バリフラット組織のつくりかた
...階層型で膠着した組織を、オープン&フラットで生まれ変わらせた手順をISAOの実例を通じて語ります! 主に、2010年〜2012年の3年間にISAOで行なった改革について一つ一つお話しします。
いま階層型組織で、今後もっとフラットな組織づくりをしたいと思っているマネジメントの方に参考にしていただければと思っています。
バラバラだった給与制度の改革
2010年当時の状況
中途採用が95%以上で新卒入社がほとんどいないISAOは、入ってくる前の会社での条件の延長で、給与が個人個人決められていました。昇給についても、当時の組織では上司のさじ加減一つで決まってしまう。 これを「全社に納得してもらえる給与制度」にすることが課題でした。
等級制度をつくる
まず、新入社員からハイレベルのシニアまでをカバーする「等級制度」をつくりました。各等級に求められるレベル感を定義しました。 結果として、300万円から1300万円くらいまでの年収を12等級で表現できるようにしました。
*現在は11等級で410万円〜1500万円と変更されています
当時70名程の全社員を、全て等級に当てはめるための会議を、部長レベル以上7人程度が集まって、一人一人について話し合い、3日間かけて、等級を決定しました。
新等級制度は2011年4月に開始されました。
一人一人に等級を伝える
ここまでのプロセスで、等級制度と、社員全員の等級が決まりました。
ここで何が起こったかというと、ほとんどの人の給料が上がったり下がったりしました。
全体としては、ほんの少しだけ給与水準は上がりましたが、個々人としては、年収で200万円以上上がる人もいれば、200万円以上下がる人も出てしまいました。
上がる人に伝えるのは簡単ですが、一番大変だったのは下がる人にしっかり説明することでした。
上述で決めた、等級定義を元に、上司たちが一人一人に丁寧に説明していきました。
中には納得ができないと、かなり揉めたり、それなら辞めるといって辞めていった人もいました。 ISAOは当時62ヶ月連続赤字の真っ只中でしたので、このタイミングで会社に見切りをつけた人もいたと思います。
調整給で変化をなだらかに
説明は終わりましたが、いきなり年収が何百万円も変わってしまうと、各社員への生活に大きく影響してしまうので、下がる人には調整給を適用しました。 これは2年間かけて、決定した等級に徐々に給与を合わせていくというやりかたです。
*新等級によって給料が上がる人は即時適応しました。
情報公開はどうしたか
大きな痛みを経て生まれた等級制度(給与制度)ですが、いまのISAOのように「フルオープン」ではない状況で、等級(=給与)の公開にはすぐに踏み切れませんでした。 はじめに決めた等級が、本当に正しいものかを見定めていくのも時間が必要でした。
個人個人と話し合い、ようやく適正だと思われる等級構成になるのに3年、最終的に、全員の等級を公開するまでに5年がかかりました。(2016年)
その後は、等級を全公開することはもちろん、昇降級の情報もタイムリーに社内コミュニケーションサービス「Goalous(ゴーラス)」を使って公表するようになりました。
次回は「給料を公開することで起こった素晴らしいこと」です。
【平成最後】ISAO代表・中村より、新年のごあいさつ
...あけましておめでとうございます! 中村です。
ISAOは本日1月7日(月)、2019年の活動を開始いたしました。
旧年中お世話になった皆様、ありがとうございました。 本年もよろしくお願いします。
さて、年末年始はうまい具合に土日が絡んだので、9連休を取れた方が多かったのではないでしょうか。 なかには会社全体で16連休という会社もあって、ISAOもこういった大型連休をそのうちやりたいなと思っています。
実は2019年は、ISAO創業20周年!

ISAOは、20年前の10月に世界初インターネットにつながるゲーム機として登場したSEGAのドリームキャストのインターネットサービスの運営会社として誕生しています。
1999年ってどんな年だった!?
20年前の1999年はどんな年だったか調べてみました。
当時の総理大臣は、小渕恵三さんでした。ブッチホンや冷めたピザなど、印象に残るエピソードを残した政治家でした。
また3月には、日銀がゼロ金利政策を始めました。景気回復してゼロ金利を脱するどころか、一部マイナス金利になるなど、まだ景気回復にあえいでいる様子が伺えます。
一方、ヨーロッパでは単一通貨ユーロがスタートした年でもあります。
IT業界の1999年は?
