今更聞けないシリーズ#1 Azure Cognitive Servicesとは

近年、世の中でDXが注目される中で、ColorkrewでもDXに関するお問い合わせを数多くいただいております。

その中でもお問い合わせの多いAzure Cognitive Servicesについて、どんなサービスなのか、どんな課金形態なのかをシリーズを通してご紹介したいと思います。
第一回目は、そもそもAzure Cognitive Servicesってなんなんだ?をテーマにお届けします。

Azure Cognitive Servicesとは

Azure Cognitive Servicesとは、AIの民主化を掲げるMicrosoft 社が提供するAIパーツのサービス群です。
機械学習で課題となる”データの蓄積”や”学習”のプロセスをなるべく簡略化し、サービスに対して簡単にアプリにAI機能を取り入れることができます。
Azure Cognitive Servicesの公式HPはこちら

Azure Cognitive Servicesってどんなことができるの?

Azure Cognitive Servicesは主に4つの分野に分かれています
・ 音声
・ 言語
・ 視覚
・ 判断

音声分野

技術例:音声分析、音声生成
音声分野では、主に”話す・聞く”といった機能をサービスに取り入れることができます。
用意したテキストを音声に変換して読みあげたり、ユーザーの音声をテキストファイルに書き起こすことができます。
例えば、音声分野を用いることで、プレゼンテーションにおいてプレゼンターが話した内容をそのままテキストデータに書き起こしたり、逆に用意した原稿をコンピュータに読みあげさせたりできます。

言語分野

技術例:テキスト解析、自然言語処理、形態素解析
言語分野では、主に文章の内容を理解(解析)することができます。
音声分野では、単に音声を文字として書き起こすだけだったのに対して、言語分野ではその書き起こした文章の意味を理解し、次の行動につなげることができます。
例えば、言語分野を用いることで、社内のヘルプデスク窓口のチャットで質疑応答の自動化ができます。

視覚分野

技術例:画像解析、画像分析、物体検出、OCR
視覚分野では、主に画像を理解(解析)することができます。
画像に写っているのは猫か犬かの判定や、レシートの画像から何を買ったかなど画像の内容を理解(解析)することができます。
例えば、視覚分野を用いることで、画像に写っている自社のロゴを検出などに利用できます。

判断分野

技術例:異常検知、文章検出
判断分野では、主に監視や問題の早期検出をすることができます。
製品の異常を早期に発見したり、自社サイトの異常なアクセスの検出など、日々変化するデータを理解(解析)することができます。
例えば、判断分野を用いることで、特定の投稿に対して、不快または好ましくない文章を検出することができます。

次回

次回はAzure Cognitive Servicesの中の”音声”分野について、より掘り下げて各サービスの特徴や価格体系について紹介します。

最後に

ColorkrewではAzure Cognitive Servicesを活用したPoCから本開発まで、様々な形で支援させていただきます。
Azure Cognitive Servicesを利用した開発支援について、ご興味ある方は以下からお問い合わせください。

 

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