Railsで何をやっても Routing Error uninitialized constant ~と言われて泣きそうになった時
...昨日まで、午前中まで、ちょっとさっきまで、正常に動いていた Ruby On Rails のアプリが、急に何をやっても「Routing Error : Uninitialized constant XXXXX Controller」というエラーになってしまい、うんともすんとも言わなくなってしまうという謎の症状に陥り、原因究明まで1ヶ月ほど泣きそうになっていたというしびれる経験をしたので、ここに解決までのTIPS(もとい、奮闘記?)を書いておこうかと。
犯人捜索編
まずはもうトラウマに近くなったこのRailsのエラー画面…。

まず、このエラーに陥ると、Railsくんは直接URLを指定して呼び出されるコントローラーを切り替えても、いやもうそれ以外何をしても、ただひたすら同じ「Routing Error」でコントローラ名だけ違うというエラーを吐き続けます。もうそれしかエラーメッセージ知らないかのようにそれしか言わなくなってしまうんです。でも、Railsのルート設定ファイルである
config/routes.rbは正常なのです(だってさっきまで動いてたし、ルーティング変えてないんだから当然ですよ)。Railsのログ見てもエラー画面と同じ程度の情報しか出ないし、サーバ側のエラーログ見ても毎回 404エラー で、そのルート(URL)にはコンテンツがない(Railsのcontrollerが動いてない)よ──としか書いてない。エラーログの処理スタックを遡って行っても特におかしいところがない… いったいこりゃなんだ!? もう心は折れました、だいぶベキベキと折れて、Rails嫌いになりました、でも捨てられません、お仕事なので、原因究明させないと前に進めないんです(T_T)StackOverflowとかサポートフォーラムを検索すると、同じ症状に陥っている人の質問がいくつかあるんですよねぇ…でも、回答が書いてない。 まじかよ~誰も解決してないのかよ~!? 誰か助けてくれ~…という状態。
そしてこの症状のさらに謎なところが、Rails環境を再構築(ゼロからすべてインストールし直す)と解消するのです(というか、その当時はそれでしか復旧する術がなかったのですがね)。そのため、最初はサーバ側(ApacheやRailsを中継していたPassengerとか)の設定とかキャッシュとかが問題なのかとか色々調べたんですが、すべて的外れでした(バグフィックスの時に「ここじゃね?」という勘が外れると凹むんだよねぇ…自分も老いたな──とか思ってしまう)。
さて、何度目かのRails再ビルドで、RubyのバージョンとRailsのバージョンを変えてみました。最初はRuby1.9.3+Rails4.1.0だったのを、Ruby2.0.0+Rails4.2.0にしてみました。バージョンってのには何気に相性がかなりあるので、その辺から攻めてみた次第。リビルド直後は問題なし、でも次の日のお昼にまた同じ症状が発生してしまった。 RailsのSQLiteデータベースが壊れているのかもと、リビルド直後にバックアップしていたDBに切り戻してみても駄目だ。もう一度DB初期化してデータを入れ直してみる。…ん? seeds.rb が通らない(Railsではデータベースに初期データを登録する時は
db/seeds.rbを使ってrake db:seedコマンドを実行するのだが、これがエラーになるのだ )。これは Rake のバイナリが壊れているのか?──いやぁ、このあたりが一番泣きそうな感じでしたねぇ…もう徒労感と絶望感しかない感じ。閃きも出ないしね。
そんなこんなで、一ヶ月近く同じ調査を続けてたのですが、そこにようやく光明が差し込んだ次第。いやぁ、苔の一念…ってヤツですかね~。なんと、こんなサイトを発見!