ISAOはIT企業ですので、業界のニュースも見てみましょう。
2000年問題の前年ですので、IT業界は年明けの対応で大変でした。
また、1999年にはiモードが始まりました。 携帯電話がインターネットにつながるという、世界でも圧倒的に進んだテクノロジーを日本が先駆けました。
個人的な体験では、僕は2004年から6年ほどドイツに駐在したのですが、当時の欧米の携帯は日本の携帯に比べてテクノロジーで5年遅れていると感じていました。 日本の携帯は、カメラも高精細で、ビデオも取れて、その上インターネットにもつながる。
一方欧米の携帯は、データ通信はほとんどSMSしかなく、カメラも画素数の小さいもので、もちろんインターネットにつながるものはほとんどありませんでした。
まだ高度成長期の貯金があり、日本はGDPでもアメリカに次ぐ2位。現在2位の中国は日本の4分の1の大きさでした。
20年経った日本とISAO
20年経って、日本は世界の成長にただ一人で置いていかれ、GDPも3位ではありますが、2位の中国のほぼ3分の1まで落ち込んでいます。(アメリカは、20年前日本の2倍→現在4倍)
ISAOはこの20年の間、ゲーム業界にうまれ、IT業界との間で成長してきました。 オンラインゲームの運用・サポートといえば業界では知らない人はいない会社です。
昨年はISAOにとって思い入れや象徴の一つだったゲーム運営・サポート事業を売却し、より純粋なIT企業として新たな一歩を踏み出しました。 長年一緒にやってきた仲間と分離したことは寂しい気持ちもありましたが、お互いの目指す方向の違いから大きな決断をしました。
なお、事業を担ってきたメンバーがほぼそのまま新しい会社、株式会社ウィットワンで継続していますので、ISAOクオリティをさらに高め、事業を発展させていってくれることでしょう。

これからのISAOのビジョン
さて、IT企業としてのISAOの今後ですが、キーワードは以下3つです。
**
- グローバル
- 世界のシゴトをたのしく!
- オンリーワン・ナンバーワン
**
グローバル
『グローバル』に関して言えば、20年前にはほとんどゼロに近かった日本人以外の社員はどんどん増えています。 最近では新卒はほとんど外国人です。 エンジニアも入社する半分くらいは外国人。
チームは確実にグローバル化しています。
また、英語が話せない人は等級が上がらない人事制度もここ数年で導入しています。 これからのISAOは、明確に世界で活躍できる人材を育てていく方針です。
事業はまだまだ日本向けが多いですが、ますますチームをグローバル化し、世界の市場に打って出たいと思っています。
世界のシゴトをたのしく!
ISAOの2020年ビジョン『世界のシゴトをたのしくするのビジョナリーカンパニー』
オープン&フラットセミナーを1年間、毎月やってみてわかったこと
...お久しぶりです、ISAOの中村です。
ISAOでは、毎月オープン&フラットセミナーをやっています。
階層・役職・部署・情報格差を全て取っ払う。
組織のムダを徹底的になくし、たのしく、そしてビジョンを叶えるために、バリフラットは最善な方法だと、僕たちは考えています。
世界にインパクトを与える会社になることがビジョンです。
- 「全部オープンにしたら統治が難しいのでは?」
- 「上司がいなくてもみんなちゃんと働けるの?」
そんな疑問にお答えできると思いますので、興味のあるかたはぜひお越しください。
さて、今回はバリフラットセミナーの話ではなく、セミナーを約1年続けてみて僕自身が気づいたことをお話ししたいと思います。

ウケると思ってつくったスライドがウケない
これはプレゼンあるあるです。 狙うと外す。焦ると外す。ふざけすぎると冷える。
期待値が高いところから始まると、面白くする腕の無さに情けなくなるので、最近では「僕が面白いこと言おうとしていると思ったら、ぜひ笑ってください。勇気がでます。」と冒頭お願いするようにしています。
これを言い始めてから、少しリラックスして最初から微笑んでくれる人が増えました。ありがたい。
スライドの写真を撮られると、とても嬉しい
よく色々なセミナーで「写真は禁止です」と言われることがあるのですが、ISAOのセミナーは基本「写真はどんどん撮ってください」とお願いしています。
そもそもオープンを目指しているということもありますが、単純に写真を撮られると”結構嬉しい”ということに気づきました。
「オレ、なんかいいこと言ってる!?」なんて気分になれます。
どんどん写真を撮ってください。
質問はやっぱり嬉しい
僕のプレゼンは大体1時間くらいなのですが、その後質問コーナーがあります。 30分くらい枠を取ってありますが、だいたい途中で「続きは懇親会で」となるほど質問をいただきます。
僕が、バリフラットを1時間で全て説明することができていないということもありますが、やはり興味をもって質問してもらえると嬉しい気持ちになります。
おもしろ半分でも、本当に興味を持ってでも構いません。 どんどん質問、お待ちしています。
がんばらないと、あまり人は集まらない
最近はISAOの営業メンバーがお会いした方達をお誘いするようになったので、セミナー参加の人数が増えたのですが、以前はイベントサイトだけで集客していたこともあり、ほとんど人が来ない会も何回かありました。
いままでの最低人数は、なんと1人!
