揺るがないけど押し付けない。進化を続けるアプリケーションエンジニア

こんにちは!人事&ブランディングプロジェクトの小柴です!

Colorkrewのエンジニアにインタビューしてみよう、第9弾!

今回は、開発案件なんでもござれ!の鳥居さんにお話を伺いました。
ゲーム、カラオケ、そしてWebと、様々な領域を経験されてきた鳥居さん。
Colorkrew(カラクル)でも、時にはスマホアプリを作り、ときにはAlexaに話しかけ、時には自社プロダクトの助っ人として参上するなど、幅広く活躍しています。

OK Google
音声スキル開発しているときは鳥居さんの声が一日中オフィスに響くことも。

スマホはバスタオルみたいなものです

小柴:家のディスプレイ買い替えたりコーヒーメーカー導入したり、リモートワークの快適度が上がってそうですね。

 

鳥居:はい。ディスプレイは前のが壊れ気味だったんで、HDRに対応するもの変えました。コーヒーはお店に行って買ってたんですけど、リモートワークになって家でも飲みたいなあと思って。給付金も出たので機能を比較して買いました。

新しいディスプレイ
社内SNS「Goalous」で買ったよ報告する鳥居さん。いい感じとのこと。

小柴:鳥居さんがそんなにコーヒー好きだったとは!じゃあ豆にも相当なこだわりが?

 

鳥居:それがですね、僕の舌はどうやら味を見分けるのに適していないようで、こだわりなく色々買って飲んでます。

 

小柴:舌の一番大事な役割がポンコツ!他にも買い替えたものあります?スマホとか。

 

鳥居:iMacも新しいものが出たので買い換えましたよ。スマホは、毎年iPhoneとAndroidを1台ずつ買っていこうという方針なので定期的に買ってますね。

 

小柴:なんでそんな方針たてちゃってるんですか!笑

 

鳥居:なんでと言われても困るんですが・・・バスタオルと同じですね。毎日使ってるから毎年変えようって。

 

小柴:まさかバスタオルと同じという説明が返ってくるとは・・・!
毎年買ったらどんどん溜まりますよね。古いのは売るんですか?

 

鳥居:開発機材になりますね。会社の検証端末を使わなくても、ほとんど自前で賄えますよ。
それに目覚まし時計替わりになります。

 

小柴:目覚まし?

 

鳥居:はい、いま少なくとも10個はセットしてますね。

 

小柴:?!

 

鳥居:正確に言うと、3つの端末にたくさんアラームをセットしている状態です。二度寝三度寝四度寝五度寝、大好きなので!
充電はですね、機内モードにしたら1週間以上持ちますし、iPadの第3世代は5カ月くらいは持ちますよ。

デバイスだらけ
鳥居さんのデバイスコレクションの一部。

小柴:機内モードで電気の効率化!それにしてもそのお金はいったいどこから?

 

鳥居:それは一生分のお小遣いというものを設定してまして。

 

小柴:またパワーワードが!笑

 

鳥居:一生って言うと語弊があるかもしれないんですけど・・・あ、でも話し始めると長くなりますが大丈夫です?

 

小柴:すんごい気になる・・・でもこの調子だとツッコミどころが多すぎてアイスブレイクだけで終わりそうなので、本題に行きましょう。後で教えてください!笑

信頼のクオリティ鳥居ブランド

小柴:Colorkrewでは「鳥居工房」なんて呼ばれてガンガン開発をしている鳥居さんですが、今いくつぐらいプロジェクトを掛け持ちしていますか?

 

鳥居:今月アクティブなのは小田急電鉄をはじめ、7つです。
燃えてる案件と、燃える寸前のように見える案件と、触ると火傷しそうな案件と、終わりかけの案件があって、とてもエンジョイしています。

 

小柴:エンジョイ!笑
しかも案件によって全然違う技術を使ってたりしますよね。スキルが幅広いイメージがあります。

 

鳥居:モバイルネティブアプリ、PCアプリ、Web開発を主でやってますね。
スキル・・・そうですね、大活躍してるのはでっち上げるスキルですかね。これはとても有用で、毎回お世話になっているスキルです。

 

小柴:な、なんですかそれ?

