SXSW 2019、体験レポート #5
こんにちは、ISAOの筋肉エンジニア深瀬です。 今回、出張先のDallasからSXSW視察チームに合流させていただいてAustinに来ています。 この記事では僕が参加させていただいたSXSWのWorkShop(ワークショップ)について書かせていただきたいと思います。 SXSWの説明については、堀田の記事が詳しいので合わせて是非ご覧ください。 SXSW WorkShop(サウスバイサウスウェスト ワークショップ)とは ワークショップでは、具体的なトピックやスキルを中心に展開し、SXSW登録者が特定の関心分野に関する専門知識を得ることができる、実践的で詳細な高度なレベルの情報を提供します。 特定のセッションにもよりますが、ワークショップは1〜3時間です。 ちなみに2019年のWorkShopの一覧はこちらです。 そのなかでDevelopmentやDesign領域である、InteractiveカテゴリーのWorkShopの一部はこんな感じです。 Accelerated Introduction to Machine Learning The Arsenal of a Blockchain Developer Be the Blockchain: A Game Experience for Newcomers Build a Movie Recommendation Engine in Python Build Your Own AR Prototype Chalk Talk: Developing for VR, AR and MR Conversational Design Sprint Create Your Own Bitcoin with Black Girls CODE!...SXSW 2019、体験レポート #3
こんにちは。ISAOのアプリケーションエンジニアの堀田和也です。 SXSW(サウスバイサウスウェスト)に関して2回目の投稿となります。 今回はSXSWの目玉企画の1つ”Release It”で紹介されてサービスをいくつか紹介したいと思います。 Release It とは Release It(リリースイット)とは先進的でかつイノベーティブな新しいサービスやプロダクトを紹介し競い合うイベントです。 紹介方法はプレゼンテーションと専門家からの質疑応答です。 プレゼンテーションでは、 サービス概要 市場機会 サービス・プロダクトチーム などが紹介されていました。 質疑応答では、 サービス・プロダクトの試験はどうやったのか? サービス・プロダクト作成にあたってのデータはどうやって収集したのか? サービス・プロダクトの今後のマーケティング方法は? 既存のサービス・プロダクトとの違いは? などビジネス戦略の質問が多い印象を受けました。 SXSW 2019ではインタラクティブセッションの初日に開催されました。 会場はこのような雰囲気です。 見ていて面白かったもの 見てみて面白かったものを3つ紹介したと思います。 Lumos Helmet 自転車やスクーター、バイクのヘルメットにフロントライト、ウィンカー、ブレーキランプをつけた新しいヘルメットです。 自転車などの運転者の手信号を認識して、ランプを点灯してくれます。 開発当初はクラウドファンディングで資金を調達したそうです。 正面から 後ろから Reviver Auto 125年変わっていない自動車のナンバープレートをデジタル化しようというプロダクトです。 既存のナンバープレートをディスプレイとと通信機能のもつIoTデバイスに置き換えるプロダクトです。 これによって、盗難時のジオフェンスやその他サービスとの連携することができるようになります。 また、ディスプレイに車のナンバー以外にイラストやメッセージなどをつけることができるようです。 ampl ユーザがニュース記事など仲間と共有して、コメントをつけたり、議論したりできるサービスです。 友達にニュース記事などをコメント付きで共有・議論することができます。 最後に いかがでしたでしょうか。 実際にはここで紹介したよりも、もっと多くの興味深いサービス・プロダクトが紹介されました。 Release It に参加してみてとても良い時間と良い刺激をもらうことができました。 全く考えたこともなかったサービス・プロダクトや一度はあったら面白いかもと考えたことのあるサービス・プロダクトまで、幅広かったです。 思いついたことを全力で取り組む人たちを見て、とても刺激を受けました。 これからも、どんどんチャレンジしていきたいですね!...SXSW 2019、体験レポート #2