20人以上入る部屋で、マンツーマンでセミナーをしました。(笑) ちなみに事務局も3人くらいいたので、来ていただいた方にはバランス悪くて申し訳ありませんでした。
やはりISAOは一般での知名度がないので、集客は頑張ってしないとダメですね。 地道に頑張ります。
懇親会は盛り上がる

セミナーのあと、1時間くらいビールを飲みながら懇親会をやるのですが、結構いつも盛り上がります。 社員も呼ぶので、バリフラットは本当のところどうなの?とか、リアルな話を聞いていただける会になっていると思います。
盛り上がりすぎていつも時間が超過してますが、帰りたい人はいつでも帰れますので安心してきていただければと。
これからも続けます!
ということで、1年間やってきてだいぶ運営もわかってきましたし、これから益々おもしろくできるように頑張ります。 ぜひ一度お越しください!
次回以降の日程・お申込みはこちら
管理職ゼロの組織が実践する新しい目標管理の形とは?

発信する人に情報は集まる 〜情報こそチカラ〜
...情報発信はチームに力を与える
ISAOスピリッツの一つ、オープン。
オープンは個人個人が積極的にチームに情報を発信する、と言い換えることもできます。
情報を発信することは、みんなに情報という力を分け与えること。
チーム力を上げる意味において重要な意味を持ちます。
発信する人に情報は集まる!?
情報発信は、自分からチームに力を与えるだけではありません。
実は、発信するあなた自身にとっても大きな意味があるのです。
ボクがまだ若手と言われてた頃、それを教えてくれた会社の先輩がいました。 『情報は発信する人に集まるんだ』と。
それまでは、発信することにそれほど興味がなく、『ビジネスは結果で勝負』と考えていました。
営業でしたし、お客さんとはもちろん積極的にコミュニケーションをするのですが、 社内で積極的に発信することが大事だと思ったことはありませんでした。
この言葉を聞いてから、周囲を注意深く観察してみました。
すると、確かに先輩の言う通り、旬のモノゴトをよく知っている人は すべからく情報発信を社内外に対して積極的に行っている人だということに気づきました。
積極的な発信で、強い情報をもつ人に
若い頃、人事情報などを含む社内コミュニケーションを活発にする情報通の人をあまり尊敬できないと思っていました。
ですが、よく見ていると、確かに先輩の言う通り。
自分から発信する人は、インターネットや本では得られない生々しく有用な強い情報を他の人から得るチカラがありました。
あなたの周りでも、強い情報を持っている人を観察してみてください。 きっと積極的に発信をする人でもあるはずです。
そして、いままでよりももっと積極的に自分から情報を発信してみてください。
今までとは違う情報が自分にも集まってくることに気づくはずです。
中間管理職はもういらない
...中間管理職的シゴト
バリフラットモデルを採用しているISAOには中間管理職はいません。 必要ないと考えています。
では、そもそも”必要ない”中間管理職の仕事ってなんでしょう。
- 承認するだけの仕事
- 部下に資料を作らせ報告させ、チェックする。そして、さらに上司に報告する仕事
- 取引先の部長に会って挨拶するだけの仕事
などなど。
これらの仕事には共通点があります。
それは生産をうみださないシゴトだということです。
そして、それはヒエラルキーによる不必要な権威主義をうみだすのです。
権威主義の悪については別のブログ ( 今日からやめよう。組織が陥る権威主義 ) で書いていますので、そちらを見ていただければと思います。
生産をうみだすことの大切さ
すべての会社はビジネスをおこない、それによる収益で成立しています。
ビジネスをおこなうのに必要なのは、取引先や市場に対して何らかの行為をおこない、それを収益向上に結びつけることです。
多くの会社では、社員の過去の功績に報いるために『マネージャー』というポジションを作り、生産を求めない中間管理職的な仕事をさせているのではないでしょうか。
