生産性こそすべて

生産性とは

『無駄な会議をなくす』とか、『効率的なホウレンソウを』とか
組織運営の効率化を目指す記事をよく目にしますが、最終的には「生産性」がすべてだと僕は思っています。

生産性とは何か。

付加価値を生みだす活動です。
付加価値とは、それに対価を払ってもらえる価値です。

100の活動をして120の価値を生み出せば、20の利益になる。

100の活動をして80の価値を生み出せば、▲20の利益、すなわち赤字です。

そして社員全員の付加価値の総量が会社の利益というわけです。

ちなみに日本は、世界の先進国の中でも、生産性が低いことで有名です。

  • 長時間労働
  • 無意味な会議
  • 官僚的な社内手続き

これら全てが生産性を阻害するものです。

ISAOの生産性

少しISAOの話をすると、2009年度は経常利益マイナス6億円でした。

自分たちの活動の総量に対して、お客さんに払ってもらった対価が、圧倒的に少なかったといえるでしょう。

2015年度は、+4.5億円でしたので、活動の総量より、お客さんが払った対価が大分高くなったということです。

その差は10億円以上。

ISAOは昔から200人程度の会社ですので、一人あたり年間500万円の付加価値を上げた計算になります。

では、2009年と2015年では何が変わったのでしょう。

実は2009年の方が残業も多かったですし、いまと同じく一生懸命働いていたはずです。

そうです。
生産性が悪かったんです。

木こりと斧 (オノ)

ではどうやって生産性を上げるのか。

木こりと斧の話を知っていますか?
こんな話です。

ある村に新しい斧を手に入れた木こりがいた。1日目、その斧で森の木を10本切り倒した。日を追うごとに彼はより長時間、より懸命に仕事に精を出すようになっていったが、それに反して、切り倒す木の数は日増しに少なくなっていった。

それを見た仲間が「なぜ斧の刃を研がないのか? ボロボロになっているから切り倒せないんだ」と彼にアドバイスをした。

すると働き者の木こりはこう答えた。「そんなことをしている暇があったら、もっと多くの木を切らなければいけない」と。

生産性を上げて最強チームを目指す

人ごとだと笑えますね。でも自分を振り返って見てください。

木こりにとっての斧、ビジネスに置き換えると「知識」や「スキル」をしっかり上げられているでしょうか。

自分にとっての斧は何かを見定め、しっかり磨きながら、生産性を上げ、
価値の高い個人が集まる、最強チームをISAOは目指していきたいと思います。

おすすめ記事