中間管理職はもういらない

中間管理職的シゴト

バリフラットモデルを採用しているISAOには中間管理職はいません。
必要ないと考えています。

では、そもそも”必要ない”中間管理職の仕事ってなんでしょう。

  • 承認するだけの仕事
  • 部下に資料を作らせ報告させ、チェックする。そして、さらに上司に報告する仕事
  • 取引先の部長に会って挨拶するだけの仕事

などなど。

これらの仕事には共通点があります。

それは生産をうみださないシゴトだということです。

そして、それはヒエラルキーによる不必要な権威主義をうみだすのです。

権威主義の悪については別のブログ ( 今日からやめよう。組織が陥る権威主義 ) で書いていますので、そちらを見ていただければと思います。

生産をうみだすことの大切さ

すべての会社はビジネスをおこない、それによる収益で成立しています。

ビジネスをおこなうのに必要なのは、取引先や市場に対して何らかの行為をおこない、それを収益向上に結びつけることです。

多くの会社では、社員の過去の功績に報いるために『マネージャー』というポジションを作り、生産を求めない中間管理職的な仕事をさせているのではないでしょうか。

中間管理職的シゴトだけしていると市場価値がなくなる

多くの中間管理職は、担当時代の功績でマネージャーになった人たち。
言ってみれば現場のエースたちです。

ではその人たちにとって、中間管理職的シゴトというのはどんな意味を持つのでしょうか。

担当で仕事をやっていた時に比べて給料は上がるのでしょう。

その会社で働く限りは問題はあまりありません。

しかし中間管理職的シゴトばかりをしていると、『生産する』というマーケットでの自分の価値は着実に落ちていきます。

今の世の中、どんな大会社でも安泰ではありません。

また、多くの会社が終身雇用を保証しないという方向に舵を切っています。

これからは多くの人がキャリアの途中で転職をする機会があるでしょう。

転職活動中の大会社の元部長さんが、転職エージェントに「あなたができることは何ですか?」と聞かれ、「部長ができます」と言ったという有名な笑い話があります。

きっとこの人は、前の会社では偉い人だったのでしょう。

特定の会社で中間管理職をやっていたというだけでは、全くスキルにならない。
こんな当たり前のことを理解していない。

悲しい話です。

中間管理職は不要か?

組織のマネージャーには二通りの役割があると思っています。

  • リーダーシップ
  • 管理

これからの組織で必要ないのは後者の管理する仕事です。
情報のオープン化・権限移譲を進めることで、組織の自律のレベルが上がれば、管理は必要なくなる。

一方、リーダーシップをとるのは重要な仕事だと考えています。

職位ではなく、事業のリーダーに権限を与える

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ISAOでは、中間管理職はいませんが、各プロジェクトにリーダーを任命しています。

リーダーはそのプロジェクトに関するすべての権限を持ちます。

こう説明すると「結局プロジェクトリーダーが権威を持つんでしょ」とよく聞かれます。
そうなってしまっては、権威主義に逆戻りです。

権威主義をつくらない、バリフラットの真髄

しかし、ISAOではプロジェクトリーダーの人が偉いという感覚はありません。
そうならない仕組みがバリフラットにはあるのです。

それは・・・

一人が複数のプロジェクトに参画する

あるプロジェクトではリーダーでも、他のプロジェクトではメンバーとなる。
そうすることで、特定の人が職位による権威を持つことができない仕組みになっているのです。

世界のシゴトをたのしく!

vision2020

ISAOの中期ビジョンです。

僕たちがつくるサービスを通じて、働く人を楽しくしたい。
そのためには、まずは自分たちが楽しく働き、そして最強のチームになる。

そうやって自分たちがこの働き方の破壊力を証明することが、世の中に影響を与えることにつながると僕たちは信じています。

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