中間管理職的シゴトだけしていると市場価値がなくなる
多くの中間管理職は、担当時代の功績でマネージャーになった人たち。 言ってみれば現場のエースたちです。
ではその人たちにとって、中間管理職的シゴトというのはどんな意味を持つのでしょうか。
担当で仕事をやっていた時に比べて給料は上がるのでしょう。
その会社で働く限りは問題はあまりありません。
しかし中間管理職的シゴトばかりをしていると、『生産する』というマーケットでの自分の価値は着実に落ちていきます。
今の世の中、どんな大会社でも安泰ではありません。
また、多くの会社が終身雇用を保証しないという方向に舵を切っています。
これからは多くの人がキャリアの途中で転職をする機会があるでしょう。
転職活動中の大会社の元部長さんが、転職エージェントに「あなたができることは何ですか?」と聞かれ、「部長ができます」と言ったという有名な笑い話があります。
きっとこの人は、前の会社では偉い人だったのでしょう。
特定の会社で中間管理職をやっていたというだけでは、全くスキルにならない。 こんな当たり前のことを理解していない。
悲しい話です。
中間管理職は不要か?
組織のマネージャーには二通りの役割があると思っています。
- リーダーシップ
- 管理
これからの組織で必要ないのは後者の管理する仕事です。 情報のオープン化・権限移譲を進めることで、組織の自律のレベルが上がれば、管理は必要なくなる。
一方、リーダーシップをとるのは重要な仕事だと考えています。
職位ではなく、事業のリーダーに権限を与える

ISAOでは、中間管理職はいませんが、各プロジェクトにリーダーを任命しています。
リーダーはそのプロジェクトに関するすべての権限を持ちます。
こう説明すると「結局プロジェクトリーダーが権威を持つんでしょ」とよく聞かれます。 そうなってしまっては、権威主義に逆戻りです。
権威主義をつくらない、バリフラットの真髄
しかし、ISAOではプロジェクトリーダーの人が偉いという感覚はありません。 そうならない仕組みがバリフラットにはあるのです。
シゴトたのしく!をうみだす環境とは
...いまの仕事、楽しいですか?
「仕事が楽しいですか?」
この手のアンケートでは、60〜90%くらいの人が「楽しくない!」と答えるそうです。 何故でしょう?
仕事が楽しくない理由
では、仕事が楽しくない理由とはなんでしょうか?
やりがいがない
人間関係や会社の環境
評価してもらえない
いろいろな理由があると思いますが、僕はほとんどの理由が上の3つに集約されると考えています。
人はなぜ転職するのか
次は転職の理由を調べてみます。
リクナビで 『退職理由の本音ランキングベスト10』 を見てみると 本音トップ10のうち、上位を人間関係や環境への不満が多く占めていることがわかります。
上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 23% 労働時間・環境が不満だった 14% 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった 13% 給与が低かった 12% 仕事内容が面白くなかった 9% 社長がワンマンだった 7% 社風が合わなかった 6% 会社の経営方針・経営状況が変化した 6% キャリアアップしたかった 6% 昇進・評価が不満だった 4%
楽しくなくて辞めたくなるのは、人間関係
みなさんも薄々気がついていますよね。 結局仕事は、会社の人間関係が良くないと、楽しくないのです。
「楽しくない」最大の原因
では、会社の中の人間関係がイヤになる一番の原因はなんでしょう。 僕は主に権力から来る理不尽さだと思っています。
ISAOは、これを根本からなくすための制度・カルチャーで運営しています。
それは・・・
バリフラット&超オープンな経営
縦の人間関係
ISAOはバリフラットなので、役職がありません。 僕も含めて皆がフラットな関係であることを目指しています。
ISAO代表・中村より、新年のごあいさつ
...あけましておめでとうございます!
