成長したいなら、格上とつるめ!
Colorkrew(カラクル)では、評価のときのフィードバック以外の、日常のコミュニケーションでも「成長」という言葉がよく使われます。
仕事をやって、成長できたか。 これから取り組む仕事を通じて、成長できるのか。
仕事以外の時間で成長するために重要なこと
仕事に取り組むときに成長を意識することは、当たり前です。 でも、実は仕事をしているとき以外も重要です。
仕事をしているときは、主に”アウトプット”をしながらの成長。 それ以外の時間で、成長のためにできることはなんでしょう。
それは…”インプット”です。
仕事以外で成長するためには、質のいいインプットが必要なのです。
インプットの種類
インプットの仕方は多岐に渡ります。
ネットや雑誌などで調べる。
研修を受ける。
本・雑誌を読む。
人と話す。
このうち、上の二つは明確に目的を持ってのインプットです。 これらのいいところは、今自分が抱えている課題の解決にダイレクトに効く即効性のあるインプットが見込めることです。
それに対して、本や雑誌を読んだり、人と話すことは、即効性はあまりありませんが、知識や意識の幅を広げるのに役に立ちます。
本や雑誌を読むことと、人と話すことの違いは、後者はインタラクティブで、前者はそうではないということです。
格上とつるめ!
タイトルに「格上とつるめ」と書きました。
言いたいことは、人と話すインプットにおいては、その人が自分より格上で経験のある人であるかどうかが非常に重要だということです。
できる人ほど、若いときに自分より格上である先輩や上司と飲みに行ったり、相談したりして、貪欲に学ぼうとしている人が多い。 (ちなみに、格上は年上の場合が多いですが、年下でも格上の場合はあります。)
もちろん、上述したように、人と話すのはインプットの手段の一部ですので、それ以外でもいいインプットができている人はいます。
ただ、人と話すのはインタラクティブですので、自分用にカスタマイズした話ができるというのが他にはない利点ですし、可能であればこれを使わない手はありません。
なぜ格上とつるみたくないか
いいことばかりに思える”格上とつるむ”ですが、それがあまり好きではない人が残念ながら世の中には多いです。 そういう人は、自分と同格の人だったり、後輩とばかりつるんでいます。
もちろん、後輩とつるんだ方がいばれるし、楽でしょう。 格上と話せば、甘ったれたことを言えば厳しく諭されることもあるでしょうし、相手を立てながらコミュニケーションをしなければならないので、少しめんどくさいとも言えます。
ただ残念ながら、格下で楽な相手からは得るものは少ないのです。
年を取ると格上が段々いなくなる
僕は去年50歳になりましたが、40代後半あたりから段々、自分より明らかに格上の先輩とつるむことが難しくなったことを実感してます。 (叱られることも少なくなります)
会社でも、かなり年齢が高い部類に入ってきましたし、歳をとってくると成長にもっとも有効な手段である格上の人たちとの接点がどんどん減ってきます。これはとても残念なことです。
ですから”いま”若い人たちに言いたい。
格上とつるめ!
特に20代、30代の成長角度が定まっていない人。
是非、経験があって自分が尊敬できる人を見つけて、いろいろな話をしてみてください。 きっといままで気づかなかったことに気づくはずです。
たくさんいいインプットをさせてもらって、成長した自分が、今度はいい”格上”になって後輩にいいインプットを与えられる存在になれたら最高ですね。