初めまして、アプリケーションエンジニアの堀田です。 今回は、私がSXSW(サウスバイサウスウェスト)のPitch(ピッチ)で興味を持ったカテゴリについて紹介したいと思います。 SXSW (サウスバイサウスウェスト) とは Interactive・Film・Musicの3つで構成され、アメリカのテキサス州オースティンで毎年開催される世界的なカンファレンス&フェスティバルです。 有名なところだとTwitterやAirbnbがSXSWで賞を受賞し、現在に至っています。 この後の世界のトレンドをキャッチアップする上で、とても勉強になるイベントです。 世界のこれから流行るであろうサービスをいち早くキャッチできる、最高にわくわくするイベントです。 SXSW Pith(サウスバイサウスウェスト ピッチ)とは 世界で先進的な取り組みをおこなう企業が、専門家と観客の前でプレゼンテーションを行いテクノロジーやビジネス価値を競い合うイベントです。 優勝すると賞金がもらえます。 賞金だけでも十分参加する価値がありますが、それだけでは終わらないのがSXSWです。 観客の中には一般参加者だけでなく投資家や企業家が交じっており、そこでの発表することで更なるビジネスの発展が期待できます。 2019年の今年は次の10種類のカテゴリで構成されていました。 * 輸送と配送(Transportation & Deliver Technology) * 社会と文化(Social & Culture Technology) * エンタープライズとスマートデータ(Enterprise & Smart Data) * 拡張現実と仮想現実(Augmented & Virtual Reality Technology) * 強く繋がった社会(Hyper-Connected Communities Technology) * ブロックチェーン(Blockchain Technology) * 人工知能(Artificial IntelligenceTechnology) * スポーツとパフォーマンスデータ(Sports and Performance Data Technology) * エンターテイメントとコンテンツ(Entertainment & Content Technology) * ヘルスケアとウェアラブルデバイス(Health and Wearables Technology)...SXSW 2019、体験レポート #1
はじめまして。ISAOのセールス担当、ソンミンです。 新卒1年目(来月から2年目!)なのに先月31歳になってしまいました…. そんな私ですが、SXSW 2019に参加することになったので、私が現地で経験しながら感じたことを皆様にご報告したいと思います。 日程と参加メンバー 今年のSXSWは3月8日~17日開催予定で、私たちは13日まで参加する予定です。 ISAOからは以下のメンバーが参加します。 ・努力型天才、前澤 Mamoru 俊樹(真ん中) ・爽やかエンジニア、堀田 和也(右) ・筋肉エンジニア、深瀬 元彦(交換留学中で急遽現地で合流することになり、11日まで参加予定) ・ISAOのエバンジェリスト、崔 聖民(左、私) 旅立つ前に ISAOはバリフラットなので、SXSW 2019に参加するためのスケジュール調整や事前準備などは、新卒1年目の私がリードしました。 主にやったことは以下の通りです。 ・バッジ獲得 ・航空券、Airbnb予約 ・SXSW Meet Up in Tokyo参加 ・Dallas観光計画(振替休日を使って日帰りで行ってくる予定) ・各種手続き、申請など ご存知のように、SXSWに参加するためには様々なことをやっておく必要がありますが、私はMeet Up参加も必須だと思っています。 なぜなら、良質の情報を得られるだけでなく、様々な業界の方々と仲良くなれるからです。 因みに、私はMeet Upに2回も参加してAudrey Kimuraさん(SXSW日本事務局のセールスとプロモーション担当、ジャパンナイトのコ・プロデューサー)や各種メディアの方々ともつながりました。 ぜひSXSW参加を希望される方はチェックしてみてください。 Austinに到着 Ride Austinを使って宿に着いた時は、筋肉エンジニアの深瀬が私たちを歓迎してくれました。(2か月ぶりの再会でした) 早速、宿の近くにあるお店でBBQを食べました。 しかし、頼んだ飲み物が水道臭かったので、やはり日本のお水は最高だと改めて思いました。 会場へ 私たちが泊まる宿は会場から徒歩70分くらいなので、電動スクーターデビューをしました。 LimeやBirdなどもありますが、私たちが愛用しているのはLyftとUber JUMPです。(写真はLyftです) コロラド川を渡って…. ようやくAustinのダウンタウンに着きました。 SXSW 2019スタート! メイン会場のコンベンションセンターに到着して、レッドカーペットに立ちました。 バッジを受領して、ISAOメンバーはそれぞれに別れて行動を開始しました。...経験ゼロからデザイナーインターンを始めて、そのまま就職します