今年も青学は強かったですね。 Team ISAOも青学に負けず、がんばっていきたいと思います。
今年の干支(えと)は、丁酉(ひのととり)
干支は、干と支で構成されていて、今年は干=丁、支=酉の組み合わせなんだそうです。 同じ干支は60年に一回しかこないので、自分の生まれた年の干支がもう一回くると還暦ということになるんですね。
ということで、前回の丁酉は60年前の1957年。
ソ連が、世界初の人工衛星の打ち上げに成功したり、日本では東海村で初めての原子力発電が始まったり、年末にはテレビのカラー放送が始まった年だったようです。
その後の世界の技術の進化のきっかけとなる出来事が多かったんですね。 去年はドローン元年などとも言われていましたが、今年もなにかブレークスルーが起きる予感がします。
シゴトたのしく! Goalous

ISAOはインターネットを通じて、世界にたのしい!をとどけることを使命としています。 その中でも、特に「シゴト」という領域にこだわって世界で勝負しています。
「シゴトをたのしく」するサービスの第一弾として、2016年はGoalous(無料版)をリリースしました。 今年は、ゴールへの進捗を確認できたり、コーチングなどの機能も続々と追加し、夏頃には有料版もスタートする予定です。ご期待ください!
自らがたのしむ!

サービスを通じて、たのしいを世界にとどけるチームであるために、ISAOは”自分たちがたのしく働く”を超大切にしています。
シゴトの楽しさは、楽しい環境で、いい仲間と、素晴らしい成果を達成することです。 個人個人が、日々成長して、尖ったチカラを身につけ、チームに貢献していく。
その先にサイコーのたのしい!が待っていることを信じて、2017年もISAOは突っ走ります。
今年もよろしくお願いします!
PS. ISAOにジョインして、世界を変えたいエンジニア、引き続き絶賛募集中です!
正しいことを言うときは、少し控えめにしたほうがいい
...正論が通じるとは限らない
リーダーが、ビジネスや組織に関しての問題定義で、正論で正しいことを言っているけど、みんなの理解が得られなくて、なかなかチームとして心を一つにして力を出すことができない、という風景をよく見ることがあります。
このことは、リーダーだけに限りません。
同じことを言っても、周囲の理解・納得性の高い人、そうでない人がいます。
もちろん、言いっ放しで、行動が伴わない人は周囲の納得性が低くなるのは当たり前ですが、同じように一生懸命行動する人でも、納得性に違いが出てきたりします。
正論は傷つける
なぜでしょう。
僕はこんな風に考えています。 人は誰でも議論して負けることを嫌がります。 (注:とびっきりのM気質な人は除きます)
また、自分の考え方や行動を真正面から、正論で否定されたら、すごく傷つきます。
それが「どんなに正しくとも」です。
傷つくだけでなく、正論で自分のことをやっつけた相手と話すことが少しずつ嫌になります。 最悪嫌いになってしまう可能性もあります。
嫌いな人とチームでいい仕事が出来る可能性はほぼゼロでしょう。
では、どうすればいいでしょうか。
正しいことを言うときは、少し控えめに
正しいことを言うときは、控えめにすればいいのです。
控えめとは・・・
- 公衆の面前で正論を持って非難しない(メンツを潰さない)
- 言い方に気をつける
- 相手をリスペクトする気持ちを持つ
そして、どんなに自分が正しいと思ったことでも、相手の視線から見ればそうでないこともありますので、「絶対」正しいとは思わないことです。
相手にはどんな場合でも、あなたの知らないことがあるものです。
少なくとも、相手の気持ちは、あなたより相手の方がよく知っているのです。
逆に、正論ぶって攻めてきた相手が間違っている時に、やっつけてしまうのも同じです。
その時も、「控えめに」やらなければいけません。
「正論は控えめに」の精神と、互いへのリスペクトをしっかり持った上で、必要な議論、時には激しい議論もおこない、建設的な批判もしっかり出来るチームをISAOは目指しています。
ISAOが目指す平等:イーブンではなくフェア
...世の中不平等!?
