こんにちは、Azure担当の原です。 build 2016 で気になったセッションAzure編、最終日のDay 3 です。
Day 3
最終日、今日は15時までで基調講演もありません。
HoloLens体験コーナー
この夏JPLで公開予定の「Destination Mars」が体験できるブースがありました。 が、9時過ぎに並びに行ったものの間に合わず。後で聞いたところによると、相当早い時間から並んでいたようです。
【Building Collaborative Educational Experience in HoloLens】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/T703-R3
リンクは張ったもののビデオは公開されていませんでした。残念。 Unityを使って複数のHoloLens間で協調動作するアプリの作り方を説明していました。Unity万能ですね。 どれか1台のHoloLensがサーバーとなって、サーバー・クライアントモデルで同期動作するそうです。
【Azure Data Lake and Azure Data Warehouse: Applying Modern Practices to Your App】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/B813
Azure Data Lake と Azure Data Warehouse を上手に使って、モダンなアーキテクチャで大規模データの分析を行いましょう、というお話しでした。 「Ingestion」「Staging」「Processing」「Serving」の4ステージに分類して、それぞれのステージでどんなアプローチが適しているのかという話で、Azureの機能説明というよりは大規模データをどう扱えば良いかという一般論が中心でした。
【Building Hyper-Scale Web and Mobile Apps with Azure App Service】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/B825
スケールする Webアプリやモバイルアプリのバックエンドを App Service でどのように構築するかというセッション、ここでもキーワードは「Hyper-Scale」。 大規模事例として、App Service Environmentを1,300コアまでスケールさせた事例が紹介されていました。 「アプリはステートレスに作りましょう」から 「ARR Affinity をオフに」や「ログをローカルストレージに出力すると遅いよ」などの具体的な話まで、App Service を使いこなす上で役立つ知見がまとめられていました(スライドをダウンロードできないのが残念)。 複数の App Service Environment を Traffic Manager で束ねて大規模にスケールさせるというのはなるほどという感じでした。
Windows Weekly 生放送
マイクロソフトの技術を紹介するオンライン番組の生放送がイベント会場で行われてました。 当日の模様はこちら: https://twit.tv/shows/windows-weekly/episodes/459?autostart=false 有名な番組のようで、大勢集まってとても盛り上がっていました
【How Google Uses TypeScript】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/T669-R1
これも残念ながら映像無し。 Angular 2 の開発にTypeScriptを採用した件について、Evan Martin が話していました。
【Optimizing Educational Visualizations for HoloLens】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/T713-R2
こちらも映像無し。 基調講演に登場していた、HoloLensを医療教育に応用した事例の解説。またしてもUnity登場でした。 カスタムシェーダーを作ったりMRIの膨大すぎるデータを間引くツールを作ったりなど、手作業せずに上手くHoloLens用のオブジェクトを作るためにやったことを紹介していました。
【イベント終了】
14時頃から流れ解散的な感じで各ブース順次撤収。 蛍の光が流れるでも無く、あっさりした感じで幕を閉じました。
【Microsoft Store】
ホテルの近くにMicrosoft Storeがあったので立ち寄ってみました。 Band 2 やら Lumia 950 XL やら、魅力的なデバイスもありましたが今回は見送ります。
【build を終えて】
改めて振り返ってみると、本当に盛りだくさんの3日間でした。 今回はAzure関連のセッションを中心に参加してきましたが、日々発表され続けるサービスを俯瞰的に見つめ直す良い機会になりました。 また、会場の雰囲気や参加者との交流を通じてたくさんのことに気づかせてもらえたことも、現地参加ならではの利点ですね
そして、ここからは会場で拾いきれなかった内容のフォローアップと実践の日々、がんばります。