• Alexaのスマートホームが試せる、Amazon Experience Center 体験レポート in Texas

    アメリカ・テキサスから書いてます こんにちは、中嶋あいみです。 GW頃から、約1ヶ月の長期出張で、アメリカ・テキサス州ダラス近郊にいます。 こちらは連日35℃超えで、非常に暑い毎日です! アメリカはスマートスピーカー・音声AIアシスタントの最先端市場。 こちらの業務の合間をぬってリサーチを進めているのですが、Alexaを使ったスマートホームの体験できる住宅展示場・Amazon Experience Centersが始まったというニュースをキャッチし、週末に行ってみました。 Alexaスマートホーム体験レポート これがAmazon Experience Center。住んでいるところから車で15分ほどで着きました。 レンガ調の外観で、ダラス近郊はこの色・このテイストの一軒家がとても多いです。 早速、中に潜入してみましょう! お家のいたるところにAmazon Echo各種デバイスが配置され、シーンに応じた使い方を体験することができます。 ベッドルーム ベットルームには、画面付きのAmaxon Echo Spotが。 例えば『Alexa, good morning.』という声によるルーティーンが設定されていて、天気と交通情報を続けて教えてくれるなど、気が利いています。 ベッドルームから、二階の子供部屋やお庭を遠隔カメラで見ることもできちゃいます。 子供にとっては監視されているようですが・・見守りカメラとして使えますね。 子供部屋に入ってみると、上の動画でライブ撮影しているAmazon Cloud Camを発見。 Wifiで動く、手のひらサイズの見守りカメラで、お値段は$119.99です。 キッチン キッチンでは画面つきのAmazon Echo Showで、レシピを検索。 ハンズフリーがよく考えられていて、『Alexa, scroll right. (アレクサ、右スクロールして) 』と言うと、画面にタッチせずにレシピをめくることができます。 料理中にスマホの画面がベタベタになること、ありますよね。 もちろんキッチンタイマーやTVのオン・オフもできるので、料理好きの強い味方になってくれそうです。 キッチン収納 キッチン脇の扉を開けてみると、Amazonダッシュボタンがたくさん! 日用品が無くなる前に注文できるのはとても良いですね。 リビング 最もすごいと思ったのが、リビングでの利用シーン。 動画でご覧ください。 『Alexa, start party time. (アレクサ、パーティーを始めて)』というと、楽しげな音楽が始まり、照明やブラインドで暗くなり、一気にホームパーティーっぽい雰囲気に!
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  • IoT時代のクルマとUX

    はじめまして、UIデザイン、情報設計を担当する塚田です。 3年前より「人間中心設計」についての学びはじめてから、 UXデザインやサービスデザインへの考え方を実務導入し、社内にファシリテートしています。 これなかなか理解得るのはむずかしい。。 2012年より某自動車メーカーのネットとつながるナビ端末のオーディオ部門の 試験研究に2年間ほど参画させていただいた経緯もありますので、 今回このテーマで自論(あくまでも自論だよ)をつらつらと書きます。 ◆今までのクルマのHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース) ここ数年でクルマのカーナビのHMIは大きく変わってきていると感じています。 グーグルやアップルの車載機を開発参入により、 UIの見せ方や操作方法にも変化がおこりました。 日本の車メーカーのほとんどは、自動車工業会が規定するガイドラインに則って ナビのUIデザインを作成しています。 これは運転中操作における「安心」「安全」を最優先にユーザー操作が考えられているわけですが、 その反面、規制に則ったHMIデザインはどのカーナビメーカーも似たり寄ったりでした。 JAMA「画像表示装置ガイドライン」 http://www.jama.or.jp/safe/guideline/pdf/jama_guidelines_v30_jp.pdf その中でも国内最大手メーカーであるT自動車のガイドラインは世界でもトップクラスの ストリクトな規定となっており、僕らデザイナー泣かせな厳しい規制がありました。 そこに数年前、アップルの「apple carplay」が登場! 正直、それまでの国内のガイドライン規制を覆すような シンプルかつすっきりしたUIでした。 文字高:5.5mmに足りてないじゃ~ん。。 おまけに静電タッチパネルだからスマホ感覚でスルスル動く。。 これで国内のHMI規定通過するの??? と、まぁ衝撃を受けたんですが、 モーターショウで実機触ってみると意外に使いやすいではないですかァァ!! なぜ?! ガイドライン則ってればユーザビリティが良いってわけではないの?? ◆スマホ時代の新たな操作のアフォーダンス化 そう、僕らは8年程前にジョブズがiPhoneを発表してから、 僕らは知らず知らずのうちにタッチパネルの独自操作や アプリアイコンの形状や配列に慣れてしまっていたわけですね。 つまり僕らはアップル(iPhone)によって「新たなアフォーダンス」が備わっていたのです。 2000年代に入ってからあらゆるデバイスを日々日常の生活の中で 当たり前に触れる今日において、私たちのUXは日々刻々と進化していっているのです! 最近のシーテックなどではどこもかしこもIoT祭り・・・ 人々の生活において、つい10年ほど前まではスタンドアロンで完結していた製品すべてが 当たり前にネットでつながる世の中なのです。 さらには生活者の活動の多様性もあいまって、 今となっては既存の車のHMIガイドラインでは、 「ダサさ」と「使いづらさ」を助長する規制になりつつあります。 ◆今だからこそ「人間中心設計」によるユーザーの本質的欲求の見直しが必要 ITによるクルマの進化はこれからも続きます。 各社メーカーが自動運転技術に凌ぎを削り進化していく中で、ドライバーの運転中の行動や欲求にも変化が起きてきます。 ・走行中の操作が規制されていた動画やアニメーションUI ・1タスク操作完了までの8秒縛りルール ・1画面ボタン配置数と押下判定範囲サイズ もうこんなこと意識しなくたっていいじゃん!
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