僕は世の中は基本的に不平等だと思っています。
生まれた家が金持ちの人もいるし、貧乏な場合もある。 また、人それぞれ、生まれ持った能力も違うでしょう。
世界レベルで見れば、日本に生まれれば平和が当たり前ですが、いまのシリアの人たちは平穏に生きていくことすら脅かされています。
このように、世の中は結果として不平等なことが多いのですが、それでもISAOは平等という概念を大切にしています。
機会の平等と結果の平等は違う
こんな話をすると、「でも代表の中村は、社員みんなと同じ濃度で話をしてないじゃないか」とか 「自分にはなかなかチャンスが巡ってこないじゃないか」とか言う人がISAOの中にもいると思います。
でも、それはISAOが目指す平等とは違う切り口の話なのです。
ここでは僕が考える平等について説明したいと思います。
世の中一般的に『平等』には二種類あると言われています。
一つは『機会の平等』 もう一つは『結果の平等』です。
*英語では機会の平等はフェア、結果の平等はイーブンです。こちらの方がしっくりくるかも知れません。
『機会の平等/フェア』とは、誰にも同じように何かを始められたり、チャレンジする機会があるということです。
ただし、その成果次第で、結果として与えられるものはヒトによって変わります。
一方『結果の平等/イーブン』とは、どんなプロセスでどんな能力を発揮したかはあまり関係なく、 結果として与えられるものが一緒、ということです。 共産主義的な考え方ですね。
ISAOでは**『機会の平等/フェア』**を大切にしています。 チャンスはどのポジションからでもつかめる、という状況を常に維持することをとても重要だと考えています。
チャンスをつかむには
では、チャンスは誰にでも平等にやってくるものでしょうか。
答えは残念ながらNOです。
チャンスは放っておくと平等にはやってきません。やはりつかみ取らなければいけません。 つかみ取る方法はその人の立場、また時期もそれぞれですが、基本となるスパイラルがあります。
それは・・・
一生懸命に有言実行 ⇒チャレンジを行動に盛り込む ⇒自らキャリアアップの意思を示す ⇒それによってチャンスを与えられたらまた一生懸命に有言実行
この繰り返しです。
言い換えれば、ISAOスピリッツの『オープン』と『チャレンジ』を繰り返すとも言えると思います。
チャンスをつかめる環境をつくる
ISAOはバリフラット組織運営を行っています。 バリフラットでは、誰とでも垣根無く話が出来ます。
制約がないだけでなく、勇気ランチや、TGIF、事業レビューの解放など、コミュニケーションのきっかけを制度としてもたくさん作るようにしています。
ISAOではオープンとチャレンジの意思を持って、毎日を過ごしていれば、必ずチャンスが巡ってくる。 そんな環境を作り続けていきたい、そう思っています。
勇気を持ってはじめよう。権限委譲は、信頼の証。
...シゴトにやりがいを感じるとき
みなさん、どんなとき仕事にやりがいを感じますか?
- 自分が好きなことをやっているとき
- 成長実感があるとき
- チームワークが機能しているとき
これらは重要な要素ですが、自分に任せてもらっている状態が、最もやりがいを感じられるときではないでしょうか。
権限委譲が進まないワケ
ということは、みんながやりがいを感じて、バリバリ仕事をするためには、権限委譲をしまくればいい!ということなのですが、実際には、権限委譲が進んでいない組織は多いですよね。
なぜでしょう?
「権限委譲」とは、そもそも権限を持っている人 (上司) が、他の人 (多くの場合、部下) に決済権限を渡すということです。
上司が部下に権限委譲できない理由ってなんでしょう。
- 自分の仕事が取られてしまうから渡したくない
- 面倒くさい
- なんとなく
- 部下を信頼できていない(渡すのが不安)
などなど。
上の3つは論外ですので、こういう人はもっとちゃんと考えてもらうか、ラインから外れてもらいましょう。笑
結果、マトモな人が上司になったと仮定して、最後の「信頼できていない」さえ解消すれば、権限委譲はどんどん進むこととなります。
ちなみに、ISAOは「バリフラット」という、ヒエラルキーのない組織運営をおこなっており、上司部下という関係がありませんので、権限委譲はすべての仕事において、日常的に発生します。
信頼できるようになるためには
では、信頼できるようになるためにはどうしたらいいでしょうか。
スキルとか、経験が足りないから信頼できない?