Rubyが突然動かなくなった “/usr/bin/ruby: No such file or directory”
prelink とな? CentOS環境では、必須でインストールされており cron.daily (一日一回動くcronジョブ) で勝手に実行されちゃう。弊害としてRubyのバイナリファイルを壊してしまう場合がある──とのこと。かなり怪しい。今度は prelink+ruby で検索してみるとようやっと出てきました…金脈にたどり着いた感じだ。
Rubyのややこしい配列とハッシュとシンボルについて整理してみた
...皆様、あけましておめでとうございます。
さて、2015年の初投稿は、私的に今最も熱いRubyネタで始めようかと思います。
まず基礎のおさらいとして、Rubyにおける配列には一次元配列の
arrayクラスオブジェクトと多次元配列(連想配列)であるhashクラスオブジェクトの二種類があります。それぞれの配列オブジェクトは定義する際に要素を囲い込むリテラル記号によって以下のように区別されています。array = ["A", "B", "C"] # 配列変数arrayを定義 hash1 = {:first => "A", :second => "B", :third => "C"} # ハッシュhash1を定義一次元配列である
arrayクラスオブジェクトは各要素値に数値添字が自動で割り振られるため、数値添字のインデックスにて各要素にアクセスができます。array = ["A", "B", "C"] puts array[0] # "A"が表示される一方
hashクラスオブジェクトはキー・バリュー型のオブジェクトなので、文字列型の添字(キー)で要素値にアクセスができます。hash2 = {"first" => "A", "second" => "B", "third" => "C"} puts hash2["first"] # "A"が表示されるさて、ここで一番最初の例で定義したhash1とhash2では、キーの指定の仕方が異なっていることに気づきましたでしょうか? hash1とhash2は要素値こそ一緒ですが、キーが異なるため同じハッシュではありません。
puts hash1 == hash2 # falseになりますhash1は ハッシュキーがシンボルになっているハッシュで、hash2は文字列をキーとするハッシュであるため、それぞれ異なるハッシュとなります。なお、ハッシュのキーはシンボルであろうが文字列であろうがハッシュ内でユニークである必要があります。また、文字列キーとシンボルを同名で混在させた場合、それぞれの要素が別のものとして扱われます。
AWS SDK for Rubyを使ってEC2インスタンスのステータスを確認する
...アプリケーション側で、任意のAWSのEC2インスタンスについて、現在の稼働状況をリアルタイムに確認したい時がある。例えば外部アプリケーションからEC2インスタンスを起動させたり、停止させたりする場合などに、インスタンスの稼動状況を確認してステータスが変わったら次のプロセスを実行したいとかいうケースが、それに当てはまる。
SDK for Rubyでは、
AWS::EC2クラスのclient.describe_instance_statusメソッドで特定のECインスタンスのステータスを取得することができる。インスタンスのステータスにはsystem_statusとinstance_statusの2種類があって、正確な稼動状態を確認したい場合はこの2つのステータスを取得する必要がある。 そして、注意しないといけないのが、インスタンスが停止している時はステータスが存在していないということだ。つまり、停止しているインスタンスに対してclient.describe_instance_statusメソッドを実行した場合、ステータス情報が格納されているinstance_status_setオブジェクトの中身が取得できないので、それを踏まえてコーディングしないと、ステータス取得エラーとなってしまう。 例えば、停止状態のインスタンスを起動した場合のステータスを監視する時など、最初はインスタンスが停止しているので、instance_status_setオブジェクト内にステータスがないということをあらかじめ想定して処理を作る必要がある。 また、ターミネートされたインスタンスはclient.describe_instance_statusメソッドを実行する対象自体がないことので、こちらも注意する必要がある。さて、上記もろもろを踏まえてEC2インスタンスのステータス確認するRubyプログラムを作ってみた。
chkins.rb
# encoding: utf-8 require "aws-sdk" def check_instance_status ec2 = AWS::EC2.new( :access_key_id => Params[:access_key_id], :secret_access_key => Params[:secret_access_key], :region => Params[:region] ) AWS.memoize do status = [] if ec2.instances[Params[:instance_id]].exists? ec2info = ec2.client.describe_instance_status({ 'instance_ids' => [Params[:instance_id]] }) if ec2info.instance_status_set.empty? # instance has stopped status << 'stopped' message = '%s has stopped' else ec2info.instance_status_set.map { |i| sys_status = i.respond_to?(:system_status) ? i.system_status.details[0].status : nil ins_status = i.respond_to?(:instance_status) ? i.instance_status.details[0].status : nil status << sys_status << ins_status } if status.include?