はじめまして、デザイナーとしてインターンをしている田嶋です。 この度4月から、ISAOに入社させていただくことになりました。 理系の大学に通っているためデザインの知識はほほとんどありませんでしたが、「クリエイティブで考えるシゴトがしたい」とデザイナーを志すことに。 そんなときに、デザインの仕事経験ゼロの僕をインターンとして受け入れてくれたのがISAOです。 そして、インターンをしていたらISAOでの仕事が楽しくってそのまま就職させていただくことになりました。 ISAOに入社を決めた理由はざっくりこんな感じです。 上下関係のない組織のカタチ みんなとてつもなくいいひと 自分のやりたいことに挑戦できる 上下関係のない組織のカタチ ISAOは「バリフラットモデル」という部署も役職もないフラットな組織運営をしています。 インターンをはじめてすぐにバリフラットモデルを実感しました。 年上の人もCEOでさえも、いい意味で偉そうではありません。 それは、逆も言えて”普通”は立場が低いであろうインターン生でも社員の方々と同じ扱いをされます。 例えばMTGのときに「これ言ったら怒られるかな」なんて変に気を使うなんてことはないです。 むしろ、自分の意見を言いやすい環境です。 シゴト以外でもバリフラットな雰囲気を感じることは多くあります。 年末のある日突然、CEOの圭志さんが髪を染めた流れで、忘年会のとき「みんなも染めようよ」ということになりました。 後日、シゴト終わりに年代問わず10人程で集まって、髪を染めるというクレイジーな事件がありました。 みんなで会社のキッチンでブリーチをしている光景はヤバかったです。 みんなとてつもなくいい人 ISAOでは自社サービス「Goalous」という社内SNSを使っています。 GoalousではISAOでのあらゆる事がオープンになっています。 こちらは、忘年会のポスターを作成がうまくいかないという内容の投稿をしたときの皆さんのコメントです。 例えば、制作物に関する情報をシェアをすると、みなさんがアドバイスをくれたりコメントしてくれます。 おすすめの本を教えてくれたりもして、優しさを感じます。 甘やかされているという気は一切せず、モチベーションアップにつながっています。 行き詰まっていたりつらそうな顔をしていると、声をかけてくれたり相談に乗ってくれるようないいひとばかりです。 自分のやりたいことに挑戦できる インターンを始めて1ヶ月経ったころに自社サービス「Mamoru Biz」のLPをデザインさせていただくことなりました。しかも、自分がフロントエンドにも興味があるといことを伝えると、実装にも挑戦してみなと言われました。 インターンなのにいいの?!と驚いたと同時に嬉しくて「頑張ってやりきりたい」と思ったことを今でも覚えています。 皆さんのサポートもあって、Mamoru BizのLPリニューアルは無事やり遂げることができました。 そして、LPの目的としていたCV率を上げることも出来ました。 更に、このLPリニューアルをはじめISAOでのシゴトを評価して頂き、ISAOで半年に1回開催されるAward授賞式で、特別賞として選んで頂くことが出来ました。 嬉しかったし、サポートしていただいたチームメンバーの方々にはとても感謝しています。 とにかくISAOで働くことは楽しい もちろんずっと楽しいというわけではなく、なかなか上手くいかなくて、ガチで泣きそうになることも度々あります。 そんな要素もひっくるめてやっぱり楽しいと思えます。 そしてISAOでは最近インターン生ブームが起きています。 少し前までは1人だったのですが、今は5人のインターン生がISAOで働いています。 ISAOの雰囲気をもっと知りたい!という学生がいればぜひ一度ISAOに遊びに来てください! インターンのエントリーはこちらから...仕事で海外交換留学!英語に本気で向き合った筋肉エンジニアの実話
こんにちは!ISAOの筋肉エンジニア深瀬です。 先日ISAOに入社が決まったインターン生の田嶋くんと一緒に年末に金髪にしました。 この記事は、出張先のTexasから書いています。 今回は、海外出張とは切っても切れない英語学習について僕が事前にやってきた事、現地ではじめた事などについて共有させていただきます。 今回の出張について 今回の出張は、アメリカにあるISAOのグループ会社からBusiness Exchangeの相談があり、弊社代表の中村がその内容をISAOで開発しているGoalousに投稿し、希望者を募集した事からはじまりました。 過去のIsaBをご覧になった事がある方でしたらご存じかと思いますが、ISAOでは毎年海外のカンファレンスやイベントに参加しています。しかし、この様な交換留学の様な取り組みはISAOとしても初の試みとなります。 僕も海外にとても興味があり、毎年手を挙げていたのですが残念ながら機会が回ってきていませんでした。 今回は、行くしかないと思い投稿を見た時にはコメントを返し、その結果またとないチャンスを掴む事ができました。 