• 「もはやオフィスは不要なのか?」を経営視点で考えてみる

    新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が4月6日に出され、多くの会社が在宅勤務になりました。

    5月になり、感染者の多い都道府県以外は徐々にSTAY HOMEを解除されて以降、段階的に緩和され、先週からは県境を越える移動、接待を伴う飲食店も解禁されました。

    しかし、またもや東京都は週平均30人越の感染者数になり、アラート発動の目安の一つとしている「週平均20人以下」を大きく上回っている状況です。

    感染症との戦いの歴史を振り返れば、第二波、第三波がくる可能性も高いですし、またSTAY HOMEに戻らなければならない期間もでてくるのではないかと思っています。

     

    Colorkrewでは2月中旬からリモート推奨、4月初旬から強制リモートで働いています。

    いまの状態をいつまで続けるかという直近の課題はさておき、この先の働き方や、それに伴ってオフィスのあり方はどうなるべきかということを、経営視点で考えてみたいと思います。

    世の中の動き

    アメリカのIT大手のFacebookやGoogleなどは、思い切って年内12月までは全面的在宅勤務を許可することを既に決めているようです。

     

    また東京は賃料が高いこともあり、これを機会にオフィスを解約する動きもあります。

     

    全面的にオフィスを解約するかどうかは、会社ごとに判断が別れるでしょうが、方向性としては、今後は在宅の割合が増えることを前提としてオフィスは縮小傾向に向かうと予測しています。

    もう元には戻らない

     

    まず前提条件として、リモートワークでビデオ会議が当たり前になった世の中を経験した僕たちが、コロナ前の働き方に戻るということはあり得ないと考えています。

     

    理由はシンプルで、リモートワークのメリットを知ってしまったからです。

     

    では、今の状態(完全リモート)になるかといえば、会社によっては「もうオフィスは要らない」という決断もあり得ますし、多くの会社はもう少しリアルなオフィスとリモートを使い分けていくことになるのではないかと想像しています。

    リモートのメリット

     

    通勤時間がないこと

     

    まず、なんと言っても**「通勤時間がない!」**というのはリモートワークの最大のメリットです。

    満員電車に何十分も乗って会社に通うのは日本(特に東京ですが)がいつも海外から「信じられない」と思われていることです。

     

    我々は少し慣れてしまってはいますが、冷静に考えれば全くもって非人道的な時間です。

     

    今回の強制的なリモートワークによって「なんて信じられないことをしていたんだ」と気づいた人も多いのではないでしょうか。

     

    経営視点で言っても、こういった時間を無駄にしないことで、社員の健康や精神衛生にプラスになるポイントがリモートには多いと感じています。

    静かな環境

     

    Colorkrewもそうですが、特にエンジニアの人たちなどに多い意見です。

    集中して自分のタスクに取り組みたいときにはリモートが適していると考えられます。

     

    静かなだけでなく、自分好みにできるという意味でもいいかも知れません。

     

    経営視点で言えば**「生産性が上がる」**のがメリットでしょう。

    成果をより意識した活動になる

     

    リモートでは活動が見えづらくなります。

    オフィスにいれば細かく挙動が見えて評価されていたプロセスの部分が、リモートではわかりづらくなる。

     

    経営視点で言えば、評価はより「成果」にフォーカスされたものになるので、組織はレベルアップに向かいます。

     

    いままで以上に**「プロフェッショナル」であること**が求められますので、一部の人たちにとっては厳しい環境になっていくと言えるでしょう。

    その他

     

    人によっては、「人に会わなくて済む」みたいなこともありそうですが、そういう人は会社というチームで仕事をすること自体が嫌なので、リモートかオフィスかという選択というより、そもそも**「会社に所属するのか」**を考えるべきかも知れません。

     

    また**「家族とたくさん一緒にいることができる」**ことでクオリティオブライフが向上するのはとてもいいことではないでしょうか。

    オフィスでなければできないこと、やりづらいこと

     

    ゆるく、みんなとつながる

     

    目の前にタスクがあるような仕事は、リモートでも十分に可能で、むしろリモートの方がやりやすいことも多いのは、僕たちがまさにいま体験していることです。

     

    一方で**「用事がなければコミュニケーションが発生しづらい」**というのはチーム作りを考えた時に、ボディブローのように効いてきます。

     

    また、オンラインでは顔しか見えなかったり、ビデオでは雰囲気を感じづらい場合もあるので、リアルに会えば気がつく変化もリモートでは気づきにくいでしょう。

     

    Colorkrewでは、みんながGoalousに自分の目標に向かった活動を投稿するので、雰囲気を多少感じることができますが、それでもリアルでお互いが見えないことにより、情報量が著しく低下すると感じています。

     

    もっと工夫すればリモートでもソーシャルな部分は強化できそうですが、リアルに比べれば努力するコストがかかりそうです。

    偶発的なアイデアが出づらい

     

    オフィスは、いろいろな人とカジュアルに触れ合うことができるので、そこかしこで新しいアイデアが生まれてきます。

    一方リモートだと、用事がないのに偶然出会うことが極端に減るので、そういったことは起こりにくくなります。

    Colorkrewはどうするのか

     

    Colorkrewとしてはとりあえず7月末までは在宅勤務を継続し、状況をみて、その先の判断をしていこうと考えています。

     

    オフィスをなくせば、月数百万円かかっている家賃を節約することができますが、やはり「みんなが集まれる場所」も魅力と感じています。

     

    その先の判断とは言いつつ、方向性はあります。

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