AWS re:invent2016 Key Note --- Day1 ---

こんにちは。

インフラ担当の赤川です。

現地11/30はKey Note Day1でした。

本日発表された新しい情報を簡単に書いていきたいと思います。

コンピューティングサービス

Light Sail

ls サーバなど利用したことのない方向けのVPSサービス。 できるだけ簡単にインスタンスを起動できる。 データ通信量などを含めた月額定額で、使いたいサービス(wordpress)を選択することができる。

T2

瞬間的なCPUバーストを出すことができるインスタンスである T2インスタンスの新しいタイプが追加されました。

R4

R3の後継ファミリーとして、R4が発表されました。 最大搭載メモリは488GBとなります。

I3

I2の後継ファミリーとして、I3が発表されました。

C5

C4の後継ファミリーとして、C5が発表されました。 コンピューティングの集約型ワークロードに最適なタイプです。

Elastic GPUs

EGPU EBSと同じ感覚で、既存のインスタンスに対してGPUをアタッチすることができるようになります。 3Dモデリングなど、幅広いグラフィックワークロードを実行したい場合に向いています。

F1

プログラマブルなハードウェアであるFPGAを利用可能なインスタンスファミリであるF1が発表されました。 自身でカスタムハードウェアアクセラレーションをプラグラム可能で、FPGAイメージを作成し、 ハードウェア上でカスタムロジックが動作する仕様となります。

DBに関するアップデート

Amazon Athena

athena

EMRやElasticSearchを利用するのはちょっと高価すぎるという場合の分析サービスで、 簡単なクエリを投げて分析/解析することができます。 ANSI-SQLをサポートしているので、特殊なスキル不要。

今後、S3を中心としたデータレイクを構成していくことをオススメしていました。

Aurora PostgreSQL対応

aurora_pg

2014年に発表されたAuroraがPostgreSQL互換対応版もリリースされます。 PostgreSQLでAuroraを利用したかったお客様には朗報ですね。

AI/ディープラーニング

Amazonの商品おすすめ機能など、これまでもAmazonはAIを利用してきた。 Alexa&Echoなどの音声サービスに対するディープラーニング。

Amazon Rekognition

reko ディープラーニングを利用した画像認識サービスとなります。 S3に格納した画像に対して解析を行い、状況、物体、顔情報に関するタグ情報を出力。

Amazon Polly

polly

テキストで省略した言葉(PPAP)なども解析し、省略している言葉も フル(PenPineappleApplePen)と発生してくれるサービス。

Amazon Lex

lex

そもそもAlexaとは? 音声認識エンジンで、一番の使われ方として「Prime Musicから?の曲をかけてくれ」 と頼むと曲をかけてくるなど。 サードパーティがSKILLSを使って開発している。 例)Uber(タクシー配車)、Capital One(残高を確認などのサービスも)

Alexaとして使っているテクノロジーを利用することができるようになります。

ストレージに関するアップデート

SnowBall Edge

snow

AWS <-> オンプレ間のデータ移行をよりパワフルに。 SnowBall Edgeでは1つのHDDで100TBまでの容量に対応しています。 クラスタリング可能で、ペタバイトまでクラスタリングが可能。 NFSやS3のAPIをサポート。 読み込み時にLambdaファンクションを指定可能。

AWS Snowmobile

track

トラックの荷台がハードディスクになっているそうです・・・ エクサバイトまでのデータ移行可能。 因みに完全防水対応!!今のところUSのみらしいです。。。

IoTに関するアップデート

AWS Greengrass

Gg

コネクテッドデバイスとAWS上で同じAWSプラグラミングモデルを採用することができるようになります。

ゲートウェイで実行し、Lambdaファンクションを実行可能でAWSサービスとの連携や認証、 周辺IoTデバイスとの連携を実施。

IoTデバイスではDevice SDKを利用してセンサーデータの収集やMQTTメッセージの送信を行い、 ステータス管理はAWS IoTのデバイスシャドウで実行されます。


Managedなサービスが次々と発表され、基盤側はAWSが担保するのでユーザは本業に集中して ビジネススピードを上げて欲しいとのメッセージ性が込められているように感じる内容でした。

アメリカはとてもビジネススピードが早いなぁと感じるのですが、日本でも近い将来 弊社が提供しているMSPサービスでは対応できず、よりユーザの手助けになるようなサービスが 求められてくる(既にそうなのかもしれません)のではないかとヒシヒシと感じました。