皆さん、新年あけましておめでとうございます!
昨年は、引き続き世の中が大きく変化した年になりました。
激動ではありますが、全く新しい変化が起こったというよりも、コロナをきっかけに世界で起こった変化が、さらに加速したように僕は感じています。
ヨーロッパや中東での戦争は終わる気配を見せず、世界的なインフレは一時的に落ち着いているものの依然として続いており、すべての分野で価格がどんどん上昇するのが日常の光景となっています。
卵の特売100円も見ることはなくなりましたし、うまい棒もついに15円になりました(笑)
東京23区のマンションも10年前に比べて2倍に。知り合いが車を買った話も最近聞いたのですが、随分高くなっていて驚きました。
バブル崩壊後に社会人になった世代として、これほど物価が上昇するのを体験したことはなく、日本のインフレを人生で始めて体感しています。
AIが益々身近になった2024年
我々の生活、特に仕事において、AIの進化の影響がますます大きくなってきています。
僕自身も、1年前に比べると、仕事でAIを使う量が10倍以上に増えたのではないかと感じます。スマホのアプリでもAIを使ってないアプリを探す方が難しくなってきました。
ということで、AI(Genspark)を使って、2024年の日本国内三大ニュースは?と聞いてみたところ、以下の結果がでました。
Genspark https://www.genspark.ai/
- 能登半島地震
- 日航機と海保機の衝突
- 箱根駅伝
うーん、まだまだな感じですね。笑
よく見てみたら、すべて1月3日までの出来事かい!
”1年間で”と聞いてみましたが、ほぼ同じ答えでした。ここら辺、まだまだですね。
大谷翔平選手の50-50の方が、箱根駅伝より大ニュースだと思うのは僕だけでしょうか。
世界のニュースを見てみましょう。
- 米大統領選でトランプ氏が勝利
- 台湾総統選で頼清徳氏が当選
- 北朝鮮軍部隊がロシアで戦闘開始
ほとんど政治や戦争のニュースになっています。
数年前までは、全体的に理想主義的な雰囲気があり、国の垣根が低くなり、世界が一体化に向かっているように感じていました。しかし、近年ではアメリカをはじめとする多くの国が自国優先主義に傾き、人類としての進化が停滞し、むしろ分断が深まっているように思います。
こうした状況を見ると、資本主義そのものが制度疲労を起こし、従来の枠組みでは対応しきれない時代に差し掛かっているのではないかと感じます。
イーロンマスクの資産が70兆円と聞いて、ぶったまげているのは僕だけではないでしょう。ちなみに2024年の彼の報酬は8兆円でした。
計算してみます。
この金額は、ハードワーカーの彼が、16時間/日、週休1日で働いたとすると、時給16億円です。秒給でも45万円。もうよくわかりません。笑
今こそ、新しい価値観と仕組みが求められているのかもしれませんね。
AIの進化を考えると、ホワイトカラーが担ってきた多くの仕事を、AIがより高い精度でこなせる時代が目前に迫っていると感じます。この流れがさらに加速すれば、数十年後には「人間が働かなくても良い社会」が現実となり、仕事するという行為そのものが希少価値を持つ時代が訪れるかもしれません。
一方で、働くことを「人生最大の喜び」であり、「死ぬまでの最高の暇つぶし」と考える僕やカラクラーのようなタイプにとって、これは大きな課題です。
Colorkrew Mission “Color Your Work with Excitement”
働く意義が薄れた社会で、自分らしさや生きがいをどのように見つけていくのか。AIの進化がもたらす未来は、ワクワクと不安が入り混じった複雑なものだと感じています。
2024年振り返り
「去年何書いたっけ?」をまずチェックしてみましょう。
https://blog.colorkrew.com/202401_keiji_newyear/
なるほど。
まとめると、新しいプロダクトをうみだしまくり、ターゲットマーケットを拡大し、さらにはブラジル以外の海外にも進出する、という内容ですね。
振り返ると、まさに有言実行の一年でした。
思えば、2年前のカラクルのプロダクトは、Colorkrew Bizを中心とした、新しい働き方である「ハイブリッドワーク」向けの機能を提供するというものがほとんどでした。
新しい働き方に必要な機能を提供するというコンセプトは、キープしながら、昨年は領域を拡大し、従来の働く環境に必要なものも提供しはじめ、それに伴い定義を改めました。
カラクルは、「新しい働き方に対応した、もっとも使いやすいWorkSaaSのプロダクトを提供する会社」になっていきます。
社内では、自分たちの強みである「海外からの優秀なエンジニア採用」を引き続き活かしつつ、これまで何となく対応できていると感じていたプロダクトマネジメント、プロダクトデザイン、QA、CSといった広範囲な領域を徹底的に見直しました。
その結果として、必要な体制強化の一環として新たな人材の採用も行い、それに伴い、チームは一段強くなったなと感じています。
僕自身の話をすると、コーポレート関連の業務をCFOの湯川にほぼ引き継いだことで、プロダクト開発と営業強化に全リソースを集中させることができるようになりました。
プロダクト開発は僕にとっても大きなチャレンジです。
50代になっても新しくエキサイティングな仕事に取り組めるのは、カラクルという環境ならではだと感じており、また新しい仕事に挑戦させてくれるチームには、心から感謝しています。
あとは・・・そうですね。
全社会議はようやく全て英語になりました。
これまでは、日本語で会議を行った後に英語で概要を伝えるという形式を採用していましたが、全て英語ファーストに切り替え、日本語で必要に応じてフォローする形に変更しました。この結果、時間的な効率が大幅に向上したと感じています。
社内からの「なぜ全員が英語で話さなければならないのか」という、10年以上続いていた根強い批判も、昨年あたりから急激に減少しました。少なくとも、全員がグローバルチームで働くことの意義や、それによって得られるチーム力の強さについて、皆が理解を深めたのではないかと感じています。
2025年のカラクル
2024年は、カラクルにとって新たな進化を遂げるスタートの年でした。しかし、まだ道のりの途中にあり、これからが本当の挑戦だと感じています。
イントラ、ワークフロー、セキュリティダッシュボード、など昨年リリースしたプロダクトは、マーケットからの反応を受け、ほぼ全てのプロダクトですでにリニューアルじゃないかというレベルの改良に現在取り組んでおり、2025年も継続してやっていくことになります。
2025年の年末には、「WorkSaaSといえば、カラクル」とマーケットに認識してもらえるように頑張ります!
チームの運営に関して。
2025年にはメジャーチェンジをしたいと考えています。
これまでもカラクルは、2015年に始めたバリフラット(超オープンで、超フラット)をベースにした、割とユニークな組織運営をしています。
この期間に数度のマイナーチェンジを行ってきましたが、チームのグローバル化や働き方の変化に伴い、当初のコンセプトではカバーしきれない課題が現れています。
さらに進化しなければならない。そう考えています。
現在、10月に人事・評価制度をフルリニューアルするため、議論を重ねているところです。
採用に関しても、2024年は若干ペースを落としましたが、2025年は再度ペースを上げてやっていきます。東京で国籍が入り乱れたチームの一員として、世界にインパクトを与える事業を共に成し遂げたい方、ぜひ名乗りを上げてください。
2025年も、引き続きカオス気味に、スピード優先で突っ走っていきたいと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いします!