良さそうに見えて、ダメなリーダーとは

バリフラットな組織運営をしているColorkrew(カラクル)では、役職や階層はなく、プロジェクトごとにリーダーがいます。

社歴や年齢に関係なくリーダーが選ばれていくこともあり、経験豊富で力強く引っ張っていくリーダーもいれば、リーダーとしての経験があまりなく、リーダーシップを発揮しきれない人もいます。

ちなみに、僕自身に関して言えば、バリフラットの中で、会社全体の経営プロジェクトのリーダーをやりつつ、同時にその他のプロジェクトにメンバーとして参画しています。

僕が考える優れたリーダー、反対にダメなリーダーについて、過去関わってきた上司たちも思い浮かべながら(笑)書きたいと思います。

いいリーダーの条件①成果を出す

リーダーは、成果にコミットし、そして成果を出すことが仕事です。
成果を出せなければ、事業であれば継続できませんし、そこにいるメンバーに安定した環境を提供し続けられないということになります。

成果を出すためには、コミット(気持ち)だけでなく、ビジョンを作り、みんなを巻き込み、プロジェクトマネジメントをするというスキルも必要になります。

いいリーダーの条件②コミュニケーションがしやすい

人あたりがよく、コミュニケーションハードルが低いことは重要です。

なぜ重要なのかというと、「必要な情報」が常にメンバーから入ってくる状態でなければならないからです。

悪い状況が起こっているのに、リーダーに言うと怒られるし、怖いのでなるべく隠すなんていうとこは、いろいろな組織でよく起こっているのではないでしょうか。

当然、悪いことを隠していても、そのうちより状況が悪化して露呈します。
その時にまた、正直に話すのではなく、うまく責任を回避するような説明をしてしまうようであると、根本的に解決することはできなくなります。

ですから、正直に話ができる環境を作ることはリーダーにとって非常に重要なことなのです。

いいリーダーの条件③エネルギーをチームに与えることができる

エネルギーは人に伝搬します。
エネルギーを持つことに関して、人は3種類いるそうです。

  • 燃えていて、周りの人も燃やす人
  • 燃えている人に近づけば、燃える人
  • 何をしても燃えない人

リーダーは、常に周りにエネルギーを与える人、すなわち“燃えていて、周りの人も燃やす人”でなければなりません。

良さそうに見えて、ダメなリーダーについて

ダメなリーダーの定義は、上記の逆なのですが、厄介なのが良さそうに見えるけど、実はダメなリーダーです。

典型的なパターンは、

A: 人当たりが良くてチームの雰囲気はいいけれど、スキルがないので成果が出せないタイプ
B: 権威主義的な統率をするので短期的成果は出すけれど、チームビルディングができないので、中期でチームをダメにするタイプ

Aのタイプは、メンバーには割と好かれているけれど、会社としては困ってしまいます。
Bのタイプは、一見会社から見ると成果を出すので、良さそうに見えますが、メンバーには人気がない。
そして、中長期のサステナビリティを考えると有害です。

Bに関しては、短期だけではないレビューをしたり、チームからのヒアリングで対処することができますが、問題なのはAのタイプです。

優しいのでメンバーからは嫌われないのですが、いつまで経っても成果がでない。

こういったダメなリーダーを放置せず、しっかり周りから働きかけて良いリーダーに変えていくことがチーム力を高めるためには重要です。

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良さそうに見えて、ダメなリーダーとは

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