muninのデータを引き継ぐ方法
こんにちわ。 プラットフォーム担当の宮下です。
今回は、オープンソースのモニタリングツール「munin」でホスト名を変更した時に
今までのデータもそのまま移行する方法を説明します。
なお使用するmuninのバージョンは、1.4.5を使います。
1)RRDのデータを移す。
muninのグラフ描写を行っている「RRD tool」のデータを移行します。
[shell] # cd /var/lib/munin/DIR # rename test01 test01-old ./test01-* [/shell]
格納場所に移動して、ファイルを一括で変換してしまいます。
2)HTMLファイルを移す。
[shell] # cd /var/www/html/munin/DIR # mkdir test01-old # chown munin:munin test01-old # cp -pfR test01/* test01-old/ [/shell]
生成されているHTMLと画像ファイルをまとめて移動します。
移動先のディレクトリが既にある場合は、mkdirとchownは飛ばして下さい。
またOSによってはaliasで「cp -i」が入っているかも知れません。
その時は、バックスラッシュを使って一括移動をします。
[shell] # \cp -pfR test01/* test01-old/ [/shell]
これで次の収集間隔から新しいホスト名でデータが更新されていきます。
地味な作業ですが、過去のデータを捨ててしまうのはもったいない気がします。
そんな時はデータも一緒に移動してあげて下さい。