('passed') # instance is running message = '%s is running' elsif status.include?('initializing') # instance is initializing message = '%s is starting' else # otherwise message = '%s is unknown status' end end else # instance has terminated status << 'terminated' message = '%s has already terminated' end puts sprintf("#{message}. status: %s", "Instance: #{Params[:instance_id]}", status) end end begin # init Params = { :access_key_id => ARGV[0], :secret_access_key => ARGV[1], :region => ARGV[2], :instance_id => ARGV[3], :timeout => ARGV[4].nil? ? 1 : ARGV[4].to_i } raise 'Parameter is missing.' if Params.values.include?(nil) for i in 1..Params[:timeout] do sleep 1 if i > 1 check_instance_status end rescue => e puts e endプログラム実行時の引数として、
Capistrano3のタスク内でトップレベルのタスク名を取得する
...Capistrano3でタスク書いていて、タスク内でcapコマンドとして実行されたトップレベルのタスク名を引いて、処理を分岐させる必要が生じて、そのトップレベルのタスク名取得に苦労したので、ここに備忘録化しておく。
基本的にCapistrano3でタスク内で自分のタスク名を取得したい場合、次のようにブロックの引数として引ける。
desc "main task" task :main_task => :sub_task do |task| run_locally do info ": This task name: #{task}" info ": Running main deploy task!" end end desc "sub task" task :sub_task do |task| run_locally do current_task = task.name_with_args.split(':').last info ": This task name: #{current_task}" end end上記タスクを実行してみると、こうなる。
$ cap test deploy:main_task INFO: This task name: sub_task INFO: This task name: deploy:main_task INFO: Running main deploy task!ただ、デプロイの共通設定を読み込むとかのサブタスクを作って、全てのメインタスクの前にそのサブタスクを実行するようなタスクチェーンを構築した場合に、特定のメインタスクが実行された時のみ、サブタスクの一部処理を分岐させたいとかの要望が発生すると、サブタスク内でメインタスクのタスク名を取得する必要が出てくる。つまりは、capコマンドで実行されるトップレベルタスク(例で言うところのメインタスク)を取得したいのだが、これがなかなかTIPSが見つからなくて実現するのに苦労した。 Capistranoのタスク処理は、コアで使われているRakeクラスで実現されているので、そのRakeクラスのApplicationメソッドから取得する必要があった。
素のRubyでMySQLクエリの結果を取得する
...Ruby+MySQLの処理をする時、たいていはMySQL操作系のライブラリで
ruby-mysqlやmysql2とかを使うケースが多いのだろうが、それらのライブラリなしの素のRuby環境でMySQLのクエリ操作を行う必要があったので、その際に書いたソースを汎用化してまとめてみた。まぁ…ほとんどニーズはないかもしれんが、一応TIPSとして共有化しておこうかと。mysql_query.rb
db = { :db_config => "~/.user.cnf", :db_name => "database_name" } query = "SELECT * FROM db_table_name WHERE primary_key_id = 1;" res = `/usr/bin/mysql --defaults-extra-file=#{db.fetch(:db_config)} -D #{db.fetch(:db_name)} -e \"#{query}\" ` if res.empty? then p "data is none." else lines = res.split("\n") columns = lines.first.split("\t") results = [] lines.each_with_index { |line, i| if i > 0 then tmp_hash = {} values = line.split("\t") values.each_index { |j| if values[j].match(/^\d+$/) then tmp_hash[columns[j]] = values[j].to_i else tmp_hash[columns[j]] = values[j].to_s end } results << tmp_hash end } p results endやってることは、コマンドラインでMySQLのクエリを発行しているのと同義で、標準出力としてのMySQLクエリの結果をRuby側で取り込んでハッシュにパースしているだけです。 なお、MySQL5.6からコマンドラインにパスワードを付与してmysqlコマンドを実行すると警告が出てしまうので、MySQLへの接続は