こうやってアメリカからこの記事を書く事ができ、会社には感謝しかありません。 出張先での仕事について 主な仕事としては、 iOS Developerとして現地のジュニアDeveloperと連携してアプリ開発とスキルトランスファー Scrum Masterとして従事していた経験を活かした現地Scrumのサポート 現地で実際に行われているScrumを学ぶ ISAOで開発しているMamoru PUSHやMamoru Bizについてのマーケティングや協業の打診 日本に持ち帰ってくる仕事を探す といったところでしょうか。 驚いた事として、アメリカではScrum Masterとしての求人が結構あるという事です。 僕の個人的な肌感ですが、日本では中々見つからないと思います。 出張先でもScrum Masterが5人いらして、クライアントの企業に常駐してScrum MasterとしてScrumを実践していました。 ちょうどタイミングが合って、現地のスクラムマスターと意見交換する事ができたのも貴重な経験となりました。 現在の英語の実力値について 渡米前のTOEICの点数は530点 同じチームに日本語を話せる外国人はいるが、チャットや簡単な会話をするくらい 短いスピーチやプレゼンならなんとかする事ができる 字幕なしで映画やテレビを楽しむ事はできない 海外出張経験なし ここからは英語学習の話です。 ぱっと見ていただけばお分かりいただけるように、海外出張に行くからといって格段に英語ができるという訳ではありません。 ですが、その中でも同じプロジェクトの外国人のエンジニアとは英語でコミュニケーションを図っていたり、自社で開発しているGoalousでの投稿を全社向けのものには英語を添えてみたり、毎朝開催している1分間の英語のスピーチに参加させていただいたり、福利厚生で開催していただいている英語講習に参加させていただいています。 個人的に、僕がエンジニアという事もありドキュメントや動画を英語を見る機会が多いので多少は免疫があるといったところでしょうか。 ISAOでは英語研修の一貫して、有志で1分間スピーチをしています。 最近スピーチが英語に変わりました。 画像はその時のGoalousでのやり取りです 事前に準備してやっていた事 オンライン英会話を毎日25分 自前単語カードを作成し暗記 文法書 単語暗記 シットコムを英語字幕付きでみる この出張が決まってからという事もないのですが、英語を学ぶにあたって行っていた事についてお話させていただきます。...働き方改革関連法 施行目前!企業が今すぐやるべき3つの対策
はじめまして。手塚清徳です。 管理部門である「情シス」「ヘルスケア」というふたつのプロジェクトのリーダーと、プロフィット部門である「Data Integrater Project」メンバーとを兼任し、「稼ぐ情シス」「稼ぐヘルスケア」として働き方改革を日々実践しています。 いよいよ今年4月より働き方改革関連法が施行されます。 この法案のゴールは「メンバーがいきいきと働ける環境を整える」ということだと私は考えます。 連日残業が続いていたら帰って寝るだけの生活になってしまいますよね? 有給休暇が取得できなかったら旅行にも行けません。 オンがあればオフもある。 就業中は生産性を高めて集中して働き、休みは仕事のことを忘れて余暇を楽しむ。 これが「いきいきと働ける」ということかと思います。 この「働き方改革関連法」にISAOはいち早く対応いたしました。 うち3つの対策をご紹介いたします! 1. 勤怠データの可視化による残業時間のチェック もともとISAOではMicrosoft Power BIにより勤怠データのオープン化及び可視化を実施しており、誰がどのくらい残業しているか、誰が何回遅刻や寝坊をしているかなど、基本的な勤怠データをチェックすることができました。 今回、これにプラスして働き方改革法に対応した勤怠データをチェックできるようにしました。 これだけ見れば4月以降も安心です! Power BI導入支援はこちら [働き方改革関連法対応BIはこちら ](https://kuramane.colorkrew.com/hatarakikata/?utm_source=newwork-style&utm_medium=referral&utm_campaign=owned) 2.「客観的な」就業データ保持 厚生労働省が2017年に策定したガイドラインでは、下記のように定められています。 使用者が始業・終業時刻を確認し、記録する方法としては、原則として次のいずれかの方法によること。 ・使用者が、自ら現認することにより確認し、適正に記録すること。 ・タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、適正に記録すること 「客観的な記録」という点に対して苦労されている方も多いのではないでしょうか。 