こんにちは、Azure担当の原です。
build 2016 で気になったセッションAzure編、Day 2 にまいります。
Day 2
キーノートは割愛。
【ランチ】
ポテトサラダにポテチが付いてくるという謎な構成。これがbuildか…
【Delivering Applications at Scale with DocumentDB, Azure’s NoSQL Document Database】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/B840
ほんとのセッション名は「Spartans, zombies and building for planet scale」だったものの大人の事情でNGだったそうで。
今回いろいろとエンハンスされたDocumentDBのお話しでした。
HALO5 や WALKING DEAD といった実際のゲームに利用した際のパフォーマンスデータも発表されていました。10億リクエスト/日に対して99%のクエリは10ms以下で応答していたとのこと。しっかりスケールしてますね。
これまでちょっと取っつきづらい印象のDocumentDBでしたが、インタフェースがMongoDB互換になったり、Partitioned Collections や Global Database が発表されたりと、面白くなってきました。
おやつ登場
リンゴとバナナとナッツとチーズ。これはおいしい。
【Overview of the MyDriving An Azure IoT and Mobile Suite】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/T619
AzureのIoTソリューションが体験できる「MyDriving」を紹介するセッションです。
ドライブデータの記録や分析ができる仕組みで、モバイルアプリでのセンサーデータ収集からAzure上でのデータ処理まで、ひととおりのソリューションが体験できます。
- サイトはこちら: https://azure.microsoft.com/ja-jp/campaigns/mydriving/
- コードはこちら: https://azure.microsoft.com/en-us/documentation/samples/mydriving/
モバイルアプリにXamarin、サーバーサイドはIoT Hubから始まって Machine Learning や Cognitive Services、Service Fabric に Power BI と最新サービスてんこ盛りで、遊ぶにはもってこいですね。
【VM Scale Sets & Open Source PaaS on Azure : Deep Dive】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/B885
VMスケールセットとCloud Foundryの話。
CFはともかく、VMスケールセット(VMSS)が超大切ということを発見。GAしましたもんね。
Spinnaker と組み合わせてCIのツールチェインに組み込むことができるなど、柔軟なデプロイモデルが作れそうです。
ASM時代の「クラウドサービス(PaaS)」をこの辺の仕組みで巻き取っていく方針なんでしょうか。
【Demystifying App Development on Azure】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/B841
AzureはPaaS頑張ってますよというお話。
開発者のニーズに合わせて、VMSS から Service Fabric、Azure Functions などなど様々なオプションが提供されている状況のまとめです。
ここでもキーワードは「Hyper-Scale」「Availabillity」「Agility」でした。
従来のプレゼンで良く出されていたサービスブロックの図はもう使い物にならないので書き換えましたとのこと(基調講演で登場した図ですかね)。
【Gaming at Cloud Scale】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/T622
基調講演でHanselmanがデモしたゲーム「Age of Ascent」の開発元がもう少し細かい話を説明。ASP.NET Core と Service Fabric というえらく尖った組み合わせに心が躍ります。
- ゲームのサイトはこちら: http://www.ageofascent.com/
- 開発者ブログはこちら: http://web.ageofascent.com/blog/
「Biggest MMO」ってすごいですね。
Service Fabric に32のマイクロサービスを乗せているなどの解説や、ソリューションエクスプローラーのチラ見せなど、短い中にも見所たくさんでした。
Channel 9 のビデオ、ちゃんと質疑応答まで収録してくれてまして、なにげにそこも見所です。
【U.S. Imagine Cup Award Presentation】
https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/T623
マイクロソフトの学生向けITコンテスト「Imagine Cup」のアワード受賞者によるプレゼンテーション。Imagine Cup にはご縁が無くもないので、学生でいっぱいの席にお邪魔してきました。
「Innovation」「World Citizenship」「Games」の3部門が設けられていて、それぞれ以下のようなものが受賞していました。
- Innovation: 「Lazy Eye (弱視?)」の診断と治療をゲームで行う仕組み。
- World Citizenship: 警察官のトレーニングをVRで行って死亡事故をゼロにしようというソリューション。
- Games: 「SUNDOWN」というゲーム。完成度の高さが評価ポイントでしょうか。
進行は緩めでしたが、しっかりした内容とプレゼンを楽しめました。
ちなみに、Imagine Cup 日本予選大会のファイナルピッチが間もなく4月23日(土)に開催されます。日本の学生さんもがんばって。
http://ms-innovation-day.jp/
さて、今日はここまで。
Day 3 も書きますのでよろしくお願いします!