こんにちは。小宮です。
同僚の湯尾さんから教えてもらった情報を貼っておきます。
【mysql5.6レプリケーション仕様が変わった話】
某環境で mysql5.5でフルdumpしたSQLを5.6に流し込む作業を行い、その後差分データを5.5→5.6にレプリケーションしようとしたところ レプリケーションが出来なかったという症状がありました。
その後、mysql5.6の設定見直しのためstop slaveしてmysqlをrestartしレプリケーション貼り直しと試みましたが 今度は5.6環境同士でもレプリケーションが貼れなくなりました。
原因はmysql5.6からsecure_authの仕様が変更されたためクライアント([mysql]以下の記述)設定で skip-secure-auth が設定されていても レプリケーションIOの時点でold_password(16桁パスワード)が拒否されるためレプリケーション自体開始できないとのことです。 ステータス(show slave status\G)では下記の様になります。
------------------------------- ・・・ Slave_IO_Running: Connecting Slave_SQL_Running: Yes ・・・ Last_IO_Errno: 2049 Last_IO_Error: error connecting to master 'repl@172.17.xx.xx:3306' - retry-time: 60 retries: 1 Last_SQL_Errno: 0 Last_SQL_Error: ・・・ ------------------------------- 解決策として、お客様の許可を得て、mysql5.5、5.6環境の両方に新たにセキュアなレプリケーション用アカウントを作成して、それでレプリケーション貼りました。 セキュア(old_passwordではない)なパスの作り方は下記の通り。
------------------------------- set session old_passwords = 0; GRANT REPLICATION CLIENT, REPLICATION SLAVE ON *.
...