ISAOではフリーアドレスにおける「座席見える化」の対応としてMamoru Bizにてチェックイン/チェックアウトをしています。 その際、勤怠システムと連携し、それぞれ就業開始時刻/終了時刻とするようにしています。 これを「客観的な記録」として、保持するようにしています。 Mamoru Bizはこちら 3. 勤務間インターバル制度への対応 就業終了後、次の就業開始まで、定められた時間をインターバルとして空ける必要がある勤務間インターバル制度。 通常の勤怠システムではなかなか対応ができません。 そこでISAOでは先述したMamoru Bizを使い、下記機能を今後導入していく予定です! ・チェックアウト時に次回就業可能時刻を表示 ・チェックイン時にチェックアウト時刻からの時間が定められた時間を超えていない場合にアラートを出す 現時点で本制度は必須ではなく努力義務ではありますが、非常に重要視されている制度です。 こちら働き方改革関連法の施行で一気に普及していくものと思われます。 さいごに 以上、働き方改革関連法への3つの施策を紹介いたしました! みなさまもISAOと一緒に働き方を改革してみませんか? 興味のある方・企業様はいつでもお問い合わせください! お待ちしております!...バリフラット組織のつくりかた
階層型で膠着した組織を、オープン&フラットで生まれ変わらせた手順をISAOの実例を通じて語ります! 主に、2010年〜2012年の3年間にISAOで行なった改革について一つ一つお話しします。 いま階層型組織で、今後もっとフラットな組織づくりをしたいと思っているマネジメントの方に参考にしていただければと思っています。 バラバラだった給与制度の改革 2010年当時の状況 中途採用が95%以上で新卒入社がほとんどいないISAOは、入ってくる前の会社での条件の延長で、給与が個人個人決められていました。昇給についても、当時の組織では上司のさじ加減一つで決まってしまう。 これを「全社に納得してもらえる給与制度」にすることが課題でした。 等級制度をつくる まず、新入社員からハイレベルのシニアまでをカバーする「等級制度」をつくりました。各等級に求められるレベル感を定義しました。 結果として、300万円から1300万円くらいまでの年収を12等級で表現できるようにしました。 *現在は11等級で410万円〜1500万円と変更されています 当時70名程の全社員を、全て等級に当てはめるための会議を、部長レベル以上7人程度が集まって、一人一人について話し合い、3日間かけて、等級を決定しました。 新等級制度は2011年4月に開始されました。 一人一人に等級を伝える ここまでのプロセスで、等級制度と、社員全員の等級が決まりました。 ここで何が起こったかというと、ほとんどの人の給料が上がったり下がったりしました。 全体としては、ほんの少しだけ給与水準は上がりましたが、個々人としては、年収で200万円以上上がる人もいれば、200万円以上下がる人も出てしまいました。 上がる人に伝えるのは簡単ですが、一番大変だったのは下がる人にしっかり説明することでした。 上述で決めた、等級定義を元に、上司たちが一人一人に丁寧に説明していきました。 中には納得ができないと、かなり揉めたり、それなら辞めるといって辞めていった人もいました。 ISAOは当時62ヶ月連続赤字の真っ只中でしたので、このタイミングで会社に見切りをつけた人もいたと思います。 調整給で変化をなだらかに 説明は終わりましたが、いきなり年収が何百万円も変わってしまうと、各社員への生活に大きく影響してしまうので、下がる人には調整給を適用しました。 これは2年間かけて、決定した等級に徐々に給与を合わせていくというやりかたです。 *新等級によって給料が上がる人は即時適応しました。 情報公開はどうしたか 大きな痛みを経て生まれた等級制度(給与制度)ですが、いまのISAOのように「フルオープン」ではない状況で、等級(=給与)の公開にはすぐに踏み切れませんでした。 はじめに決めた等級が、本当に正しいものかを見定めていくのも時間が必要でした。 個人個人と話し合い、ようやく適正だと思われる等級構成になるのに3年、最終的に、全員の等級を公開するまでに5年がかかりました。(2016年) その後は、等級を全公開することはもちろん、昇降級の情報もタイムリーに社内コミュニケーションサービス「Goalous(ゴーラス)」を使って公表するようになりました。 次回は「給料を公開することで起こった素晴らしいこと」です。...Amazon Alexaスキル開発・VUIデザインのお話 "オルビスの「今日のうるおい」" 編
