• Colorkrew(カラクル)での1年を終えて

    ブランディングチームから「1周年のブログを」と言われたので、こんなタイトルになっていますが、社員以外はColorkrew(以下、カラクル)の1周年などどうでもいいことだよなーなんて思いつつ(笑)コロナ状況とバッチリ重なったこの一年を、振り返ってみたいと思います。 1年前の状況 1年前、ISAOからカラクルに社名変更したとき書いたブログです。 ▼Colorkrewに社名変更しました! 読み返すと、新たな出発にワクワクしてます、という感じに書いていますが、実を言うとこのとき、B2Bのビジネスがコロナの影響を受け始めていて、ヤバイ!という状態でした。 ただ、そのあと急速に回復しすぐに元に戻ったので、助かりました。 独立したばかりで、いきなり立ち行かなくなったらどうしうようと、本当に焦りました。 「シゴトたのしく」が試されている カラクルのビジョンは「世界のシゴトをたのしくするビジョナリーカンパニー」です。 B2Bのビジネスは、コロナショックを受けましたが、シゴト向けアプリのMamoru BizやGoalous(ゴーラス)には逆に追い風になりました。 オンライン以外だと関わることが難しくなったいまだからこそ、カラクルのプロダクトを世の中が求める時代がきたなと実感が湧いてきました。 まだまだ世の中に大きくインパクトしている状態からは程遠いので、引き締めていきますが、これからも世の中の仕事を楽しくしまくることを目標に、どんどん進化させていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。 コロナで変わった価値観 この一年は、カラクルだけではなく、世の中のほぼ全ての会社にとって、いままでにないほど大きく価値観が変わった期間ではなかったでしょうか。 コロナ前の日常。 朝会社に来て、同僚と顔を合わせ、挨拶をし、業務の合間には直接仕事で関わりのない人とも雑談をしたり、割と直接仕事をしていない時間も多く、ある意味ゆったりと時が流れていました。 比べて現在。 電車に乗ることはほぼなくなり、毎日自宅で仕事が始まり、合間に雑談をする相手もいない。 移動時間がなくなったことでミーティングは効率的に行えるようになり、下手をすると1日10件くらいミーティングを入れることさえできます。 言い換えれば無駄がない。 しかし、効率的になればなるほど、いままであった仕事の余白、余裕みたいなものはどんどん失われていく。 当初は、効率的だし、通勤がなくて快適だと思っていたリモートワークも、これだけ続くとチーム感が損なわれ、段々つまらない感じになってきたという意見も最近よく聞くようになりました。 今年に入ってからは、(特に関東は)ほぼずっと緊急事態宣言ですので「仲間と飲みたいよ〜」と思っている人も世の中多いのではないでしょうか。 コロナで得たものとは テレワーク疲れはあるものの、ここ一年で僕たちの社会が得たものは大きいと僕は思っています。 それは大きく2つです。 一つは、テレワークでも十分に仕事ができることが証明されたこと。 例えばカラクルでは、いままで、家庭の事情で地方の実家に頻繁にいかなければならなかったメンバーは、週末大変な労力をかけて移動していました。 金曜の夜に実家に帰って、日曜の夜に帰京するみたいなパターンです。 世の中の多くの単身赴任のお父さんたちもきっと同じような苦労をしているはず。 ところが、いまはどこからでも仕事ができるようになりましたから、実家に1週間帰って、東京で次の週を過ごすというような働き方も可能になりました。 カラクルでも、毎日の出社が前提ではなくなったことで、地方在住の人の採用もできるようになり、初めて関東に住んでいない人を採用しました。 ▼Working from Nigata で世界を目指すバックオフィサー もともと住んでいた東京から、郊外により広い家を求めて引っ越す人も。 フレキシブルな働き方ができることで、確実に暮らし方の選択肢が増えていることを実感しています。 二つ目は、オンラインが強制されたことにより、社会全体のオンラインツールのリテラシーが上がったことです。 これによって「オンラインでミーティングしましょう」がどんな人とでも簡単にできるようになりました。 また「では来週のいついつにミーティングを」という話が、「じゃあ今日これから話しましょうか」と圧倒的に時間が短縮できるようになりました。 カラクルが考えるコロナ後の会社 いいことばかりでも、悪いことばかりでもなかったコロナ禍のこの一年。 重要なのは、コロナ危機が終わったあと、この経験をどう活かすかです。 テレワークをやっていて「仕事をする場所は選ばなくていい」と同時に、「一緒の時間帯に仕事をすることは結構重要」ということも僕たちは気づきました。 ということは将来的には、時差のない環境であれば、日本のマーケットに対して、アジアやオセアニアなどからシゴトをするのもありでしょう。 さらに、逆の発想をすれば、24時間開発や顧客対応を引き継ぎながら回すために、アジアとヨーロッパ(もしくはアフリカ)とアメリカ(もしくは南米)に各拠点を持つことも考えられます。 そうすれば、いままで敷居が高かったワーケーションにとどまらず、世界を旅行しながら働くこともできるようになります。 なんて素晴らしい!
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