.user.cnfのファイルに書いて、そっちからインポートするようにしている。Capistrano3でEC2インスタンス新規作成から初期設定までのデプロイ(まとめ)
...ここまでAWSのEC2インスタンスを新規作成して、そのインスタンスに対しての初期設定までを、Capistrano3でタスク化することをやって来ました。難儀したものの、ようやくEC2インスタンスの準備が出来て、あとはミドルウェアやアプリケーションをインストールするだけ──というところまでたどり着きました。そこで今回は、これまでのデプロイの流れを一度総括してまとめてみようかと思います。
まず、Capistrano3を稼動させるデプロイサーバの準備から。公式のAmazon Linux環境などのEC2インスタンスをAWSマネージメントコンソール等からラウンチして、ログインしたら、Capistrano3をインストールします1。
# yum update -y # yum groupinstall -y "Development Tools" # openssl version OpenSSL 1.0.1h-fips 5 Jun 2014 # openssl version -d OPENSSLDIR: "/etc/pki/tls" # curl -L https://get.rvm.io | bash -s stable # source /etc/profile.d/rvm.sh # rvm list (※ rvm rubies と表示されればインストール完了) # ruby -v ruby 2.0.0p451 (2014-02-24 revision 45167) [x86_64-linux] # rvm install 2.0.0 -- --with-openssl-dir=/etc/pki/tls # ruby -v ruby 2.0.0p481 (2014-05-08 revision 45883) [x86_64-linux] # gem install rails --no-ri --no-rdoc # gem install capistrano # gem install capistrano_colors # gem install capistrano-ext # gem install railsless-deploy # cap --v (※ cap aborted! ~と表示されればインストール完了) # gem install aws-sdkデプロイサーバにてデプロイプロジェクトを実行するユーザを作成しておきます。デプロイタスクの内容にもよるのですが、対象のユーザはsudo権限を持っていた方が都合が良いかと思います。ユーザを作成したら、そのユーザで再ログインして、ホームディレクトリで、Capistrano3用のプロジェクトを作成します。
Capistranoのタスクを新EC2インスタンスが完全起動するまでsleepさせる
...Capistranoで新規作成したEC2インスタンスが完全に起動し切っていない状態で、そのインスタンスに対してSSHアクセスするタスクを実行すると、どこかしらでエラーになってタスクが完了しません。そこで、デプロイ対象となるEC2インスタンスの起動状態をチェックして、完全に起動していない状態の場合sleepして起動を待つようなタスクを作りました。
AWSのEC2インスタンスには3つのステータス情報があり、この全てのステータスを確認しないと、インスタンスの完全起動状態とは言えないので、注意が必要でした(下図参照)。

インスタンスが起動しているかどうかの確認は、AWSマネージメントコンソールでいうところの「Instance State」が
runningであるかを判定すればOKなのですが、実際にインスタンスにSSH接続ができるかどうかの確認は「Status Checks」欄に「2/2 checks」とあるように2つのステータス(INSTANCESTATUSとSYSTEMSTATUSのreachability)が共にpassedであるかまでを確認する必要があるのです。通常、インスタンスが起動すると「Instance State」は数秒から十数秒程度でrunningになるのですが、「Status Checks」は数分程度initializingで初期化処理を行っています。このステータスが共にpassedにならないとSSHアクセスでコケます。今まで私が使っていた
checkタスクだと、「Instance State」のステータス1つしか確認していなかったので、後続タスクがSSHアクセスで中断したりしていました。それを回避するためのタスクが今回のcheckタスクになります。task :check do run_locally do created_instances_list = 'CREATED_INSTANCES' def check_instance_status(instance_ids=[]) ec2 = AWS::EC2.new AWS.memoize do ec2info = ec2.client.describe_instance_status({'instance_ids' => instance_ids}) sys_status = ec2info.instance_status_set.map { |i| i.system_status.details[0].status } ins_status = ec2info.instance_status_set.map { |i| i.instance_status.details[0].status } status = sys_status + ins_status return status.include?('initializing') ? false : true end end ec2 = AWS::EC2.new begin if test "[ -f ~/#{created_instances_list} ]" created_instances = capture("cd ~; cat #{created_instances_list}").chomp ci = created_instances.gsub(/(\[|\s|\])/, '').split(',') target_instances = ec2.instances.select { |i| i.exists? && i.status == :running && ci.include?