こんにちは、中嶋あいみです。 ISAOがデザイン・開発協力をしたAlexaスキルがリリースされました! オルビスの「今日のうるおい」 先日こちらのブログでもご紹介したように、VUIデザインスプリントワークショップを経て本開発が決定し、最近ついに皆さまへお披露目できることとなりました! VUIデザイン・スプリント ワークショップ事例:オルビス株式会社様 Alexaスキルの概要 今回リリースしたAlexaスキル” オルビスの「今日のうるおい」”は、オルビスさんが1月1日に発売した肌の水分を逃がしにくくする」機能が確認された特定保健用食品『ORBIS DEFENCERA』の定着プログラムの一貫として提供しています。 Alexaスキルストアで「オルビスの今日のうるおい」を有効化し、対応デバイスに対して「アレクサ、今日のうるおいを開いて」と話しかけることで起動します。...VUIデザイン・スプリント ワークショップ事例:オルビス株式会社様
こんにちは、VUIデザイン担当の中嶋あいみです。 オルビス株式会社様向けに、スマートスピーカー・VUI関連のお仕事をさせていただいたので、紹介したいと思います。 2日間にわたって以下のプログラムを組みました。 スマートスピーカー・IT活用をテーマにした講演 Amazon Alexaのスキルを題材にしたVUIデザインスプリント ワークショップ ORBISについて オルビスさんと言えば、2018年多数のメディアでベストコスメを受賞した『ORBIS u (オルビスユー)』シリーズが話題に。 最近では飲むスキンケア『ORBIS DEFENCERA (オルビス ディフェンセラ)』が、日本初の肌トクホとしても注目されています。 TVコマーシャルをご覧になった方も多いのではないでしょうか。 1.スマートスピーカー・IT活用をテーマにした講演 スマートスピーカーを持っている人も持っていない人も、まずは知見を高めていただくことが目的に、 11月某日、オルビスさんの広ーいセミナールームで講演をしました。 対象は全てオルビス社員の方々なので、コスメ業界のスマートスピーカー参入状況など、独自調査した内容をお話させていただきました。 ヘルスケア、筋トレなどのスキルは複数出ていますが、美容・コスメ領域ではまだまだ参入が少ない現状。 可能性を感じます! 2.VUIデザイン・スプリント ワークショップ 12月某日、朝から夕方にかけてISAOオフィスでデザイン・スプリント 1DAYワークショップを実施しました。 講演に参加された方の中から有志の18名で、3つのチームを結成。 アイデアの拡散と収束を繰り返す、デザイン・スプリントのプロセスをVUI (音声ユーザーインターフェース)にカスタマイズしたプログラムです。 Design Sprint (デザインスプリント) とは? デザイン・スプリントとは、アメリカのGV (旧Google Ventures) が提唱するデザイン・シンキングのフレームワーク。 約7名のチームを結成し、3〜5日間などの限られた時間で、課題の抽出〜試作品を使ったユーザーインタビューまでおこないます。 過去記事で詳しく紹介しているので、初めて目にした方はよかったらこちらをご覧ください。 Design Sprint (デザイン スプリント) ワークショップを開催! 3日間で完結!実践デザインスプリントワークショップ VUIデザインスプリントワークショップのゴールは? 『ORBISのスマートスピーカースキル企画を、各チーム1つづつ、プロトタイプを作りコンセプトを検証する』 をゴールに、たった1日でゼロの状態から現状理解〜アイデア出し〜企画決定〜VUIデザイン〜プロトタイプ制作〜テストまでおこないました。 具体的にどんなプロセスを経たのか見てみましょう。 フェーズ1:現状理解 参加者は様々な部署や役割の方々の混合チーム。...【平成最後】ISAO代表・中村より、新年のごあいさつ
あけましておめでとうございます! 中村です。 ISAOは本日1月7日(月)、2019年の活動を開始いたしました。 旧年中お世話になった皆様、ありがとうございました。 本年もよろしくお願いします。 さて、年末年始はうまい具合に土日が絡んだので、9連休を取れた方が多かったのではないでしょうか。 なかには会社全体で16連休という会社もあって、ISAOもこういった大型連休をそのうちやりたいなと思っています。 実は2019年は、ISAO創業20周年! ISAOは、20年前の10月に世界初インターネットにつながるゲーム機として登場したSEGAのドリームキャストのインターネットサービスの運営会社として誕生しています。 1999年ってどんな年だった!? 20年前の1999年はどんな年だったか調べてみました。 当時の総理大臣は、小渕恵三さんでした。ブッチホンや冷めたピザなど、印象に残るエピソードを残した政治家でした。 また3月には、日銀がゼロ金利政策を始めました。景気回復してゼロ金利を脱するどころか、一部マイナス金利になるなど、まだ景気回復にあえいでいる様子が伺えます。 一方、ヨーロッパでは単一通貨ユーロがスタートした年でもあります。 IT業界の1999年は? ISAOはIT企業ですので、業界のニュースも見てみましょう。 2000年問題の前年ですので、IT業界は年明けの対応で大変でした。 