 

鳥居:いろいろとあるのですが、すごく雑多にわかりやすくいうと、中身がどうであれ入力と出力に問題がなければそれでよし、というものです。適当に作ると必ず入力か出力に歪みが生じるのですが、それを見せずバランスをとるための技術、といったところです。

 

小柴:う、うーん。熟練の技って感じですね。

Goalousでアクション
テストする河西さんからも絶大な信頼を誇る鳥居ブランド。

小柴:どうしたら鳥居さんみたいな人ができあがるんでしょう?

 

鳥居:過去の経験でしょうかね。

 

小柴:新卒時代にビシバシ鍛えられたとか?

 

鳥居:いえ、教育係はつきましたけど、基本は自力でしたね。

 

小柴:えーっとたしか、最初の会社はゲーム会社でしたよね。入社時からバリバリ開発できたんですか?

 

鳥居:もちろん開発経験はありましたけど、自分のノウハウじゃ全然仕事に通用するレベルではなかったので勉強し直しましたよ。
入社してまず先輩から課題を与えられたんですけど、プログラムの書き方も忘れちゃってたくらいで。笑

 

小柴:え、課題進まないじゃないですか!それでどうしたんですか?

 

鳥居:仕方がないから部内の共有ディレクトリを漁ってみたんです。そしたら、前に作っていたゲームのソースコードが落ちてたんで、それをひたすら眺めてました。ゲームのプログラムってこうなってるんだ~って読みふけってましたね。

 

小柴:書かずにずっと読んでたんですね。

 

鳥居:当時ゲームに隠しコマンドがあったんですけど、先輩たちはそれを教えてくれなかったんです。だから隠しコマンドがどこにあるか探しましたね。笑
そのときは気付かなかったんですけど、これってゲームの根幹を解析してるようなものだったんです。

 

小柴:一番大事な部分を把握したんですね。

 

鳥居:はい。数か月後にそれと同じシステム使うことになったんですが、読み込んでいたおかげでスッと入れました。
こういう経験から、先手を打って調べて事前に用意するという習慣ができました。

 

小柴:おお、鳥居工房のヒミツが明らかに!

 

鳥居:あとはそうですね・・・、その頃はCやC++を使ってましたが、ハードウェアもやってみたくてアセンブラを覚えたりもしました。

 

小柴:ちょ、アセンブラ覚えたって今サラっと言いましたね?笑
覚えたきっかけって何だったんですか?

 

鳥居:プロジェクトの途中で不具合が起きて、それを自力で解決できなかったことがあったんです。
どうしてもわからなくて教育係の先輩に調べてもらった結果、コンパイラのバグだと判明しました。プログラムのバグではなかったんです。

 

小柴:つまりいくらプログラムを眺めていても解決できなかった、ということですね。

 

鳥居:そうなんです。当時でさえアセンブラにいくのは時代に逆行してました。
でもアセンブラを理解したことが後の開発に活きてくることが何度かあったので、やってよかったと思ってます。自分の根幹を作ってますね。

 

小柴:鳥居工房のヒミツその2ですね!

 

鳥居:個人的には、ゲームを<ピー>して自分独自のルールを作り出して楽しむという・・・あ、これは大きな声で言っちゃダメなやつでした。笑

 

小柴:あはは、鮫島さんといいゲーム好きがすぎるとそうなっちゃうんですかね。笑
えーっと、とにかく裏の仕組みを知ることがいろんなところで役に立ったということですね。鳥居さんの強さがどこから来ているのか少し知ることができました。

ブログ画像
ゲームで生産性を上げるためにパソコンを駆使していた鮫島さんのブログはこちら↑

昔をそのまま当てはめるのはナンセンス

鳥居:最近Apache(Webサーバー)のモジュールを作るっていう仕事があったんですけど、やったことなくてもできると思えましたし、VB.NETみたいな古い技術使うことになったときも、VBやったことなかったですが勉強なしでサクッと開発に入れました。

 

