楽しくなけりゃ続かない!チームを愛する開発リーダー
こんにちは!人事&ブランディングプロジェクトの小柴です!
Colorkrewのエンジニアにインタビューしてみよう、第8弾!
今回は、コミュニケーション型目標達成サービス「Goalous(ゴーラス)」の開発を行っている李さんに話を聞きました! 前回インタビューしたJanがMamoruの開発リーダー、今回インタビューする李さんはGoalousの開発リーダーということで、Colorkrewの開発陣、特に自社プロダクトに関してはなかなかダイバーシティが進んでおります。
Goalousチームにおける3つの役割
小柴:李さんは以前は受託系のプロジェクトがメインでしたよね。Goalousチームに参加するようになったのはいつ頃でしたっけ?
李:2019年の12月頃だったと思います。
小柴:最近は新メンバーも増えて、チームっぽさが確立されてきましたよね。国籍も様々ですが、チーム内のコミュニケーションは基本英語ですか?
李:そうですね。どうしても伝えきれない人がいる場合、自分が翻訳することもありますが、基本的には英語でミーティングやチャットをしてコミュニケーションをとってます。
小柴:メンバー構成はどんな感じでしょう?
李:プロジェクトリーダー1人とデザイナーが1人、開発者は自分を含めて5人です。そのうち1人は他のプロジェクトで今は忙しいので実際は10~20%だけ入ってる感じです。
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現在のGoalous開発チーム。中国、マレーシア、オランダ、日本と色々な国のメンバーがおります。[/caption]
小柴:その中で、李さんはどんな役割を担っていますか?
李:大きく3つですね。開発リーダーとしての役割、開発者としての役割、ネゴシエーターとしての役割です。
小柴:もう少し詳しく聞いていいですか?
李:はい。まず開発リーダーとしては、プランを決めてスケジュール通りに実行するということが大事です。全体の開発計画を立てて、メンバーの様子を確認して、問題が発生したら解決して実行していきます。
小柴:なるほど。ふたつ目の開発者としての役割というのは、いち開発メンバーとしてバグを修正したり機能開発をしたりすることですよね。
李:そうです。今のところ、バグフィックスは基本自分がすべてやってます。それから機能開発でいうと、HR Techに関する開発をしています。
小柴:3つ目の、ネゴシエーターとしての役割とはどういうことでしょうか?
李:セールスやプロジェクトリーダーとの交渉ですね。ユーザーからフィードバックを受けた時に、そのリクエストを本当にやるべきか彼らと話し合って決めています。
小柴:どれも大事な役割に見えますが、この中でいちばん難しいのはどれですか?
李:うーん、ネゴシエーションかな。人が増えると考えも色々なので、それを統一していくのは難しいです。優先順位をそれぞれ出して一致していればスムーズに事が運びます。でも考え方によっては優先順位付けがバラバラになるときもあります。そのときは話し合って決めますが、時間はかかりますね。
「遅い」「見えない」チームの印象を変えたかった
小柴:そういえば、李さんがリーダーになってから、開発の雰囲気が変わりましたよね。
李:Goalousチームに入った時、**「遅い」「クオリティが悪い」**というフィードバックが寄せられていてとても悩みました。 当時チームは情報を発信しておらず進捗が見えない状況で、周囲とのコミュニケーションもうまくとれていませんでした。
小柴:たしかにGoalousチームがいちばんGoalousを使っていないとディスられることもありましたよね。。。
李:そういう状態を改善したくて、まずは情報シェアしていくことを決めました。毎月のスケジュールをGoalous上でもシェアし、リリースがある度にそれも投稿するようにしました。自分自身はもちろん、チームにもそう働きかけました。
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Goalous(社内SNS)を使って開発スケジュールを社内にシェア。[/caption]
小柴:ああ、たしかにメンバーもそれぞれのアクティビティをシェアしてくれて進捗が見えるから、以前より安心感があります。
李:そう感じてもらえているなら嬉しいです。もう一つ、反応を早くすることも意識しています。
小柴:あ、その変化もよくわかりますよ!バグを発見して投稿したときに、いつもすぐに李さんが返信をくれるんです。「ありがとうございます」って。
李:フィードバックをもらえるのはありがたいことです。感謝の気持ちをと表現することは大事だと思ってるのでお礼は必ず述べるようにしています。 そのあとスケジュールを立てて実際に修正していきます。だいたい当月~翌月中にフィックスするようにしています。
小柴:李さんがチームをリードしていくうえで、大事にしていることはありますか?
