazon Elastic Container Service for Kubernetes(EKS) Amazon Elastic Container Registry(ECR) が上げられていました。...Microsoft Build 2018 2日目レポート
こんにちは。 インフラエンジニアの橋本です。 (あれ、このアイキャッチ見たことあるぞ。) 引き続きMicrosoft Build 2日目に参加しています。 昨日とは違いレジストレーションがないので、比較的余裕を持って入ることができました。 Keynote2日目はMicrosoft 365についてです。 大きくChannel1〜4に分けられていて、それぞれは以下のようでした。 ch1 - Windowsの新しい発表について ch2 - Windows開発者向けの発表について ch3 - Office開発者向けの発表について ch4 - MicrosoftGraphについて 速報レベルでのまとめはすでにこちらのブチザッキさんのこちらのブログにまとめられていたため、そちらを参照ください。 今回はBuildに参加して気づいたことをレポートしてみたいと思います。 気候について シアトルは位置的に、北海道の上、南樺太と同じくらいの緯度に位置します。 そのため、年間を通じてあまり気温は高くなく、今回の5月でも12℃〜24℃と過ごしやすい気温でした。 日照時間は日向に出れば暑く、影に入ればちょっぴり寒いくらいの温度でした。 降水量は年間で154日は降るらしく、3日に1度は雨が降るようです。本日も通り雨がありました。 会場について 複数のホテルに会場があったAWSのre:inventとは違い、Buildは会場が2箇所にあります。 Keynoteが開催されたワシントン州会議場、そこから歩いて3分ほど先にあるシェラトンホテルです。 ワシントン州会議場では技術セッション、Keynote、EXPOがメインで、シェラトンの方は技術セッション、ワークショップがメインのようです。 セッションについて まず参加についてですが、先着順で、人気のセッションはドアがクローズされて入れないということが1度ありました。 メインとなるセッションは早めの行動を心がけましょう。 次に、内容についてですが、他のイベントや国内のイベントと同じく、前に登壇者がいて、資料をモニターに映します。 re:inventの時は翻訳機や音声のリアルタイム翻訳アプリがありましたが、ちょっと見当たりませんでした。 代わりに、一部のセッションにて、専用のURLへ接続すれば、選択した言語の字幕のみ表示されるものがありました。 翻訳のレベルは昔のGoogleのような感じです。 開始前に表示されるURLへ接続すると、登壇者の発表が字幕のみ表示されます。 休憩所について セッションのある各階にあります。 また、Expo会場の手前に広場があり、電源つきのソファ、マッサージエリア、決まったお題に対してフリー参加で話ができるTalkShopというようなコーナーなど、リラックスできるものから楽しめるものまで様々でした。(うさぎやポニーと触れ合える場所までありました) うさぎやポニーと触れ合えます。 手前のテーブルの下に電源プラグが。 食べ物、飲み物について セッションのある各階に飲み物が置いてあります。 - スターバックスのコーヒーがフリーで飲める(ミルク入れ放題) - ミネラルウォーター、コーラ、ダイエットコーラ他、アメリカで飲みそうなジュース類はほぼある...Microsoft Build 2018 1日目レポート
こんにちは。インフラエンジニアの橋本です。 去年11月のAWSのre:inventに続き、今回はMicrosoftのBuildに参加しています。 Buildって Microsoftのソフトウェア開発者向けのカンファレンスです。 今年も引き続きアメリカはワシントン州シアトルのワシントン州会議センターにて、5月7日〜9日まで開催されます。 日本出発〜会場到着までにやることについては、共に来ている赤川の記事が参考になるかと思います。 Keynote Day1について Keynoteの様子(動画)はこちら 今年も様々な発表がありました。 とりわけ、AIやIoTに関するものが多く、クラウドファーストから一歩進んだ、ただサーバ+アプリケーション組み合わせではなく、クラウドとドローンのようなデバイスにAIを組み合わせた新しいサービスを提供していくように見えました。 例えばAI for Accessibility AIを用いて障がい者を支援するプロジェクト。 こちらのデモでは、視覚情報を直接音声で伝えてくれるAI、視線の先を追ってキーボードを入力するAI、会話をリアルタイムに翻訳するAIなど。 これらを実現するため、Microsoftは5カ年計画で2500万ドルを開発者向けに投資しているようです。去年もパーキンソン病の患者の手の震えを抑えるデモがありましたが、AIの可能性に積極的に投資していく姿勢が伺えます。 例えばAzure IoT Edge ドローン大手のDJI社と提携することにより、ドローンで収集したデータをWindows10で利用できるようにし、リモート制御するためのSDKもリリースするとのこと。 これにより、開発者はドローンをリモート制御し、収集データをリアルタイムにストリーミングするアプリケーションを開発できます。 デモでは、Azure上でプログラミングされたAIが搭載されたドローンでした。 ドローンが撮影したパイプの映像から問題のある箇所を黄色でマークし、利用者はリアルタイムで送信されてくる映像から確認ができる仕組みです。 こういうものが原発や災害地のように、人が立ち入れない場所で活躍するんでしょうか。 その他 ここでは全てを紹介しきれませんが、他にもHoloLensにRemote Assist、Microsoft Layoutのアプリが追加されていたり、Microsoft365としては議事録AIが取ってくれたり、CortanaからAlexa、もしくは、AlexaからCortanaを相互に呼び出すことができるようになっていたりしてます。(2017年内実現のはずが、長引いているようですが) 「Cortana & Alexa」はまだクローズドβの段階のようなので、興味がある方はこちらからアクセスしてみてください。 Azureに関して Visual Studio Live Shareがプレビューしてました。 複数の開発者が同じビューを見ながらコードを開発していくツールのようです。 修正されている部分が相手方にもリアルタイムにシェアされるため、チームで開発しているような方はいいのではないでしょうか。(AWSでも似たようなのがありましたね) こちらもデモで実際に扱ってました。 また、Githubとの提携も発表されています。 AKS Azure Container Service がAzure Kubernetes Serviceへ名称変更しました。 CosmosDB NoSqlであるCosmosDBがマルチマスター書き込みに対応しました。 複数リージョンでの書き込みに対応するようです。...Microsoft Build 2017 Azure アップデートまとめ ~ストレージ編~
