はじめまして。Azure担当の原です。
3月29日~4月1日(現地時間)にサンフランシスコで開催されたマイクロソフトの技術者向けカンファレンス「build 2016」に参加してきました。
【Microsoft Build Developer Conference | March 30 – April 1, 2016】 https://build.microsoft.com/
速報的な記事はもう出揃っているかと思いますので、いきなりですが全体を通して感じたことを1つ。 今年の Build を象徴しているなと感じたビデオがこちらです。 【Microsoft Cognitive Services: Seeing AI app (audio description version)】
基調講演1日目の最後に流れたので、ご覧になった方も多いと思います。
今回のBuildで発表された Cognitive Services を使って、目が見えないエンジニアの生活をどのようにサポートしているかの実例を示した動画です。 講演中、サティアCEOが「Is technology empowering people」と何度か言っていたのはこういうことだったんですね。 テクノロジーで何ができるのか、具体論が示されたことで、デベロッパーに対しては「既にある素材でもここまでできるよ」と強く背中を押された気がします。 長丁場も終わりにさしかかって緩みかけた会場の雰囲気が一変したこの瞬間を現地で過ごせたことが、今回いちばんの収穫だったかもしれません。
今年のbuild、去年のような派手さはありませんでしたが、かつてはビジョンだけだった技術が実際に使えるSDKやAPI、HoloLensのようなデバイスとして登場するなど、確実に推進していく姿勢をはっきりと見せてくれました。それはまた、「フィードバックを求めています」というのが言葉だけで無いこと、動くコードを通じてデベロッパーと対話しようという姿勢なのだと感じられました。
このあたりは、現地を訪れたからこそ強く感じられたことのように思います。
といったような、技術はもちろんですが思わぬ角度からの刺激も受けられた3日間のイベントでした。
▼イベントの主なポイントはこちらをどうぞ。 知っておくべき Build 2016 における発表まとめ【4/4 更新】 | Microsoft Partner Network ブログ https://blogs.technet.microsoft.com/mpn_japan/2016/04/04/build-2016-announcements-summary/
▼1日目、2日目に行われた基調講演についてはいつもお世話になっているブチザッキさまをどうぞ。
//build/ 2016 Day 1 Keynote | ブチザッキ https://buchizo.wordpress.com/2016/03/31/build-2016-day-1-keynote/
//build/ 2016 Day 2 Keynote | ブチザッキ https://buchizo.wordpress.com/2016/04/01/build-2016-day-2-keynote/
それではまた。