いまこそDocker入門
こんにちは。プログラマーの古山です。
先日社内にてDocker入門セミナーをやりました。
dockerセミナーの様子
そもそもなんでこんなセミナーをやっているのか
弊社は定期的に社内で技術系のセミナーを開催しています。 これ自体はIT系の会社では珍しくないことだとは思いますが、開催理由は、その会社毎に性格があらわれるポイントなのではないでしょうか。 弊社ではこんな目的を掲げてセミナーをやっています。
- バックエンドエンジニア教育開始にあたり
日本人なら誰でも知っている例の丸顔キャラクター。あのテーマソング覚えていますか?
我が家には三歳児がおりますので、朝夕にこのテーマが流れるのですが、何年聞いても飽きない、そして深い、とても幼児向けとは思えない、いやむしろ何色にも染まっていない幼児向けだからこその、深い意味を感じさせる歌詞だと思います。
ア○パン○ンは問います。幸せとはなにか。よろこびとはなにか。
これほど普遍的で生の本質に根ざした問が他にあるでしょうか。誤解を恐れずに私はここで、ない、と断言します。
そして弊社のVISION 2020です。
我々は世界のシゴトを楽しくするを掲げております。
なにを幸せと感じるかは、もちろん人によって違います。しかし人はその人生の大半をシゴトにつぎこみます。
であれば、シゴトを楽しくする、が、先程の○ンパンマ○の問いかけに対する一つのメタ的な回答にならないでしょうか。
こんな根源的なVISIONを掲げる会社、しびれませんか。手前味噌モリモリもいいところですが、私はしびれます。
もちろん簡単に達成できるVISIONではありませんし、短期的に達成できるものでもありません。 しかしそれを達成するために、レベルアップが必要なことだけはわかります。
絵に書いたモチを現実とするために、僕らはスキルを磨いていきます。
そんなわけでこんなセミナーをやっております。
なぜ今Docker入門をするのか
使った資料はこちら
弊社でも1年ほど前から開発環境、本番環境へのDocker導入が進んでいます。
ある意味、入門の時期は過ぎ去ったといえます。しかし、それはあくまでシステムの基盤を構築するエンジニアの間での話。それ以外のエンジニア、またエンジニアの枠を超えてデザイナーまで観測範囲を広げると、まだまだという現状です。
えっ、デザイナーがDocker使える必要あるの!?
そう思ったあなたはするどい。実にするどい指摘です。しかしあえていいます。
**必要あるんです!**と
ちょっと手元でWEBサーバー立ち上げて組んだレイアウトを確認してみたい。そんなことないでしょうか。
既に開発環境が用意されていればいいですが、自分発、世界にまだ無いシステムを試したい時、どうしたらいいでしょうか。
世にあまたあるデザインのツールを試したらいいでしょうか。もちろんそれも正しい選択肢です。 しかし、我々は長いブラウザとの戦いの歴史の中で学んできたはずです。
実際にブラウザで確認しないとわからないくずれがある! ことを。
そんな時にこそDockerの出番。
Dockerは本番に使用するであろう環境とほぼ同等の環境を圧倒的手軽さで手元に用意してくれます。
つまりDockerは新しいサービスを世に出す敷居を、一段階、いや数段階一気に下げてくれるツールなのです!
セミナーを受けた人の声
受講後アンケートをとってみました。結果はこちら。
- 研修の目的は達成したと思いますか?
- 研修の内容は理解しましたか?
- この研修は今後に活かせると思いますか?
- 講師の説明・進行はいかがでしたか?
実を言うと弊社内でDocker研修は度々行われています。資料を見て頂ければわかりますが、今回は間口を広げかなり初心者向けの内容としました。結果既にこの内容を知っている人には満足度が足りず、まだ知らない人にはそれなりに有用なセミナーになったかと思います。
Dockerのハンズオンを開催したことがある方なら痛感されているのではないかと思いますが、Mac,Windows上、特にWindows上のDockerにはクセがあり、ハンズオンがあちこちで行き詰まり予定どおりに進行しないことが多々あります。
今回は、この事態を避けるためハンズオンはやりませんでしたが、今後は環境が均一になる、GCPのCloud Shellを使用するなどしてハンズオンも開催して行こうと思います。
みんなが環境構築できる会社へ
弊社は本ブログのサブタイトルにもあるとおり、億人の"シゴト"を熱くする!株式会社ISAOです。
億人の"シゴト"を熱くするためにサービスのスクラップ&ビルドを加速していきます。
そのためには限られたエンジニアだけがDockerで環境構築できても効果は限定的です。
全員がサービスを作れる会社。アイディアだけではなく実際サービスを作れてしまう会社。
そしていずれはその中から億人の"シゴト"を熱くする!サービスが生まれると信じて、今後もDocker化を進めていきます。
もし、コンテナとかDockerとか最近よく聞くけど、どう導入していったら…とお困りでしたら、お手伝いできることがあるかもしれません。ぜひご連絡ください。