新社会人の皆さんへ
新社会人の皆さん、新しい出発おめでとうございます。(正確には明日からですね。)
これから期間研修に入る人、いきなり現場に出て仕事をする人、先輩にくっついてOJTを始める人、新入社員のスタートは会社によってさまざまです。
ちなみに、Colorkrew(以下、カラクル)は最近**通年採用**になったので、新卒一括採用はしていません。
4月は日本人が大学を卒業した人の多くが就職するということもあり、これまではなんだかんだこのタイミングで、毎年新卒が入ってきて、入社式をやっていました。
ところが今年ついに、4月1日入社はいない年になりました。 これは、新卒採用を6〜7年前に再開してから初めてのことです。
ということで今回は、カラクルの新入社員にではなく、全世界の、これから社会人生活を始める人たちへ向けてメッセージを書きます!
▼昨年2020年入社式の様子はこちら!
なにも出来ないのは当たり前
会社に入ると、周りの先輩は普通にバリバリ仕事をしているけれど、自分は全くなにもできない状態に気づきます。
それは、正常です。
インターンで長期間すでにその会社で働いていたということでもない限り、いきなりバリバリ仕事をすることはできません。 なにも出来ないのは当たり前ですし、周りもそう思ってますので、気にする必要はありません。
スポーツ漫画の名作「スラムダンク」で、素人の主人公に対して、チームのエースがこう言い放つシーンがあります。
「おめーのヘマはもともと計算に入れてる!」
できないのは当たり前。失敗するのも当たり前なのです。
やれることを見つけよう
仕事はチームでするものです。 チーム全員が同じことをやるのではなく、それぞれが役割を持ちます。
新人としてチームに入ったら、自分でもできることはないか探してみましょう。 何か手伝えることが見つかるはずです。
でもそれは、きっと想像していたよりもはるかに単純で、簡単な仕事でしょう。 自分に自信のある人は「こんな仕事をするために、社会人になったわけではない」と思ったりもするかもしれません。
そんな時はこう考えてください。
「その単純な仕事をいかにうまくやれるか工夫してみよう」
先輩がやっていたその仕事をあなたの力で、もっと効率よくできないか考えてみてください。そして、それを実行してみてください。 それを仕事では、「改善」と呼びます。
何かの仕事を任せて、その仕事をただ引き継ぐだけではなく、改善できる人であると周りに知ってもらえると、周りはさらに高度な仕事を任せてみようとなり、いい循環が促されます。
どんな仕事も馬鹿にせず、しっかりやり切ることで、徐々にレベルアップしていくことが重要です。
組織を変えるのは「若者、バカ者、よそ者」
行き詰まった組織を変えるために必要な人材を表すのに、若者、バカ者、よそ者という考え方があります。
社会人ほやほやのみなさんは、この三要素をたくさん持っている人たちです。 多くの人は、若者でしょうし、その会社にとってみなさんはよそ者です。そして、その会社や社会のことをほとんど知らないという点では、いい意味でバカ者でもあります。
実はこういった、会社に馴染んでしまった人たちには気づかない視点で新しい意見を持つことのできる新社会人は、、会社にとっては貴重な存在なのです。
ですから、思ったことを言いましょう。
それが多少トンチンカンでも問題ありません。なにしろ、まだ何もわかっていない新入社員なのだから。
5年経ったら「いまさらなに言ってんの!」と言われることでも、いまなら許されます。
「裸の王様」というデンマークの童話があります。
詐欺師に騙された王様が、裸のままパレードをして、大人たちは裸の王様が見えているけど、それを口に出せない。 そんな中、正直な子どもは「王様は裸だ!」とみんなに前で叫ぶ。そんな話です。
その会社に長くいる人にとっては当たり前になっていることでも、フラットで、新鮮な目で見たら、おかしなことはたくさんあるものです。
純粋な目で会社を見ることのできるうちに、自分の感じたことを周りの人に伝えてみてください。 それがチームに対してのみなさんの最大の貢献となるでしょう。
1日、1%進化しよう
「1.01の法則」を知っていますか?
毎日1%、すなわち昨日の自分から成長して、今日の自分を1.01にする。 これを365日続けるとなんと、最初1だった自分は1年後には37.8になります。
逆に0.99を365乗すると、0.03になります。
これは、突然がんばったり、そうでない時はがんばらない、という成長の仕方より、たった1%を毎日積み重ねることが重要という示唆ではないでしょうか。
やってみるとわかりますが、ほんの少しでも、毎日確実に成長することは意外と大変なことです。 それができる「安定性」というスキルをまずは身につけましょう。
いまの志を忘れるな!
最後に。
みなさん、新しい社会人生活にドキドキ、ワクワクしていると思いますが、いま持っている新鮮な気持ちを忘れないようにしてください。
といっても、きっと忘れるでしょう。笑
なので是非、これから自分はどんな社会人になりたいのか、そして仕事を通じて何を成し遂げたいのかという、若々しく瑞々しい今の気持ちを、どこかに記録しておいてください。
そして将来、少し疲れた時にそれを見直してみてください。 きっと、いまの若い感性が、未来の自分を励ましてくれるでしょう。
では、Enjoy working! 楽しい社会人生活を!