また、1999年にはiモードが始まりました。 携帯電話がインターネットにつながるという、世界でも圧倒的に進んだテクノロジーを日本が先駆けました。 個人的な体験では、僕は2004年から6年ほどドイツに駐在したのですが、当時の欧米の携帯は日本の携帯に比べてテクノロジーで5年遅れていると感じていました。 日本の携帯は、カメラも高精細で、ビデオも取れて、その上インターネットにもつながる。 一方欧米の携帯は、データ通信はほとんどSMSしかなく、カメラも画素数の小さいもので、もちろんインターネットにつながるものはほとんどありませんでした。 まだ高度成長期の貯金があり、日本はGDPでもアメリカに次ぐ2位。現在2位の中国は日本の4分の1の大きさでした。 20年経った日本とISAO 20年経って、日本は世界の成長にただ一人で置いていかれ、GDPも3位ではありますが、2位の中国のほぼ3分の1まで落ち込んでいます。(アメリカは、20年前日本の2倍→現在4倍) ISAOはこの20年の間、ゲーム業界にうまれ、IT業界との間で成長してきました。 オンラインゲームの運用・サポートといえば業界では知らない人はいない会社です。 昨年はISAOにとって思い入れや象徴の一つだったゲーム運営・サポート事業を売却し、より純粋なIT企業として新たな一歩を踏み出しました。 長年一緒にやってきた仲間と分離したことは寂しい気持ちもありましたが、お互いの目指す方向の違いから大きな決断をしました。 なお、事業を担ってきたメンバーがほぼそのまま新しい会社、株式会社ウィットワンで継続していますので、ISAOクオリティをさらに高め、事業を発展させていってくれることでしょう。 これからのISAOのビジョン さて、IT企業としてのISAOの今後ですが、キーワードは以下3つです。 ** グローバル 世界のシゴトをたのしく! オンリーワン・ナンバーワン ** グローバル 『グローバル』に関して言えば、20年前にはほとんどゼロに近かった日本人以外の社員はどんどん増えています。 最近では新卒はほとんど外国人です。 エンジニアも入社する半分くらいは外国人。 チームは確実にグローバル化しています。 また、英語が話せない人は等級が上がらない人事制度もここ数年で導入しています。 これからのISAOは、明確に世界で活躍できる人材を育てていく方針です。 事業はまだまだ日本向けが多いですが、ますますチームをグローバル化し、世界の市場に打って出たいと思っています。 世界のシゴトをたのしく! ISAOの2020年ビジョン『世界のシゴトをたのしくするのビジョナリーカンパニー』 バリフラットという、オープンでフラットな企業運営をISAOは志していますが、自分たちの哲学や仕事の仕方が、これからの世界の働く人たちの能力を解放し、圧倒的に高いパフォーマンスを発揮しながら、Quality of work を上げていくことが、ISAOにとっての社会的使命だと考えています。...ISAO流忘年会 in 2018
こんにちは!ブランディングプロジェクトのあいです。 もうすぐ2018年も終わりですね。 今年もISAOの忘年会についてレポートしたいと思います。 ISAOの忘年会といえば…? こんな感じでコスプレ忘年会のイメージが強いかもしれません。 ですが、今年は気分を変え、コスプレなしで社外で開催されました。 今年の会場は? 場所は、恵比寿にあるdining bar KITSUNE です。 社外で開催される忘年会は5年ぶり?なので、ドキドキワクワクがとまりません。 司会はISAOのコンテンツリーダー草刈さんと、ISAO退社後もなぜかよく飲み会に参加している金光くんの二人。 ISAOでは、「新たな分野で活躍したい」「自分のスキルをもっと向上させたい」など成長のため発展的卒業される方もいるため、退社してからも多くのOB・OGと交流が続いているんです! 上期でMVPを受賞した高井さんの乾杯とともに、楽しい会のスタートです。 実はISAOにはDJがたくさんいた…? 今回DJブースがあるということで、3人がブースにたってくれました! エントリー№1 DJ Tip ISAOのドレッド人事でおなじみの、この人。ドレッドが伸びてきましたが、どこまで行くのでしょうか。 (同じ人事の小柴は引っこ抜いてみたいと思っているそうです。) 本職はDJかと思わせるくらい、輝いておりました! エントリー№2 アフロ西郡 セキュリティープロジェクトの西郡さん。 アフロなのに、眼差しは超真剣でかっこいいですね。 セキュリティーでお困りの方は、なんでもご相談ください(^^)/ エントリー№3 マッスル深瀬 深瀬さんの代名詞である筋肉を惜しみなく披露してくれました。 来年はワンサイズ小さいタンクトップを着用し、筋肉をより際立たせていただきたいですね! 音楽に合わせてさらに盛り上がる会場です。 