違います。それは重要ではありません。
もっとも重要で、唯一必要なのことは、価値観の共有です。
ISAOの流儀
ISAOにとって価値観とはMVS(ミッション・ビジョン・スピリッツ)です。
- ミッション:たのしい!をうみだしとどける
- ビジョン:日本発!億人を熱くするサービス実現!
- スピリッツ:オープン、チャレンジ、キズナ
MVSを共有できている仲間であれば、ガンガン権限委譲する。それがISAO流です。
「活動をオープン」で失敗をカバーする
先ほど、スキルや経験が足りないと(失敗するから)信頼できない!?と書きましたが、 MVSをしっかり共有した上での失敗は、どんどんすればいいんです。
失敗しても、すぐに修正できれば、致命傷にはなりません。 ガンガン修正して、ガシガシ進む。
これがISAO流。
そのために必要な考え方が「活動をオープンにする」です。
ISAOでは、自分の活動をGoalous(ゴーラス)ですべてオープンにしています。
そのため、どんどん権限委譲して、どんどん失敗して、どんどん修正しながら突き進むことができるのです。
まとめ
権限委譲を推進し、やりがいのあるチームにするためには
価値観を共有し、権限委譲を進め、活動をオープンにして、ガンガン進む。
シンプルですが、これができればどんな組織も、ビジョンに向かうスピードを画期的に上げることができます。
活動をオープンにするのが難しい!? そんな方にはオススメサービス「Goalous」(宣伝)を紹介いたしますので、ぜひお問い合わせください!
最強のチームはリマインドなし!
...リマインド、してますか?
いきなりですが、みなさんはチームで仕事するときに、他の人に「あれやってくれた?」とリマインドすることありますか?
他の人にリマインドするのが習慣になっているチームは、最強にはなれません。
なぜでしょう?
なぜリマインドするチームは最強になれないのか
例えば、自分が持っているタスクが5つあるとしましょう。
もちろん、チームは連動して機能しているはずなので、自分と関わりのある他の人のタスクは10個くらいはあるでしょう。
リマインドするのも、されるのも当たり前のチームではどうなるでしょう。
まず、個人が管理しなくてはいけないタスクは15になります。 かつ、リマインドされるのが癖になっているので、「誰かがリマインドしてくれるだろう」と自分自身のタスクの納期のコントロールが甘くなります。
では、リマインドなしのチームではどうなるでしょう。
個人が管理しなければならないタスクは5つのみです。

そして、リマインドされないことがわかっているので、皆が自分のタスクに対して責任感をもつことになり、納期を守る意識が高まります。
リマインドなしの利点まとめ
まとめると、リマインドなしチームの利点は3つあります。
- 個人が管理するタスクが減って、自分のやるべきタスクに集中できる
- 個人個人が責任を持つことで、納期を守れるようになる
- グレーゾーンがなくなり、より効率のいい連携ができるようになる
どうすればリマインドなしチームになれるのか
実は、リマインドなしチームになるのは簡単です。
常にタスクが誰にあるのかを、はっきりすること。
そして、タスクを持っている人以外は、そのタスク管理をしない。というよりタスクそのものを忘れてしまえばいいのです。
チームで仕事をしていると、タスクは少しずつ進化をしながら引き継がれていきます。
他の人にタスクが渡っているときは、思い切って忘れてしまいましょう。
それが、最強のチームへの第一歩となるのです。
社会人でも遅くない、キャリアを切り拓く4つのキーワード
...職業をどう選ぶ?
『あなたの職業、会社をどうやって選びましたか?』
この質問に明確に答えられる社会人はどのくらいいるでしょうか。
- これから社会人になる人
- いまからのキャリアをどう伸ばしていこうか考えたり、悩んだりしている若い人
そんな人にこの記事を読んでもらえると嬉しいです。
かくいう僕自身も、社会人になった時、そんなに明確に自分のやりたいことや職種を分析して、自分のキャリアを歩み始めたわけではなかったことをお伝えしておきます。笑
社会人になって20数年たったいま、「どういうキャリアを選ぶか、こう考えたらいい」という考え方が少しまとまってきたので、お話ししたいと思います。
まず、どんな職業があるのか知ろう
例えば、世の中に10の職業があったとして、3つしか知らずにそのひとつを選ぶのと、10の職業全部知った上で選ぶのは、どちらがよりよい選択ができるでしょうか?