李:自発性を大事にしています。自分がやりたいことをやってほしいと思っています。
小柴:え、でもそうすると人気のない仕事もありそうですが・・・それはどうなるんですか?
李:たしかにメンドクサイとか、モチベーション上がらないと言われる仕事もあります。それは今のところなるべく自分が引き受けるようにしています。
小柴:え?!なぜですか?
李:うーん、まずは自分が経験して把握する、ということを目的にそうしています。自分で経験することによって、簡単に解決できる方法を見つけたり、見通しが立てられるようになります。そうなってから、メンバーに引き渡していこうと思っています。
小柴:それはなんとも素晴らしい考えだと思いますけど・・・李さんはそれでいいんですか?
李:やっぱり開発はみんなで楽しくやらないと続かないと思います。Goalousの開発は人の入れ替わりが激しかったじゃないですか。これも、自分がチームに入った時なんとかしたいと思ったことなんですよね。
小柴:そうだったんですね。
李:どうしたってつまらない仕事は存在するし、難しいことややりたくないような仕事もあります。リーダーの仕事はそれを簡単にすること、楽しくやれるようにすることだと思っています。どうすればタスクをシンプルにできるか、どうすれば楽しく取り組めるようになるか。そういうことを常に考えています。
開発者にとてワクワクする仕事を増やしたい
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最近チームに参加したEvanのコードレビューをする李さんとMing Xiang。[/caption]
李:私は自分の性格的に、レビュアーやサポーターとしてチームに貢献していくのが得意なキャラクターかなと思っています。システム作りではいいタイミングでレビューをして、メンバーに問題があるときはサポートするようにしています。
小柴:最近入ったメンバーが、レビューをしてもらって理解が早まったと言ってましたね。ところでメンバーが問題を抱えていることにはどうやって気が付くんでしょうか?
李:基本的には自分から発信してもらうようにしています。
小柴:えっと、少しいじわるな質問かもしれませんが、うまくいきますか?
李:うまくいくように、質問したり、サポートが必要だと言いやすい雰囲気をチームの中で持つように心掛けています。 まず、一人ひとりを信頼するのが基本です。信頼するから任せる。任された人は、信頼されているからサポートが必要なら自ら直接言う。もし誰かが何かを発信したら、それに対してチームは必ず反応する。こうして自由に発言できる環境をつくっています。
小柴:おお~なんだか李さんのチームで働いてみたくなりました。逆に李さんはどんな人と働きたいですか?
李:ファンダメンタルがしっかりしていて、コミュニケーションできる人かな。ファンダメンタルがあれば経験が少なくても成長していけると思っています。
小柴:コミュニケーションというのは?
李:たとえば、ひとりの力で完璧にものごとを進める人はもちろんすごいと思いますが、そういうやり方はチームに向いていません。他のメンバーが修正しようと思ってもやりにくいじゃないですか。だからチームにとって一番良い方法は何かという考えを持っていて、チームとしっかりコミュニケーションをとれる人と一緒に働きたいです。
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ブロックチェーンに関する社内セミナー時の写真。また李さんのセミナー聞きたいな。[/caption]
小柴:Goalousチームで、どんなことをやっていきたいですか?
李:正直なところ、現状のタスクは改善が多く挑戦的な開発ができていません。セールスからのタスク、要するに売るために必要な機能開発の比重が高いです。これはもちろん大変重要で意味のある開発ですが、開発者にとってチャレンジングかというと、そうではありません。
小柴:開発者にとってチャレンジング?
李:開発者にとってワクワクする仕事とは、挑戦的で、作るとたくさんの人に使ってもらえる機能の開発です。
小柴:そういう開発を増やしていきたいんですね。
李:はい。だからまず直近の目標としては早い開発チームへと進化したいと考えています。プロダクトのユーザーエクスペリエンスを良くして、たくさんのお客さんに喜んでもらえるサービスを開発したいです。 既存のサービス改善ももちろんし続けながら、チャレンジングな開発も同時に行っていく。そういうバランスを取っていけるようになりたいと考えています。
小柴:いいですね!今日は李さんのチーム開発に対する哲学みたいなものが聞けておもしろかったです。ありがとうございました!
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