ワークライフバランスについて

ワークライフバランス。近年、企業も社員もしっかり考えていかなければならない重要項目です。

僕が社会人になった、1990年代を振り返ると、いまで言えば完全にハラスメントだったなと思うようなことも多かったですし、残業規制などもほとんどない世の中でした。

当時の僕の同年代でも、150時間とか残業していて、ほとんど残業代がなかった僕と比べて倍くらいの年収の人もいました。

残業は多くても、サービス残業なんて言葉がない時代。
たくさん給料もでるし、それはそれで人によってはいい時代だったのかも知れません。

テレビでも「24時間戦えますか?」とかガンガン流れてました。これがわかる人は完全に40代以上ですね。ジャパニーズビジネスマン!

さて、世の中は完全に変わりました。

カラクルでも、毎月残業の多い人には、ヘルスケアチームが残業させないように必死に対策を考えたりしています。

元々僕は残業反対派なので、この世の中の流れはいいことだと思っています。

その一方で、「会社で仕事をしている8時間以外を、全く仕事から切り離す人」でデキる人はあまり見たことはありません。

20代、30代の若手で、“残業するな”をただ鵜呑みにして、それ以外全く仕事と関わらない人は、キャリアを作る上で知らないうちにハンディキャップを背負っているのかも知れません。

僕が残業をしなかった理由

20代のとき、僕は全く残業をしないタイプでした。

その一番大きな理由は、僕の営業の師匠から

「営業は、お客さんが稼働しているはずの営業時間以外には仕事はない。残業しているやつは、営業の仕事ではないことで仕事しているフリをしているだけだ」

と教わったからです。笑

実際に、残業している人は、営業とは直接関係のない説明資料とかをたくさん作る人が多かった気がします。

長い時間働くことが成果と必ずしも結びつかないことを、当時学びました。

平日は仕事の日

とはいえ、僕は平日、まっすぐ家に帰るタイプでもありませんでした。
直接的な仕事はしないものの、社内や取引先の人について、ほとんど毎日飲みにいっていました。

実は、これが自分の仕事にとって非常に重要な時間で、尊敬する先輩たちからたくさんのことを学ぶ時間となっていました。日中のアウトプットする仕事とは違い、100%インプットの時間です。

結果的に、平日はプライベートはほとんどない生活をしていました。
ただアフターファイブは、会社にいての業務、アウトプットとは違う時間の使い方をするので、精神的な負荷はほとんどなかったと記憶しています。飲み過ぎで身体的・内臓的な負荷が高い時はありましたが。

いまでも僕にとっては、平日はあくまで仕事の日です。
仕事の日と言っても、基本残業・長時間労働ではなく、必要あればすぐに仕事を優先する気持ち的なモードを保つということです。

休日はアウトプットしない

休日は、もちろん休みます。
ただ、休むとは言っても、チャンスがあれば仕事へのインプットをします。

本を読むこともそうですし、テレビや、その他のメディアを見て、見聞を広げることも広い意味ではリテラシーを高め、引いては仕事の役に立つ。

そういった新しい知識をもって、普段より少し距離を置いて、仕事のことを少し考えたりもしてみます。

僕が注意しているのは、休日は「アウトプットしない」ことです。
例えば、いいこと思いついたから次の週に必要なプレゼンを作り始めるとか、ブログの記事書いたりとかはしないようにしています。

それをやってしまうと、結局休めなくなってしまう。メリハリをつけるためにアウトプットはしないのです。

最後に。。

誤解をされたくないのですが、これは「いつも仕事のことを考えていた方がいい」という話ではありません

残業するなと言われて、仕事をし足りない人や、もっと成長を加速させたいと思っている若い人へのヒントになれば幸いです。

おすすめ記事