日本に帰ってきました。 エンジニアの秋山です。 現地時間の 5/10~12 にシアトルで開催されてました、Microsoft Build 2017 に参加し、今回は帰国後にレポートを投稿しています。 なお、Build の様子は Channel9 でご覧いただくことが可能です。 Big Data on Azure Blob Storage 今回は Azure のストレージ周り、表題のセッションについてまとめます。 というのもこのセッションがあった最終日の3日目はキーノートもなく、油断して聴いていたところ、思った以上にアナウンスが出てきたため、慌ててこの記事を書きました。 セッションの動画は以下のURLから確認できます。 Big data workloads with Azure Blob Storage 1日目のキーノートは こちら、2日目のキーノートは こちら、Azure 全般のまとめは こちら を参照ください。 Storage 大半はストレージそのものに関わる機能の発表です。 AzCopy Storage データを CLI で扱うユーティリティツール AzCopy はこれまで Windows のみでしたが、Linux 版である AzCopy on Linux がプレビュー公開されました。...Microsoft Build 2017 2日目キーノートまとめ
シアトルからおはようございます。 エンジニアの秋山です。 現地時間の 5/10~12 にシアトルで開催されております、Microsoft Build 2017 に参加し、現地からこのレポートを投稿しています。 なお、Build の様子は Channel9 でご覧いただくことが可能です。 キーノートについて それでは、Build 2017 2日目のキーノートをざっくりまとめます。 1日目のキーノートは こちら、Azureアップデートについては こちら、Azure ストレージのまとめは こちら を参照ください。 Windows10 4/11 日に Creators Update がやってきましたが、秋を予定している次の Creators Update についての発表がメインでした。 New with the Windows 10 Creators Update Windows Story Remix 言葉で説明するのは難しいため、デモ動画を見ることをおすすめします。 Deep Learning によってコンテンツの主役に関連する写真、動画をリコメンドします。 BGM のジャンルを選択すれば、それに合わせて動画を組み合わせて一連の動画を作成します。 3Dコンテンツを取り込んで映画製作のようなこともできますね。 会場のデモでは他に、 最後の恐竜の動画の女の子にキャプションをつけると、走って移動しても女の子にキャプションが追随したり、 サッカーボールにエフェクトを指定して、アニメのような演出をしたりしていました。...Microsoft Build 2017 Azure アップデートまとめ
シアトルからおはようございます。 エンジニアの秋山です。 現地時間の 5/10~12 にシアトルで開催されております、Microsoft Build 2017 に参加し、現地からこのレポートを投稿しています。 なお、Build の様子は Channel9 でご覧いただくことが可能です。 Azure 新機能 今回は Azure 全般の新機能紹介セッションの内容についてまとめます。 Azure Compute: New features and roadmap なお、1日目のキーノートで発表した内容は除外しています。 1日目のキーノートは こちら、2日目のキーノートは こちら、Azure ストレージのまとめは こちら を参照ください。 Virtual Machine ND(P40), NCv2(P100s) More GPUs, more power, more intelligence まずは軽い話題から。 Build の3日前くらいにアナウンスされていましたが、機械学習などの用途で使うような GPU 特化のインスタンスが発表されました。 利用は上記URLでプレビューに申し込む必要があります。 Dv3, Ev3 同時に nested virtualzation という、VM 上で VM を動かすことができるインスタンスが発表されました。...Microsoft Build 2017 初日キーノートまとめ
シアトルからおはようございます。 エンジニアの秋山です。 現地時間の 5/10~12 にシアトルで開催されております、Microsoft Build 2017 に参加し、現地からこのレポートを投稿しています。 なお、Build の様子は Channel9 でご覧いただくことが可能です。 初日キーノートについて さっそくですが、Microsoft Build 2017 初日のキーノートをざっくりまとめます。 2日目のキーノートは こちら、Azureアップデートについては こちら、Azure ストレージのまとめは こちら を参照ください。 将来の可能性を感じるいくつかのデモ デモが中心で動画を見ないと伝わらないと思いますので、簡単に紹介程度にとどめます。 画像認識により、生活のさまざまなシチュエーションで危険予知が進む。 たとえば病院。体調が悪い患者を見つけて看護師に通知される。 たとえば建設現場。チェンソーなどの危険な道具が辺りに放置されると管理者に通知される。 細かいレベルで認証ができるようになる。特定の人に特定の工具を使う権限を与えると、それ以外の人がその工具を持っただけで管理者に通知される。 Cortana がミーティングの調整をする。 デバイスはPCやスマホに限らず、車の Cortana がミーティング参加を促す。 Teams と Microsoft Graph が Bot としてミーティング参加し、資料を開いてくれるなどアシスタントとして活躍する パーキンソン病の手の震えを相殺するデバイス Microsoft researcher creates wearable which smooths handwriting in Parkinson’s Disease (video) Microsoft Azure 私が MSP プロジェクトでよく使っている Azure の発表が多くありました。...