「成長しつづける」は、結構キビシイ!?

社員にとってISAOの価値は「成長する環境」

僕たちは、会社を”パッケージ”で選びます。

やりたいことができるのか。

給料はどうか。

周りの人たちはいい仲間か。

有休は取れるのか。

残業が多すぎないか。などなど。

人によって、どの要素が重要かも変わってくるでしょう。

 

もちろん、ISAOの社員もISAOというパッケージがいいと思ってISAOにいるのだと思います。

そんな中でISAOが特にこだわり、特別だと思えるのが「成長環境」です。

成長することがなぜ重要なのか

成長には厳しさや苦痛が伴います。

世の中には「なるべく楽にお金を稼ぎたい」と思っている人も多いでしょう。

そんな人たちにとって「成長しつづけなければならない」ISAOの環境は苦痛でしかないかも知れません。

 

ISAOが成長にこだわる理由は二つあります。

 

一つは、成長することで、ビジネスパーソンとしてできることが増え、仕事がもっと楽しくなるからです。

楽に手に入れられるものに、本当の楽しさはありません。

 

もう一つは、個人の「市場価値を上げる」ことです。

現代はVUCAと言われ、今の延長線上での安定したキャリアを描くことが難しい時代になっています。

【注】VUCA(ブーカ)とは:Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉

 

そんな現代で、生き残っていくためには個として強くならなくてはなりません。成長は個人のためです。

もちろん、個々人が成長することで、会社としてもより強いチームになっていくので、会社としても歓迎すべきことなのです。

成長環境にこだわることの難しさ

では、会社は社員に対して常に成長を求めつづければいいのではないか。

そう簡単に思われるかも知れません。

でも実は、成長環境を会社が社員に求めたり、与えつづけたりすることは、簡単なことではありません。

 

その理由は二つあります。

 

一つは、社員でそう思わない人をどう扱っていくか

「成長しつづけなければアウト」という運営を続けていくと非常に厳しいカルチャーになります。離脱者もでます。それでもそのカルチャーを維持する覚悟があるか。

 

もう一つは、「短期的に会社にとって不都合なことが起こる」です。

例を挙げます。

例えばAさん。

ある事業を過去5年に渡って成長させ、かつリーダーとしても皆から信頼され、安定した状態にあるとします。

でも本人的には挑戦できることがそのポジションでは少なくなってしまっている。今までは成長してきたが、このままだと成長が止まってしまう。

 

そんな状態の時にどうしたらいいでしょうか。

会社としては、Aさんにその事業のリーダーを続けてもらった方が安定しますし、安心です。他の人に代わったら事業やチームがうまくいかなくなるリスクも出てきます。

Aさんに他の仕事に移ってもらうことは会社にとって非常に難しい判断です。

それでもAさんの成長を優先して人事をしなくてはならない。会社として覚悟を持たなければなりません。

ISAOではこの手の異動は日常茶飯事

ISAOでは、みんながこの考え方を持っています。ですから僕が特に何も言わなくても、自分の近くにいる人の成長が止まっていたら、周りがお節介を焼きはじめます。「本当にその仕事で成長できているのか」「何をやったらもっと成長できるのか」と。

 

ISAOに「安定」という考えはありません。個人としても、会社としてもどんどん成長し、レベルを上げていきます。

バリフラットの厳しさ

ISAOはバリフラットで、上司がいません。コーチや評価者も自分で選びますので、人間関係で悩まされることは普通の会社と比べて極端に少ない会社です。

 

でも逆に自発的に仕事をしないとチームから置いていかれますし、成長を求められ続ける厳しさがあります。

 

一見ユルそう、でも本質は意外と厳しい。

それがISAOのバリフラットシステムなのです。

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