労働集約型ビジネスはやらない。給料を上げる肝とは。

労働集約型ビジネスはやらない。給料を上げる肝とは。

過去いくつかの記事の中でも書いていますが、「給料を上げること」は、僕が考える”経営の主たる目的の一つ”です。

給料を上げていくことがなぜ重要なのかについてはコチラから

Colorkrewが労働集約型ビジネスと、リソース売りビジネスをやらない理由

会社として、みんなの給料を上げていくときに、僕が非常に大切にしている考え方の一つが「労働集約型のビジネスをできるだけやらない」ことです。

労働集約型ビジネスというと一般的には、単純労働で、低賃金。キャリアアップが見込めないみたいなイメージがあるかも知れません。

しかし「人のリソースを売る」という観点でいけば、ハイレベルな仕事であっても属人的なものや、何時間でいくらのような価格体系のものは全て、労働集約型ビジネスです。

またColorkrew(以下、カラクル)のいるIT業界では、技術者派遣ビジネスが活発です。

これはリソース売りビジネスの典型と言えます。

カラクルでは、”社員の成長に貢献しないからという理由”で、単純労働・低賃金の労働集約ビジネスモデルと、技術者派遣ビジネスはやらない、と決めています。

例外は、ビジネスモデルを切り開く尖兵隊として、一時的かつ、ハイレベルな属人的ビジネス(コンサルのイメージ)と、若手を会社の外に一回出して、重要な経験させるための派遣・出向のような形態のビジネスです。

ちなみに、カラクルに新卒で入った若手には、一般の企業の働き方も経験できたらいいなと思っていて、後者のパターンの出向をさせたいと思っているのですが、いままで一度も実現したことはありません。

労働集約ビジネスをしないという縛り

しかし、カラクルがやらないと決めている、労働集約やリソース売りのビジネスは、会社の業績(利益)を比較的簡単に上げる方法であることも事実。

これをやらないと決めるということの意味はなんでしょうか。

まず個人としては、あまり深く考えずに目の前の仕事をこなせば給料をもらえる環境がなくなる。

経営としては、安直に会社を成長させることはできなくなり、成長施策の難易度が上がります。

カラクルでも過去「あの時点で労働集約ビジネスに舵を切っていれば、大きく拡大したかも知れない」と思える瞬間はたくさんありました。

でもそれをすると、一部のマネージャーたちが高給取りにはなっても、平均給与が1000万円を超える会社には到底なることはできません。

ですから、カラクルはプライドを持ってそれをやらずにここまできました。

Colorkrewの給料はこうして上げていく!

僕たちはIT企業です。

IT企業のできることは、インターネットを使ったサービスを作り、それを売ることです。

自ら直接手を動かす労働で対価を得る仕事はなくし、ビジネスモデルが利益を生むシステム。

そしてそのサービスを、世界のマーケットに展開すれば、さらに何倍にもスケールします。

このやり方であれば、売上の増加に伴って人が増加する必要がないので、一人一人の給料はドンと上がります。

GAFAMやネットフリックスなどのIT企業は全てこのモデル。労働集約はひとつもありません。だから給料が高い。

グローバルビジネスの中で、それぞれが高いレベルで機能を果たすこと。これがカラクルの社員であり続けるための条件です。

この考え方を徹底し、給料もグローバルレベルで上げていくことを、カラクル経営の給料に関しての当面の目標としています。

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