英語で学ぼう!Voice User Interface

こんにちは、中嶋あいみです。

VUIデザイナーとして精進している毎日です。 近頃で最もエキサイティングだったニュースはAmazon Alexaの新デバイス発表! わたしたちの生活の中にVUIの波がぐいぐい来ている感じでわくわくします。

VUIワークショップを英語でやってみた

先日、英語での『VUIワークショップ by デザイン・スプリント』を開催しました。英語研修として。

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・・・なんだかキーワードがもりもりですが

おそらく日本で唯一!もしかしたら世界で唯一かもしれない取り組みなので、みなさんにご紹介したいと思います。

VUI、デザイン・スプリントとは?

英語で学ぼう!Voice User Interface

VUI=Voice User Interfaceのことで、音声で入出力されるインターフェースのことを言います。 Amazon EchoやGoogle Homeなどスマートスピーカーが代表的なVUIプロダクトで、ボタンやテキストで操作を誘導できるGUIとは異なり、対話の設計や音だけで認識できるわかりやすさ等が重要です。

ISAOは私が講師として、スマートスピーカーの対話を設計してみるVUIワークショップを定期的に主催しています。

デザイン・スプリントとは、デザイン・シンキングのもとアメリカのGV (旧Google Ventures) がうみだしたサービスデザインのフレームワーク。 このブログでも何度か取り上げているので、気になる方はこちらをどうぞ。

なぜ英語で?

今回は英語研修の株式会社アイベックさんと、帝人グループさんとのコラボ。 帝人さん・ISAOともに社員向け英語研修プログラムでアイベックさんにお世話になっています。

もともと『英語での異業種交流会』として昨年から3社で始めた取り組みで、そのお題として定期的に主催しているVUIワークショップを英語でやったらどうかと運営側に軽いノリでお声がけいただきました。

私は昨年度に生徒として参加しており、今年は講師のサポーター役となっていきなり大役をまかされた感じです。

こんな突然のアサインも、バリフラットなISAOではよくあることなんです!

ISAOと英語の関係

ISAOではグローバルで通用するビジネスパーソンを育成するため、英語学習支援に力を入れています。 また、国籍を問わず採用しており、現在はドイツ人スペイン人インドネシア人・中国人のエンジニアも在籍しています。

英語ができると昇給できるわけでないのですが、TOEICで一定レベルに達していないと昇給条件を満たせないことになります。

要は、本来もらえるはずのお給料がもらえません。

厳しく聞こえますが、実はかなり愛のある支援をしてくれて、数々の学習機会の提供や費用の負担をしてくれます。

今回もその機会の1つ。

ISAOの英語学習支援については1つ1つご紹介したいくらい豊富なのですが、それは別途で人材育成担当のブログに書いてもらおうと思います。

英語学習とVUIデザインの親和性

英語で学ぼう!Voice User Interface

これは個人的な見解ですが、英語学習とVUIデザインは相性が良いと確信しています。

スマートスピーカーや音声AIアシスタントとの対話を考えるプロセスは、 シンプルでわかりやすい文章を組み立てることや、相手と会話のキャッチボールをどうスムーズにするかを、深く考えるからです。

  • Invocation Phrase (呼び出しフレーズ) は基本的は構文である
  • 子供でもわかる簡単なフレーズのほうがよい
  • 作ったシナリオを発声してみるので、喋る練習にもなる

私自身もAmazon Echoは英語で使っていたり、 Designing Voice User Interfacesを読んで英語のVUIについても探求しています。

どんなワークショップをしたの?

前置きが長くなりましたが、ワークショップの様子について見ていきましょう。 12名の生徒一人ひとりの自己紹介・事業紹介を終えたあと、Let’s get started!

英語で学ぼう!Voice User Interface

私からスマートスピーカー・音声AIアシスタントの概要、デザイン・スプリントのルールなどをプレゼン。 デザイン・スプリントの元ネタは英語なので、難なくできました。

続いてアイベックのScott先生。 普段のVUIワークショップで使っている資料を英語化して、ファシリテートをしていただきました。

英語で学ぼう!Voice User Interface

テーマ

  • An Alexa Skill which children would love.
    (子供が夢中になるAlexaスキル)
  • A Google Home Application which office workers would want.
    (オフィスのどこかに置きたいGoogle Homeアプリ)

各チームどちらかのお題を選び、おおまかに言うと以下のプロセスで進行。

企画のアイデア出し⇒1つに絞り込み⇒対話の設計⇒対話の仕上げ⇒ユーザーテスト

計5時間くらい、徹底的な日本語禁止ルールのもとワークをしました。

英語で学ぼう!Voice User Interface 英語で学ぼう!Voice User Interface

母国語の日本語でも頭を使うワークショップですが、英語だと当然大変! みなさん頭をかかえながらアイデアを広げる個人ワークをこなし、 アイデアを絞り込むグループワークはしっかり英語で意見交換できていました。 素晴らしい!

英語で学ぼう!Voice User Interface

個人的に最も面白いと思ったアイデアが『お母さんの機嫌を教えてくれるAlexaスキル』。

お母さんとアレクサの会話から、子供に今日のお母さんのコンディションを教えてもらえるというもの。

近い将来実現されるかも!?

英語で学ぼう!Voice User Interface

最後に集合写真。

このあとISAOキッチンでおこなった懇親会では、みんな1日英語漬けだったので、頭と会話が英語と日本語でごちゃごちゃになる場面も。 いい交流ができました!

英語で学ぼう!Voice User Interface

まとめ

1日終えてみて、やっぱりVUIって面白い!ということと、 『英語学ぶ』と『英語学ぶ』を同時に実現できるワークショップって1つの方法としてありだなぁと感じました。

デザインスプリント・ワークショップにご興味のある方・企業様はいつでもお問い合わせください。

日本語でのVUI体験ワークショップは、次回11/14(水)開催です! 詳細はconnpassのイベントページにて。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!