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前澤俊樹

  • 自分自身で34,560人に直接価値を提供するか、自分のプロダクトで億人に価値を提供するか。 プロダクトオーナーとはそういう仕事。

    はじめに : なぜ、プロダクトを作るのか。 社会人生活が22歳から始まり70歳で引退とするならば1営業日に3人出会って何かしらの価値を提供したとして、48年×240営業日×3人 =34,560人に影響を与えられることになります。 この数字も実際には非現実的なので実際にはどんなに多くとも1万人〜数千人といった感じでしょうか。 自分自身だけで仕事を通じて価値を提供するという選択をした瞬間に時間的な制約が発生してしまいます。 一方で自分が創り出したプロダクトは、時間的な制約を回避し、場所の制約を回避し、成功できるかにもよりますが億人に価値を提供することさえも可能です。 だから私はプロダクトを作っています。 私は、今Mamoruシリーズのプロダクトオーナーをしています。 Mamoruシリーズには、プッシュ通知&QR認証サービス 「Mamoru PUSH」と、この認証技術をDX推進に活かした ビジネスコンシェルジュツール 「Mamoru Biz」の2つがあります。 特に、このブログではMamoru Bizを絡めた説明をしていきます。 プロダクトオーナーとは何なのか プロダクトオーナーの仕事を一言で言うならば、プロダクトに関わる全役割の頭脳を持った指揮者です。 プロダクトを0→1で作る際には、法令違反していないか、他社特許に抵触していないか、規約はどうするのがベストかといった法務視点。 収益構造はどうなっているか、何年後にどの程度の事業になるのか、自社経営資源を有効活用できているのか、自社の市場価値を上げられるかなどの経営視点。 その他、営業、カスタマーサクセス、マーケティング、UI/UX/グラフィック、フロントエンド/バックエンド/インフラといった領域に関して考慮し最終的な意思決定者である必要があります。 とカッコつけたいところですが、実際の仕事はかなり泥臭くバリューチェーンの中で課題があれば埋めにいく方が多いです。 時には、各役割間で揉めていた際に仲裁に入るとかそんな感じです。そんな仕事の中で最も大事にしていることは、プロダクトとしての価値をブラさず磨き貫くことです。 プロダクトを作って展開するといろんなことが起きます。 その時々で軸をブラさずに時にはやることを選択し、時にはやめる決断をしていかなくてはいけません。 Mamoru Bizの話をすると、Mamoru Bizは ”名もなき仕事を減らすビジネスコンシェルジュツール” というコンセプトを大事にしています。 Mamoru Bizのプロダクトの価値としては、いかに働く方の名もなき仕事をビジネスコンシェルジュのようにツールが減らせるかということにあります。 そのこだわりこそが価値となり、プロダクトに宿るのです。 私は魂を込める作業と言っています。 ちょっと宗教ぽく感じる方もいるかもしれませんが、プロダクトに魂を込めると、プロダクトが勝手に成長したり性格を持っていきます。 そこまで育てあげられると大体のプロダクトは成功します。 プロダクトオーナーMamoru Bizを語る。 Mamoru Bizは、おかげさまで上場企業を中心に導入500社を突破し、メイン機能である座席表の座席管理というカテゴリーにおいては市場における存在感を示せるようになってきました。 中でも東京都庁、東京大学、放送局といった国の基盤を支えている組織に導入いただいており常に気を引き締めてプロダクト作り、運営をしております。 そんなMamoru Bizの他社との差は 魂を込めている価値でありコンセプト部分ですが、その他にはシリーズで培ったMamoru PUSHの認証やセキュリティー技術によって大企業の皆様にも安心してご利用いただいてる点、そして何よりインターナショナルでカラフルなメンバーで開発、デザイン、営業をしていることにあると思っています。 今後の展望としては、まず日本市場で受け入れられた後、今はブラジルでだけ展開していますが海外に展開して海外ならではの名もなき仕事を解決していきたいと思います。 最後に、 我々Colorkrewでは、”Color Your Work with Excitement” のビジョンに向けて今後どんどんプロダクトを作って発信していきたいと思っています。
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  • どうやって英語をうまく話せない日本人が、 サッカー大国出身者が集まったグローバルチームをリードしているのか。

    チーム紹介 リベロ(プロジェクトリーダー)日本人 FW(担当営業)日本人、イタリア人、ブラジル人×2 MF(UI/UX フロントエンジニア)日本人×2、ドイツ人 DF(バックエンドエンジニア、インフラ)日本人×3、ドイツ人、オランダ人、韓国 GK(カスタマーサクセス)日本人(Kumiko) 私は、サッカーを強くするためにサッカー大国のメンバーを集めたわけではなく、「世界のシゴトをたのしくする」サービスを作るために活動していたら、いつしかグローバルなチームのリーダーになっていました。 このチームでは、プッシュ通知&QR認証サービス Mamoru PUSHと、その認証技術を活かしたビジネスコンシェルジュツールMamoru Bizを展開しています。 自己紹介 軽く私、前澤俊樹の紹介をします。 私は英語が苦手です。ISAO(現Colorkrew)に入った直後に受けたTOEICは400点。 英語嫌い。留学経験はもちろんなし! そんな状態だったのに、今ではグローバルなチームをリードしています。 今このブログを読んでいるあなたも、きっとある日突然グローバルチームを率いていかないといけない日が来るはずです。そんな日が突然きても対処できるように、少しでも役に立てれば幸いです。 このあとの流れです。長いので目次にしておきます。 目次 序章:英語は突然やってくる 1章:カオスな状態でも英語の会議を続けてみた 2章:英語ミーティングにボイコットし始める日本人プレイヤー 3章:粘り強くやってたら、徐々に光が見えてきた 4章:更に新メンバーが追加し、会議以外も英語化 5章:今後の展望 序章:英語は突然やってくる はじまりは突然やってきます。 Colorkrewの代表KEIJIさんの名言の一つ、”英語は突然やってくる。”。 2019年4月に、英語しか話せないドイツ人のLuisa、ブラジル人のDaniel・Thiagoがチームに加入しました。 それまでは「一応グローバル目指しているし、会議も英語でやってみるか。だけどうまく説明できないものは日本語でいいよ。」という感じで、ゆるく英語にトライしてました。 この時点では、英語が話せないメンバーはそのルールも無視して、全部日本語で説明している状態でした。 その状況が、新メンバーの加入によって大きく変わります。 1章:カオスな状態でも英語の会議を続けてみた 新メンバー加入後、ドイツ語やポルトガル語で話すくらいなら英語で話すしかないので、一気に会議を英語化しました。 最初はカオスです。 英語が話せるグループと、英語が分からないグループと、英語を分かったふりして司会する私に分かれました。 ぶっちゃけると、全体の30%くらいしか理解していませんでしたが、天性の気持ちを汲み取る力でなんとか会議をしていました。 当時の会議を振り返ると恐ろしくて、みんなよく我慢してついてきてくれたなーと思います。 一度決めたことはやりきりたいタイプだったので、日本語で話してしまうメンバーには、「Could you try to speak in English again?」と何度も言い、諦めませんでした。 2章:英語ミーティングにボイコットし始める日本人プレイヤー しかし、そんなことを続けている時です。日本人メンバーのボイコットがはじまります。 しかもそのボイコットは静かに行われます。ブーイングのような反抗的な態度は一切見せてきません。みんな大人です。 人間、不快なことからは逃げたいものです。 なにかとアポがあるやら、忙しいやら理由をつけて、週に1回の大事な定例に参加しない日本人が増えてきました。
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