こんにちは。ISAOのセールス担当、ソンミンです。 今回は、SXSW 2019のInteractive Innovation Awardsについてご紹介します。 SXSW 2019のInteractive Innovation Awardsでは、13つの部門で最も革新的なアイデアを披露した企業が選ばれました。(写真はSmart Dubaiの方々です)
今回Interactive Innovation Awardsを受賞した企業
①AI & Machine Learning部門- 作品 : iN: Cognitive Patient Care Assistant
- 企業 : Inspiren(New York, NY, USA)
- 患者の状態をデジタル環境でリアルタイムでチェック、分析して人間のミスを防ぐことができます。
②Health, Med, & BioTech部門- 作品 : Butterfly iQ
- 企業 : Butterfly Network(Guilford, CT, USA)
- 世界初の小型超音波システムで、スマートフォンと連動できます。
- これからは、AIとARの技術も提供する予定だそうです。
③Innovation in Connecting People部門- 作品 : Living First Languages Digital Platform
- 企業 : The Australian Literacy and Numeracy Foundation(Edgecliff, NSW, Australia)
- 相互作用ができる文字解読(リーディング、ライティング)アプリケーションを通じて地域の言語を保存し、活性化させます。
④Music & Audio Innovation部門- 作品 : nuraphone - A Self-Learning Headphone
- 企業 : nura(Melbourne, Australia)
- 従来のヘッドフォンとは見方、聴き方、感じ方が根本的に異なる製品です。
⑤New Economy部門- 作品 : Biometric Payments & Age Validation
- 企業 : CLEAR(New York, NY, USA)
- 1回のタッチだけで身分証明書の代わりになり、決済もできます。
⑥Robotics & Hardware部門- 作品 : My Special Aflac Duck™
- 企業 : Aflac, Sproutel, Carol Cone On Purpose & The Nation of Artists(Los Angeles, CA, USA)
- 小児がん患者と相互作用ができる革新的なソーシャルロボットです。
⑦Smart Cities, Transportation & Delivery部門- 作品 : Dubai Paperless Strategy
- 企業 : Smart Dubai(Dubai, UAE)
- ドバイは、2021年までに政府の全てのシステムをデジタル化して、ペーパーレス環境を構築すると発表しました。
- これにより、毎年10億枚の紙、年間13万本の樹を節約することができると期待されています。
⑧Social & Culture Impact部門- 作品 : Aira - Visual Interpreter for the Blind
- 企業 : Aira(San Diego, CA, USA)
- スマートグラスとスマートフォンを通じて、視覚障害者に視覚的な情報を提供します。
⑨Speculative Design部門- 作品 : Argus: A Water Monitoring Plant
- 企業 : Parsons School of Design, The New School(New York, NY, USA)/MIT Media Lab(Cambridge, MA, USA)
- 葉っぱにナノセンサーを持つ植物を利用して、水の中の有毒物質を視覚的に確認することができます。
⑩Student Innovation部門- 作品 : Graphene Brain-Computer Interface
- 企業 : Brane Interface(Austin, TX, USA)
- 外科的な方法の代わりに、人間の脳をスマートフォンのような外部機器と連結できるようにします。
⑪Style & Wearable Tech部門- 作品 : The Eargo Max Hearing Aid
- 企業 : Eargo(Mountain View, CA, USA)
- 外観上見えない補聴器で、より没入感のある魅力的なエンターテインメント体験を提供します。
⑫Visual Media Experience部門- 作品 : HBO’s SXSWestworld
- 企業 : Giant Spoon(New York, NY, USA)
- Austinから30分くらい離れたシークレットプレイスにWest Worldをつくりました。
⑬VR, AR & MR部門- 作品 : Fundamental Surgery
- 企業 : FundamentalVR(New York, NY, USA)
- 実際の環境と同じように手術の実習ができるようにします。
その中でも、最も多くの観客に選ばれた「People’s Choice Award」は「Robotics & Hardware部門」の受賞作の「My Special Aflac Duck™」で、「Best In Show」は「Health, Med, & BioTech部門」の受賞作の「Butterfly iQ」でした。 また、技術分野で素晴らしい活躍を見せたジャーナリストに捧げられる「David Carr Prize」は「Jordan Holtzer(University of California, Los Angeles - School of Law)」が受賞しました。 それに、技術を通じて社会的貢献をした「Interactive Hall of Fame」には「Kimberly Bryant(Black Girls CODEの創立者、CEO)」が新たに加わりました。
Finalist Showcaseにて
私は「Finalist Showcase」を通じて受賞作を含め全ての作品の展示ブースを回りました。
ソンミン賞(Top 3)
受賞作以外にも素晴らしい作品が多かったので、3つを厳選して皆様にご紹介したいと思います。(ソンミン賞と呼びますが、賞金はありません) 以下をぜひご覧ください。
第3位
作品 : LynQ, First Smart People Compass 企業 : LynQ(New York, NY, USA) 電話、ネットワーク、その他のインフラがなくても人の位置情報が分かるようになり、人命を救うだけでなく幅広いデバイスにアレンジすることもできます。 電波の届かない場所でもこれさえ持っていれば、どこにいるか分かるということがとても素晴らしいと思いました。
第2位
作品 : Red Bull Rampage AR Experience 企業 : Red Bull Media House(Santa Monica, CA, USA) 世界初の統合360°ライブストリームでRed Bull Rampageを視聴しながら、現場の詳細が分かります。 どこで選手に何が起こって怪我をしたのかまで詳しく見ることができますが、何よりも驚いたのは高画質にも拘らずスムーズに画面を動かせることでした。
第1位
作品 : HaptX Gloves 企業 : HaptX(San Luis Obispo, CA, USA) VRでリアルなタッチ感覚と自然なインタラクションをユーザーに体験させており、自動車、航空宇宙、及びヘルスケアの大手企業は、既にこれを使用して製品を改善しているそうです。 キツネが動いていることまで感じられるということで、私と前澤はこの作品がInteractive Innovation Awardsを受賞すると確信していましたが、残念ながら受賞にはなりませんでした。
最後に
Interactive Innovation Awardsについてご紹介しましたが、如何でしたか? ISAOも「ニッポン発!億人を熱くするサービス実現」というVISIONを実現できるよう頑張っていきますので、ぜひ見守ってください! 次はTrade Showについてご紹介します。お楽しみに!