(i.id) }.map(&:id) raise "Is not still created all instances" if target_instances.length < fetch(:instance_count) if target_instances.length == fetch(:instance_count) then # 全インスタンス起動(Instance Stateがrunning) chk_retry = 0 while !check_instance_status(target_instances) do # インスタンスステータスが全てOKでない場合は15秒待つ(※20回までリトライする) info "In preparation of the instance: Status check " + (chk_retry > 0 ? "(retry #{chk_retry + 1} times)" : "") sleep 15 if check_instance_status(target_instances) then break end chk_retry += 1 raise "Instance is not still ready. Please run the task again after waiting for a while." if chk_retry >= 20 end # ここからが全インスタンス完全起動後の処理(初回ssh接続設定) target_instance_private_ips = ec2.instances.select { |i| i.exists? && i.status == :running && ci.include?(i.id) }.map(&:private_ip_address) pkfn = fetch(:private_key_file) target_instance_private_ips.each { |var| server var, user: 'ec2-user', roles: %w{web app}, ssh_options: { keys: %W(/home/deploy-user/#{pkfn}), forward_agent: true } } end end rescue => e info e exit end end # 後続タスクのサンプル(SSHしてhostnameを表示する) on roles(:web) do info capture "hostname" end end上記設定から、後続タスクのサンプル部分を削除したタスクを、CapistranoでEC2インスタンスを作成した後のデプロイタスクの直前に挿入してやる感じです。
Capistranoで新規作成したEC2インスタンスの初期設定
...本項では、Capistranoで新規作成したEC2インスタンスへSSHで初回ログインした際の、保守用ユーザの作成、初期ユーザに対してのパスワード設定、サーバのホスト名設定など、いわゆるサーバ環境の初期設定を行うタスクを作ってみます。
その前に、ホスト名のつけ方としての色々と試してみての所感なのですが、初回SSHログイン後にそれぞれのインスタンスに対してHOSTS設定する際にEC2側にタグ付けてしていってもできるのですが、まずインスタンス作成する時にあらかじめホスト名の元となるタグを付けておいて、各インスタンスログイン後はそのタグを参照してHOST名を設定する方がスマートだと思いました。特に複数インスタンスを同時に立てる時などにホスト名に連番を振りたいとかいう時は、カウンター変数を使って回している
ec2.instances.create()時にそのカウンターの数値を転用できるので簡単でした。ということで、インスタンス作成時にタグを追加する方法ですが、# タグ情報 set :host_name, 'deploy-client' ~(中略)~ created_instances = [] cnt = 0 while cnt < fetch(:instance_count) do i = ec2.instances.create( ~(中略)~ ) sleep 10 while i.status == :panding i.tags['Name'] = [ fetch(:host_name), format("%02d", cnt+1) ].join('-') created_instances << i.id cnt += 1 end ~(省略)~── と、
ec2.instances.create()の後でタグを付けてやればOKです1。 今回はこのNameタグの値をその後のタスクでインスタンスのホスト名として利用します。いきなり横道に逸れましたが、本題に戻ります。 初回SSH時のタスクとして、前回作成した
initタスクを使います。流れとしては、デプロイサーバ側で新たに作成するユーザ用のキーペアを作成しておいて、デフォルトユーザにてSSHログイン後、まず保守用の新規ユーザアカウントを作成ます。その後、そのユーザに公開鍵認証によるSSH設定を行い、デフォルトユーザにはパスワードを設定してsudo権限を剥奪、ホスト名を設定して一旦ログアウトしています。 まず、タスク設定前に各種パラメータを定義します。Capistranoで新規作成したEC2インスタンスにSSH接続する
...前回に引き続き、Capistranoで新たに作成したEC2インスタンスにSSHでログインしてみます。
まず、事前準備として、AWS側で新規インスタンス用のキーペアを作成しておきます。AWSマネージメントコンソールの「EC2」メニューから「NETWORK & SECURITY」カテゴリの「Key Pairs」メニューで、キーペアを作成できるので、必要に応じて作成してください。本項の例では、「deploy-test」というCapistranoが稼動しているデプロイ環境用インスタンスで使用しているキーペアを使います。

そして、利用するキーペアのプライベートキーファイル(本項例では
