SXSW 2019、体験レポート #4

こんにちは。ISAOのアプリケーションエンジニアの堀田和也です。 SXSW(サウスバイサウスウェスト)に関して3回目投稿となります。 SXSWは本当に面白くて刺激を受けるイベントです。

今回の記事では、SXSWでVR・ARを展示・紹介していた Experience Bose AR-augmenting the world around you with sound

について、触れて見たいと思います。

題して ”SXSWでみたVR・ARの現在” です。

 

会場全体は、少し暗めでした。

SXSW 2019、体験レポート #4

 

展示されていたプロダクトについて

全体として、今回展示されていたプロダクトは主にコンテンツ勝負になっている印象を受けました。 OculusをはじめとするVR製品が広まってきていることもあり、新しいデバイスよりもそのプラットフォームでどんなコンテンツを生み出すのかに各社注力している印象です。

主なコンテンツは次の通りです。

ゲーム

VRといえば、すぐに思いつくものはゲームだと思います。 今回のSXSWでも、当然VRを活用したゲームが多数紹介されていました。

例えば、

ECLIPSE

宇宙船でトラブルにあった主人公がそのトラブルに対応するものです。 体験者が実際に歩き回りながら、VRの中でモノを掴んだり、置いたりの操作を繰り返して解決へ向けて前進します。

ポスターからの雰囲気が伝わってきます。

SXSW 2019、体験レポート #4

 

実際にプレイしている様子です。

SXSW 2019、体験レポート #4

 MARS HOME PLANET

ECLIPSEと同じ宇宙モノですが、ECLIPSEが実際に歩き回りながら体験するのに対して、こちらは座りながら体験するVRです。 実際に椅子を動くことで、宇宙船に実際に乗ってる感覚が視覚からだけでなく全身から感じることができます。

SXSW 2019、体験レポート #4

 

ドキュメンタリー

次にドキュメンタリーのコンテンツに対してVRが活用されつつあるようです。 VRによる没入感によって、今まで以上に体験者の心を大きく動かす体験を目指しているようです。

 

HOME AFTER WAR

戦争で壊れてしまった家を体験することができます。 展示ではVRデバイスだけでなく、実際に壊れた家に見立てたセットが使われていました。

SXSW 2019、体験レポート #4

重々しい雰囲気のあるセットで、この中で体験できます。

SXSW 2019、体験レポート #4

METRO VEINTE

車椅子に乗る生活を体験することができるようです。 展示では実際の車椅子に座りながら体験していました。

SXSW 2019、体験レポート #4

 

その他

Bose AR

BoseのARとして、カメラ型のデバイスが展示されていました。 メガネの足の部分から音がでて、音楽を聞くことができます。 これによって、イヤホン・ヘッドホン(?)をつけながらでも会話できるとのことです。 また、音楽を聴くだけでなく、デバイスに設置された角度センサーにより、スマートフォンアプリを操作することができます。 デバイスのダブルタップは決定にすることができます。そして、デバイスを装着して首を曲げることで選択することができます。

今はカメラ型のデバイスですが、今後は個人のメガネにもつけられるデバイスにするそうです。

SXSW 2019、体験レポート #4

 

最後に

今回紹介したVR・ARは全て体験したかったのですが、残念ながらとても人気で体験しきることができませんでした。 もしかしたら実際の内容と異なっているかも知れませんので、違っていましたらご連絡ください。 全体として、最初に記載した通りVRはコンテンツ勝負が始まっているようです。 体験者に対して、どのような価値を提供することができるのか、体験者をその世界にどこまで引き込むことができるのに注力されています。

引き続き今後の展望に大きく期待が持ちたいと思います。