オープン&フラットは競争力を圧倒的に上げる企業変革
これまでバリフラット(オープン&フラット企業運営)は、ビジネスにおいて、判断の質とスピードを圧倒的に上げることができることを説明してきました。
ほぼデメリットがなく、いいことしか起こりませんので、どんな会社にもオススメできる仕組みなのですが、色々な会社の方とお話しすると、「ウチではなかなか難しいなぁ」という声もよく聞きます。
なぜでしょう?
真のオープン化とは
「オープン化」というと、経営トップの発信や、財務情報、事業情報の開示を社員にしていく、「トップダウン型」の情報共有を思い浮かべるかもしれません。
しかし、トップダウン型の情報共有は、オープン化の最初の一歩に過ぎません。
全ての社員が、自分の想いや活動の情報を発信する「ボトムアップ型」の情報共有ができて初めて、真のオープン化と言えるのです。 トップダウン型の情報共有はトップが強い意志を持てば必ずできます。
しかし、ボトムアップ型はそんな簡単にはいきません。 その証拠に、社員が思っていることを、上司や役員に向かって話ができる会社はなかなかありません。
なぜでしょう。 その最大の要因は「権威主義」だと僕は思っています。
「権威主義」とは
権威(人を服従、強制させる力)に価値をおき、それに対して自己卑下や盲目的服従をする態度のこと。また逆に人にそれを要求する態度のこと。心理学的には、権威や伝統、社会的に価値のあるとされているものを無批判に承認し、これに服従、依存し、融通が利かないパーソナリティを指す。 *Hatena Keywordより引用
会社においては、地位が高い人が、内容の如何に関わらず、下位の人よりも常に「正しい」とされる価値観です。
議論において、最終的に地位が上の人が勝つというだけでなく、階層によって知ってはいけないこと、教えてもらえないことなどがあることも権威主義と言えるでしょう。
あなたの周りにある権威主義
権威主義という価値観があると、階層が違う人同士が遠慮なく議論し合うというのは不可能です。
みなさんも上司にこんなことを言われたことはないでしょうか。
「君はそんなこと考えなくていい」 「言われたことをやりなさい」
こういった言葉が出た瞬間に、お互いの議論はストップします。 そして、言われた方は、納得しないまま仕事をすることになります。
そんな環境で、自分のパフォーマンスを存分に発揮することができるでしょうか?
権威主義を排除して、真のオープン化でチーム力の最大化を実現する
まずはトップダウン型の情報共有を徹底し、権威主義を排除することでボトムアップ型の情報共有で「真のオープン化」に向かいましょう。
真のオープン化によって、全ての社員の力を引き出すことができるようになり、チームの力は圧倒的に向上します。
*ISAOの提供する「Goalous」は、全ての社員の目標と活動を共有することで、チームの協働および、個人のパフォーマンスを向上させることができるサービスです。