deploy-test.pemファイル)をCapistranoを実行するデプロイ環境のデプロイを実行するユーザのホームディレクトリ(本項例では/home/deploy-user/)にアップロードしておきます1。 アップロードしたプライベートキーには適切な読み込み権限を付与しておく必要があるので、ファイルのパーミッションを変更します。$ cd ~ $ chmod 600 deploy-test.pem $ ls -l *.pem -rw------- 1 deploy-user deploy-user 1692 Jul 2 10:18 deploy-test.pemデプロイ設定ファイル
config/deploy.rbは下記のように修正。# config valid only for Capistrano 3.1 lock '3.2.1' # AWS SDK for Ruby を読み込む require 'aws-sdk' # AWS SDK用の設定 AWS.config({ :access_key_id => '<AWS ACCESS KEY ID>', :secret_access_key => '<AWS SECRET ACCESS KEY>', :region => 'ap-northeast-1', }) # AMIのimage_id # Amazon Linux AMI 2014.03.2 (HVM) set :ami_image_id, 'ami-29dc9228' # 作成するInstance数 set :instance_count, 2 # 作成するInstanceタイプ set :ec2_instance_type, 't2.micro' # 作成先のAvailability Zones set :availability_zones, [ 'ap-northeast-1a', 'ap-northeast-1c' ] # 作成先のsubnet_id(必要に応じて) set :subnet_ids, [ 'subnet-********', 'subnet-********' ] # 使用するキーペア名 set :key_pair_name, 'deploy-test' # プライベートキーファイル set :privert_key_file, 'deploy-test.pem' # 利用するセキュリティグループID set :security_groups, [ 'sg-********', 'sg-********', 'sg-********', 'sg-********' ] # Capistranoデフォルトのタスクを削除する framework_tasks = [:starting, :started, :updating, :updated, :publishing, :published, :finishing, :finished] framework_tasks.each do |t| Rake::Task["deploy:#{t}"].clear end Rake::Task[:deploy].clear desc 'Launch an EC2 instance to each availability zone different' task :launch do run_locally do ec2 = AWS::EC2.new created_instances = [] cnt = 0 while cnt < fetch(:instance_count) do if cnt.even? then current_az = fetch(:availability_zones)[0] current_sn = fetch(:subnet_ids)[0] else current_az = fetch(:availability_zones)[1] current_sn = fetch(:subnet_ids)[1] end i = ec2.instances.create( :image_id => fetch(:ami_image_id), :monitoring_enabled => false, :availability_zone => current_az, :subnet => current_sn, :key_name => fetch(:key_pair_name), :security_group_ids => fetch(:security_groups), :disable_api_termination => true, :instance_type => fetch(:ec2_instance_type), :count => 1, :associate_public_ip_address => true ) sleep 10 while i.status == :panding created_instances << i.id cnt += 1 end execute "echo -n #{created_instances} > ~/CREATED_INSTANCES" end endでは、インスタンスラウンチタスクを実行してみます。
CapistranoでAWS EC2インスタンスをデプロイする時の注意点
...前回のデプロイ設定ファイルで新たに作成されたEC2インスタンスには、キーペアやセキュリティグループなどが設定されていなかったため、そのままでは作成したインスタンスにSSHでアクセスできませんでした…1orz
その後、色々とデプロイ設定を修正して、作成したEC2インスタンスにSSHでログインするところまで出来たので、その経緯を備忘録として書いてみた次第。 まぁ、CapistranoでAWSのEC2インスタンスを作成する際…というより、「AWS SDK for Ruby」でEC2インスタンスを作成する時の注意点…に近いのかもしれない。
まず、前回の