3つしか知らない人は、その中で職業を選びますが、もしかすると他の7つの職業のうちにその人にもっと合った職業があるかも知れませんね。
そうです。 まずは自分にとって可能性がある職業を知らなければいけません。
知ってるってどういうこと?
10種類の職業を知ったら、その中で自分の進む道を選ぶ段階に進みます。
でも、そもそも何をもって、本当にその職業について知っているといえるのでしょうか。
4つの切り口で、それぞれの職業を考えてみるのです。
- 好きかどうか
- 給料
- 将来性
- 確実性
選ぶ!
ここまできたら、もう簡単です。 4つの切り口を埋めて、分析をして、選ぶだけです。
この手順を動画にしてみました。
わからない時は、調べたり人に聞いたりして、情報を埋めていきましょう。
ちなみに、ISAOでは全員の等級を公開していますので、職種・レベルによってどのくらいの給料をもらっているかは一目瞭然です。
自分の会社だけだと偏るので、社外の人とも積極的に話して情報を集めましょう。
- 職業を洗い出し、分析する
- 自分の重視する項目のプライオリティをつける
- 全体を見て総合評価して
- 選ぶ!
もう社会人になってる人にも有効な、キャリアプランの作りかたでした。
オリンピックウィークは、スーパーフレックス!
...リオ五輪、開幕!
みなさん、寝不足になりながらオリンピック見てますか? 日本勢はすでに10個以上のメダル (8/9 AM現在) を獲得し、盛り上がっていますね。 特に日本がメダル取れそうな種目はライブで観たいですよね!
『リオは地球の真裏で、時差が12時間。今回のオリンピックは週末以外、観戦するのが結構難しいよね。。』
そんな話を今週月曜日に、社員の一人が言い出して、ISAOでは急遽こうすることにしました。
オリンピック期間はスーパーフレックス!
この際フレックスのコアタイムとか完全に無視して、 自慢のジョイフルスタジオで、パブリックビューイングしよう!となりました。
第1回パブリックビューイング
早速、今日は10時過ぎから競泳 男子200m 自由形 決勝を観戦!

残念ながら荻野選手は7位でしたが、みんなでわいわい観戦、とても楽しい時間となりました。
この制度を始めるとき
思い立って5分で決めて、社内にマイク持ってアナウンスしたら、思いもよらない大拍手をしてもらいました。
普段のプレゼンの時には、拍手なんてされないので、嬉しいけれど複雑な気持ちになりましたが (笑)
これはいいと思ったので、今後もW杯のときや、その他重要な大会があるときは、パブリックビューイング@ISAO、どんどんやっていきたいと思います。
『仕事がたのしい!』の原動力
...シゴトたのしい?
みなさん、シゴト楽しんでますか?

「シゴトをたのしくするビジョナリーカンパニー」
ISAOの2020年ビジョンです。
みんなをたのしくする前に、自分たちがたのしむ。 これがISAO流です。
どうしたらシゴトを楽しめるか
では、どうしたらシゴトが楽しくなるのでしょう。
学生の頃のアルバイトは「シゴトが楽 (ラク) で、時給がいっぱいもらえるといいな〜」と僕は思ってました。
社会人としてのシゴトも同じでしょうか?
学生のバイトと、社会人のシゴトの違いは、学生のシゴトと違って社会人のシゴトは「長期間」であるということです。
短期間でたのしい!のであれば、周りの人と仲が良かったり、職場の施設が充実していたり、 そんなにストレスなく、叱られることもなく、ワイワイやっていればいい。
ただ、それだけで「長期間」楽しくやり続けられるでしょうか?
環境が良くても、10年前にできたことを今日もやってるようなシゴトって、楽しいでしょうか。
シゴトがたのしい!の原動力
スポーツや趣味でも、ビギナーとしてやっていることをずっとやっていても楽しくなくなってきます。
練習して、成長して、段々レベルが高くなっていく。
そのうちに難しいこと、以前にできなかったことができるようになって、何かを達成したときに一番の『たのしい!』が訪れます。
シゴトも同じです。
「成長」と「達成」が、たのしい!の原動力だと僕は思います。
では、成長と達成があれば、会社はどこでもいいのか?
そうでもなさそうです。
ではどこで働くのか?
次のブログでそれを考えてみたいと思います。