今年のイベントは…? サプライズ企画として、還暦を迎えた原崎さんと奥野さんへ感謝の気持ちを伝える手紙の朗読(おしゃれカンケイ風、わかる人いるでしょうか)があったり、 毎年おなじみの検索企画で、ISAOあるあるにみんなで笑ったりと、とても楽しく過ごすことができました。 最後にみんなで集合写真 今年はゲーム運営サポート事業を株式会社ウィットワンへ承継し、社員数は減りましたが、このメンバーでより一層頑張っていきます。 「世界のシゴトをたのしくするビジョナリーカンパニー」 来年もこのビジョンに向かって駆け抜けてまいりたいと思います。 今年もみなさんに大変お世話になりました。 来年もよろしくお願いいたします。 また、このブログでお会いしましょう(^^)/...株式会社サイバードさんをゲストに、スマートスピーカー ビジネス活用セミナーを開催しました
こんにちは、中嶋あいみです。 新型のNature Remoを購入し、自宅のIoT化がますます進んできた今日この頃です。 12月6日 (木) にISAO主催で『スマートスピーカー・AI音声アシスタント ビジネス活用セミナー & VUI体験ワークショップ』を開催しました。 師走でお忙しい方も多いようで、今回はいつもと違い参加者さんは少なめ。 1対多のプレゼンではなく、みんなで1つの机を囲むアットホームなスタイルでやってみました! 質問し放題でプライベートセミナーのような、ある意味贅沢な空間でした。 アジェンダ 株式会社ISAOについて 【セミナー】スマートスピーカー国内外最新動向とアメリカ市場現地レポート : ISAO 【セミナー】Voice UIとキャラクターが歩む道~これまでとこれから~ : 株式会社サイバード 元木様 【ワークショップ体験】VUIデザイン (音声ユーザーインターフェース) を作ってみよう : ISAO スマートスピーカー国内外最新動向とアメリカ市場現地レポート タイトルは過去と同じですが、今回はかなり内容をアップデートしたこちらのセッション。 スマートスピーカーの2018年世界出荷台数は1億台を超えることが確実視されてきました。 日本でもAmazon Payを利用したスキル開発が一般企業・開発者向けにも解禁され、いよいよビジネス色が濃くなってきたこの12月。 ビジネス視点。本当におっしゃる通りです。 #ISAOcorp pic.twitter.com/GwV1RQpCnq — Rie Motoki@12/5女子会イベ (@vui_rie) 2018年12月6日 **No Alexa, No Office.**を提唱していますが、データからもオフィスや外出先での利用はまだまだ少なく、 『世界のシゴトをたのしく』をVUI観点から実現したいと、燃えております。 NO,alexa NO,office を提唱するあいみさん。ぽこっと抜けている時間はオフィスにいる時間。そこを埋められるのではないか。納得! #ISAOcorp pic.twitter.com/14PWv9xJNH...AWS re:Invent2018 (Gravitonプロセッサ搭載・EC2 A1 Instances登場)
プリセールスの片貝です。 今回 AWS re:Invent 2018へ、エンジニアの西田と参加させて頂きました。 これから新規発表されたサービスを中心に、実際にテストや導入した内容を記載できればと考えております。 まずMonday Night Live でEC2のA1シリーズが発表されておりました。 Serverlessな環境が注目されている状況ではありますが、やはりEC2の進化も見逃せません。 EC2 A1 Instances このA1シリーズは、ARMベースとなりAnnapurna Labs(アンナプルナ)がカスタマイズしたCPUになるそうです。 Annapurna Labs とは、2015年にAmazonが買収したイスラエルの半導体企業で、ASICによるネットワークの高速化や昨年(2017年)に発表された、 EC2の新基盤 Nitro(ナイトロ)を開発した企業だそうです。専用CPUまで作成してしまうとは、Amazonは何処まで行くのでしょうか。 ただこのCPUはARMベースなので、アプリケーションはARM環境用にコンパイルが必要となりそうです。 EC2 M5A/R5A Instances またAMDのCPUを搭載した、m5a、r5a インスタンスも選択可能になりました。 選択可能CPU これでEC2は3つのCPU環境を選択できる事になります。 ただ残念ながら、まだ a1 インスタンスも m5a/r5a インスタンスも東京リージョンで選択する事はできません。 東京リージョンへリリースされるのを待ちつつ、他リージョンにてテストしてみます。 因みに、a1インスタンスが選択可能なリージョンでは、Amazon Linux 2 AMI (HVM) の選択肢に以下が追加されております。 〇64ビット (x86)、〇64ビット(Arm) こんな感じ あとがき まだ色々と新サービスの情報がありますので、順次アップします。...