config/deploy.rbからインスタンスラウンチのタスク部分を見てみる。desc 'Launch an EC2 instance to each availability zone different' task :launch do run_locally do ec2 = AWS::EC2.new created_instances = [] cnt = 0 while cnt < fetch(:instance_count) do if cnt.even? then current_az = fetch(:availability_zones)[0] current_sn = fetch(:subnet_ids)[0] else current_az = fetch(:availability_zones)[1] current_sn = fetch(:subnet_ids)[1] end i = ec2.instances.create( :image_id => fetch(:ami_image_id), :availability_zone => current_az, :subnet => current_sn, :instance_type => fetch(:ec2_instance_type), :count => 1 ) sleep 10 while i.status == :panding created_instances << i.id cnt += 1 end execute "echo -n #{created_instances} > ~/CREATED_INSTANCES" end end作成するインスタンスに対して、AvailabilityZoneとSubnetの設定しかしていないので、そりゃあアクセス不能になります。最低限、セキュリティグループを設定して、外部からのアクセス経路を確保して、キーペアを設定して認証ユーザがログイン可能にしてあげる必要はあります。あとは、PublicIP(PublicDNS)を自動で割り振られるようにして、インターネットからのアクセスも出来るようにしておくあたりまでが、最小設定となるかと。
Capistranoで異なるAvilabilityZoneにEC2インスタンスをラウンチする
...前回、
次回はデータベースの作成や初期設定を直前タスクとして挿入して、さらにWordPressの設定ファイルの書き換え、GitHubからWordPressテーマをダウンロードするところまでやってみようと思います。
とか云っていたのですが、都合によりCapistrano3を使ってAWSのEC2インスタンス作成を行ったので、そのTIPSを残しておこうかと思います。 今回は、デプロイ用のEC2インスタンスから公式のAMIを利用してAvailabilityZonesが異なるエリアにそれぞれEC2インスタンスを立ててみました。試験的に、AMIは最新のインスタンスタイプ「t2.micro」に対応した「Amazon Linux AMI 2014.03.2 (HVM)」を利用して、Tokyoリージョンの1aと1cのAvailabilityZoneにそれぞれ2台ずつ、合計4インスタンスを同時に立ててみます。
※ 事前準備として、インスタンスを立てるAWSアカウントにてVPCやSubnet等EC2インスタンスを作成する上で必要最小限の設定をしておく必要があります。特に今回は異なるAvailabilityZoneへのインスタンスを立てるのでそれぞれのゾーンにSubnetを設定しておく必要があります。
さて、早速デプロイの手順です。 はじめに、デプロイ環境(サーバ)の設定を行うため、
config/deploy/test.rbを編集します。 今回は動的に作成したEC2インスタンスをデプロイ環境とするため、事前のサーバ設定ができません。というのも、AWSで立ち上がる新規インスタンスにはElasticIPを付与しないので、毎回PublicIPが異なり、エンドポイントURLも動的に変わってしまうためです。なので、今回はインスタンスが起動した後にCapistoranoのタスクにて対象サーバを設定するようにします。 初期のサーバ設定は不要となるので、記述をコメントアウトしておきます。なお、SSHのオプションだけは最終的に共通で利用する予定なので残しておきます(今回のデプロイタスクでは使いませんが…)。$ vim config/deploy/test.rb#role :app, %w{deploy@localhost} #role :web, %w{deploy@localhost} #role :db, %w{deploy@localhost} set :ssh_options, { keys: %w(/home/deploy/.ssh/id_rsa), forward_agent: true, }今回のデプロイでは、「AWS SDK for Ruby」を利用するので、あらかじめSDKをインストールしておきます。
$ sudo gem install aws-sdk次に、
config/deploy.rbにデプロイ内容を設定します。$ vim config/deploy.rb# config valid only for Capistrano 3.1 lock '3.2.1' # AWS SDK for Ruby を読み込む require 'aws-sdk' # AWS SDK用の設定 AWS.config({ :access_key_id => '<AWSアカウントのACCESS KEY ID>', :secret_access_key => '<AWSアカウントのSECRET ACCESS KEY>', :region => 'ap-northeast-1', # EC2 Instanceを作成するリージョン }) # AMIのimage_id # Amazon Linux AMI 2014.03.2 (HVM) set :ami_image_id, 'ami-29dc9228' # 作成するInstance数 set :instance_count, 4 # 作成するInstanceタイプ set :ec2_instance_type, 't2.micro' # 作成先のAvailability Zones set :availability_zones, [ 'ap-northeast-1a', 'ap-northeast-1c' ] # 作成先のsubnet_id set :subnet_ids, [ 'subnet-********', 'subnet-********' ] # Capistranoデフォルトのタスクを削除する framework_tasks = [:starting, :started, :updating, :updated, :publishing, :published, :finishing, :finished] framework_tasks.each