小柴:あ、そういう逸話聞いたことあります。Colorkrewに来るまで鳥居さんはPHPをちゃんと触ったことなかったのにたった3日で習得したとか。

 

鳥居:そんなこともありましたね。最初にざざっと言語の主要な記述方法を調べて、細かいところはやりながら覚えていったというのが正解です。
ゲーム開発をしていた頃に、いろんなプラットフォームに適応する経験をしてきているので、新しいことに適応していくのには慣れているんです。ゲーム開発と一口に言っても、ドリームキャストとPS2では全然違うんですよ。システムとかルール、デザイナーの作り方、ハードもプログラムも変わります。
そういう経験をしてるので、何が来てもだいたいできるという自信があります。

 

小柴:おお~頼もしい!鳥居さんみたいな歩み方をすれば第二第三の鳥居さんが誕生するってわけですね。

 

鳥居:いや、それはどうでしょう。昔と今とじゃ状況が変わってますからねえ。

 

小柴:というと?

 

鳥居:今は、PCの下回りがどう動いているかなんて知らなくてもある程度のWeb開発は問題なくできちゃうんですよね。
だから今の人たちにそういうことを求めるのは酷だし、同じことを求めるのも違うと思うし、求めても賛同も得にくいでしょう。

 

小柴:なるほど。

 

鳥居:先手を打つという話もしましたけど、今は流行り廃りも激しいですし、選択肢も山のようにあります。そこから先手打つなんて博打に近い行為です。

 

小柴:え?じゃあ鳥居さんはどうしてるんですか?

 

鳥居:とりあえず流行ってきたなーという段階で手を付けるくらいですね。
昔はオープンソースなんてほぼなかったですし、フリーで使えてもライセンスが厳しくて業務では使えなかったりしました。でも今は検索すれば情報がどんどん出てくるじゃないですか。状況が違うから昔の教訓は役に立たないですよね。

 

小柴:今の人には今の人なりのやり方や教訓がある、と。

 

鳥居:だからどう育てていくかって言われても僕には難しい問題です。笑

社内の勉強会
育成は難しいと言いながらも社内セミナーを開いて情報共有してくれる鳥居さん。

小柴:自分の過去に自信を持ちながらも、それを人に押し付けないところが鳥居さんのいいところですね。

 

鳥居:そうなんでしょうか。

 

小柴:きっとそれは他人に対してだけではなくて、自分自身に対してもそうなんじゃないですか?
頼られたらいつでも応えられる確固たる武器を持ちながらもそれに固執することなく、新しいものを受け入れ変化し続けられる柔軟さもある。そこが鳥居さんの真の強みなのかもしれないと感じました。

ちょっとめんどくさくいところがあってもオモシロい人がよくない?

小柴:鳥居さんて遊び心があったりマニアックに熱中したり、いい意味でこどもみたいですよね。

そんな鳥居さんはどんな人と一緒に働きたいですか?

社内SNSの投稿画像も一捻り入れて遊び心を忘れない鳥居さん。

 

鳥居:そうだなぁ。ー働いていて楽しい人と働きたいです。スキルがどうのとかじゃなくて。

 

小柴:人としての面白さ、ですね。もうちょっと具体的に教えてもえますか?

 

鳥居:信頼できる人、不愉快にさせない人・・・あ、でも足を引っ張るような人でも見てておもしろければOKです。

 

小柴:おもしろければなんでもアリじゃないですか。笑

 

鳥居:ビジネスライクな関係とか、スマートな人が今の世の中って結構多いように感じるんですけど、感情的なぶつかり合いがないのも善し悪しだなと思います。魂のこもったものをつくるためには。

 

小柴:こだわりを持つ人が集まれば、ぶつかることもありますもんね。鳥居さんサラっとして見えて実はアツい

 

鳥居:そういう人たちが集まって、技術の組み合わせだけじゃ実現できない何かを生み出して極限まで磨き上げていく、みたいなことが一緒にできたら楽しいだろうなと思います。

 

小柴:鳥居さんはじめエンジニアが楽しめる開発をColorkrewに増やしていきたいですね。
鳥居さん、今日はどうもありがとうございました!

 


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