AWS re:Invent2018 (Gravitonプロセッサ搭載・EC2 A1 Instances登場)

プリセールスの片貝です。

今回 AWS re:Invent 2018へ、エンジニアの西田と参加させて頂きました。

これから新規発表されたサービスを中心に、実際にテストや導入した内容を記載できればと考えております。

まずMonday Night Live でEC2のA1シリーズが発表されておりました。

Serverlessな環境が注目されている状況ではありますが、やはりEC2の進化も見逃せません。

EC2 A1 Instances

re:Invent2018&EC2_A1_Instances

このA1シリーズは、ARMベースとなりAnnapurna Labs(アンナプルナ)がカスタマイズしたCPUになるそうです。

Annapurna Labs とは、2015年にAmazonが買収したイスラエルの半導体企業で、ASICによるネットワークの高速化や昨年(2017年)に発表された、

EC2の新基盤 Nitro(ナイトロ)を開発した企業だそうです。専用CPUまで作成してしまうとは、Amazonは何処まで行くのでしょうか。

ただこのCPUはARMベースなので、アプリケーションはARM環境用にコンパイルが必要となりそうです。

EC2 M5A/R5A Instances

またAMDのCPUを搭載した、m5a、r5a インスタンスも選択可能になりました。

re:Invent2018&EC2_A1_Instances

選択可能CPU

これでEC2は3つのCPU環境を選択できる事になります。

re:Invent2018&EC2_A1_Instances

ただ残念ながら、まだ a1 インスタンスも m5a/r5a インスタンスも東京リージョンで選択する事はできません。

東京リージョンへリリースされるのを待ちつつ、他リージョンにてテストしてみます。

因みに、a1インスタンスが選択可能なリージョンでは、Amazon Linux 2 AMI (HVM) の選択肢に以下が追加されております。

〇64ビット (x86)、〇64ビット(Arm)

こんな感じ

re:Invent2018&EC2_A1_Instances

あとがき

まだ色々と新サービスの情報がありますので、順次アップします。