do |t| Rake::Task["deploy:#{t}"].clear end Rake::Task[:deploy].clear desc 'Launch an EC2 instance to each availability zone different' task :launch do run_locally do ec2 = AWS::EC2.new created_instances = [] cnt = 0 while cnt < fetch(:instance_count) do if cnt.even? then current_az = fetch(:availability_zones)[0] current_sn = fetch(:subnet_ids)[0] else current_az = fetch(:availability_zones)[1] current_sn = fetch(:subnet_ids)[1] end i = ec2.instances.create( :image_id => fetch(:ami_image_id), :availability_zone => current_az, :subnet => current_sn, :instance_type => fetch(:ec2_instance_type), :count => 1 ) sleep 10 while i.status == :panding created_instances << i.id cnt += 1 end execute "echo -n #{created_instances} > ~/CREATED_INSTANCES" end end desc 'Check the activation status of new instances' task :check do created_instances_list = 'CREATED_INSTANCES' run_locally do ec2 = AWS::EC2.new begin if test "[ -f ~/#{created_instances_list} ]" created_instances = capture("cd ~; cat #{created_instances_list}").chomp ci = created_instances.gsub(/(\[|\s|\])/, '').split(',') target_instances = ec2.instances.select { |i| i.exists? && i.status == :running && ci.include?(i.id) }.map(&:private_ip_address) if target_instances.length == 0 then raise "No created instances" end target_instances.each { |var| server var, user: 'ec2-user', roles: %w{web app} } end rescue => e info e exit end end end task :deploy => :check do run_locally do info roles(:all) info 'Next task of deploy on new instances' # deploy start end end実際にインスタンスのラウンチをしてみる。
Capistrano3でWordPressのデプロイをしてみる
...Capistrano3を使って、自ホストに最新版のWordPressをデプロイしてみたのでその手順をログとして残しつつ、デプロイツール「Capistrano」の理解を進めていこうと思います。 事前準備として、デプロイ用の環境をAmazonEC2にt2.microインスタンスとしてラウンチして、WordPressが動作する環境(Apache+MySQL+PHP)、Rubygem(とRVM)、そしてCapistrano3のインストールまで出来ている状態で記載しています(この辺の事前準備の手順も後日TIPSとしてまとめたいと思っていますが、今回は省略します)。
さて、早速手順に入ります。 はじめに、デプロイプロジェクト用のディレクトリを作成して、Capistranoをインストールします。
$ cd ~ $ mkdir test-project $ cd test-project $ cap install STAGES=test mkdir -p config/deploy create config/deploy.rb create config/deploy/test.rb mkdir -p lib/capistrano/tasks CapifiedCapistrano3ではマルチステージデプロイ機能がデフォルトでONになっているので、単に
cap installを行っただけだと、productionステージとstagingステージが作成されてしまいます。 今回はテスト用に自分のローカルホストのみを対象にデプロイを試すので、testステージのみのプロジェクトを環境変数STAGESの引数に指定します1。次にCapistranoの初期設定を行います。必要ならば、プロジェクトディレクトリ直下に作成された
Capfileを編集します。$ vim Capfile今回はrvmやrbenvをデプロイに使わないので、編集項目はありません2。
続いて、デプロイ環境(サーバ)の設定を行うため、
config/deploy/test.rbを編集します。$ vim config/deploy/test.rb ---- role :app, %w{deploy@localhost} role :web, %w{deploy@localhost} role :db, %w{deploy@localhost} set :ssh_options, { keys: %w(/home/deploy/.ssh/id_rsa), forward_agent: true, }そして、
config/deploy.rbにデプロイ内容を設定します。